ストーリー

そして時は流れて現在…

ある晴れた日のお昼時…突然ひとけのない森に何か重いものが落ちる音がする。
???「痛っっった〜〜〜!!あの野郎…!!座標設定雑すぎなんだよ!!」
かろうじて木の上に不時着した人物は背中をさすりながらゆっくり状態を起こす。
???「…ここが今回の目的地…で合ってるのか?」
その人物が辺りを見回していると耳につけたインカムに着信が入る。

????『やぁやぁ〜諸君!異世界にやって来た気分はいかがですかな〜?』
インカムから聞こえてくる呑気な声に木の上に落ちた人物の額に青筋が立つ。
???「こんのクソ猫!!危うく串刺しになるところだったわ!!」
????『まぁまぁ…そう怒らないでくれたまえよ、シルバくん。この天才科学者、クルス様のおかげで無事に目的の世界へ着いたのだからね。もっと褒め称えてくれても構わないのだよ?』
電話越しにシルバと呼ばれた少年は大きくため息をつく。

シルバ🗡️「ったく…これのどこが無事なんだか…。で?お前はどこにいるんだよ。」
クルス✝️『それがねぇ…おねがい町…?という町であること以外全くわからないのだよ。猫の姿で着地したは良いけれど、なんせ誰かさんの大きなお尻が邪魔でね、辺りが全く見えなくて。』
シルバ🗡️「はぁ?尻!?」
そこでシルバはハッとして木の枝を掴んで慎重にその場から離れる。

クルス✝️「全く…このボクを下敷きにするなんて良い度胸だね。」
先程までシルバがいた場所で真っ白な塊がモゾモゾと動き出し、毛繕いを始める。

クルス✝️「それよりシルバくん、キミちょっと太ったんじゃない?足元気をつけないと落っこちるよ?」
シルバ🗡️「テメェ…!!」
激昂したシルバが腰に下げたレイピアを抜こうとしたその瞬間、シルバの足元からパキパキと枝が折れる音がする。
シルバ🗡️「は…?え…うわあぁぁあぁぁ!!」
足元の枝が折れて再び落下するシルバ。
数秒も経たないうちに地面に激突し辺りに鈍い音が響く。
クルス✝️「あ〜あ…言わんこっちゃない…」
クルスは白猫の姿のままシルバの胸元にひらりと着地するとクスクスと笑う。

クルス✝️「獣化したら落ちなかったかもしれないのにね? あ、バカ狼くんは獣化しても落ちてたか?」
シルバ🗡️「…くっそ…覚えてろよ…!」
強打した腰を指すりながらゆっくり起き上がったシルバは辺りを見回す。
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