ストーリー

シルバのライブの余韻が残る広場のモニター前。
あやめは胸の前で両手をぎゅっと握りしめたまましばらく動けずにいた。
🌼(これが…『夢』のライブ…!ドキドキが止まりませんわ…!)
あやめがそっと自分の胸に手を当てると早鐘のように打つ心臓の鼓動が手のひらに伝わってくる。
体の奥から突き上げてくるような強烈なときめき…あやめはこの思いを一刻も早くシルバに伝えたくて、アイプリショップの扉を勢い良く開け放つ。
🗡️「うぉっ!?」
そこにはライブを終えて戻ってきたシルバの姿があった。
シルバはあやめの様子を見て、ふっと口元を綻ばせる。
🗡️「その様子だと、俺の思い…伝わった見てーだな。」
🌼「えぇ!自分を信じて全力で想いを届けるあのライブ…最高に素晴らしかったですわ!」
🗡️「…まだ『自分には華がない』なんてくっだらねぇ言い訳して逃げるか?」
🌼「…いいえ、私はもう、心の真ん中に嘘をつくのはやめますわ。アイプリになって、誰よりも多く皆さんの笑顔の花を咲かせて見せます!」
🗡️「なら、お前のその覚悟…ライブを見せてみろよ。」
🌼「はいっ!」
あやめは大きく頷くと、広場の中央の女神像の方を見る。
🌼「でもその前に…少し女神様のところへ行ってもよろしくて?」
✝️「それならボクも行くよ。3人でお願いすれば効果も3倍!ってね。」
🌼「一緒にお願いしてくださるのですか!?ありがとうございます…!では早速行きましょう!」
あやめはそう言って女神像の方へ歩き出す。
🗡️「…非科学的なものは信じねぇんじゃなかったのか?」
✝️「プラセボだよ。強い暗示は時に薬より効果が出るものさ。」
🗡️「ハッ、ただの嘘つきかよ。」
シルバとクルスはあやめに聞こえないくらいの声量でボソボソと会話する。
🌼「お二人とも〜!!早く早く〜!!」
✝️「今行くよ〜!」

女神像の前に着くと3人は胸の前で手を組んで女神様に祈る。
🌼「…女神様…私は今まで、家のしきたりや自分に才能がないと言い訳をして本当の気持ちに蓋をしてきました。けれど、あのまっすぐなライブを見て、私もアイプリになりたいと強く思えるようになりました。私は、皆さんの笑顔の花を咲かせたいのです…!どうか、私にアイプリになる勇気をください…!」
✝️「彼女が勇気を出してアイプリとして輝けるようになりますように…!」
🗡️「あいつの願いが叶いますように…。」
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