ストーリー

🗡️「お…オルカ……?それはお前が気にすることじゃ…。大体俺は男として生きているんだからお前のしたことは間違って…って、おーい…聞いてる…?」
助けを求めたはずが、逆にものすごい罪悪感で青ざめているオルカを見て、シルバは慌ててフォローしようとする。
だがショックを受けているオルカの耳には届かず、数秒してハッと我に返ったオルカは隣にいるスピカの肩を掴んで揺さぶる。
🐬「スピカ〜!!どないしよ〜!!うち女の子に男子のブレザー渡してドヤ顔してしもた〜!!」
🌠「アウアウアウ…ちょ…オルカ…落ち着いて…。シルバは別に起怒ってない…むしろ気に入って…着てるって…アウアウアウ…。」
スピカは激しく揺さぶられて目が回りそうになりながら、必死にオルカを落ち着かせようとする。
✝️「えーっと大丈夫かい?とりあえず一旦落ち着いて。」
あまりにも不憫に思ったクルスが間に入ってオルカとスピカを引き離す。
✝️「とりあえず皆、一旦落ち着こうか。まずはオルカさん。シルバに男子の制服を渡したのは正解だから、気にしないで。で、シルバ…男性として生きろって言ったボクが言うのもなんだけど、アイプリの中でくらい、女の子に戻りな。ちゃんとスカートも似合っているし、何よりも男性アイプリは数が少なそうだから目立っちゃうよ。」
🗡️「っ…!!」
クルスから飛んできた言葉にシルバは言葉を詰まらせてしまう。
🗡️「男性は目立つ…だと…?」
✝️「ボクらの目的のためには下手に目立つのは良くない。だから、ここは任務遂行のために作戦の一環として『可愛い女の子のアイプリ』を演じるべきだとボクは思うな。」
🌠「…クルスの言う通りかも。アイプリバースはどちらかと言えば女の子の世界だから、登録されている曲も女性用の歌が多いから。
それに女の子の人数が多いってことは、女の子として輝くほうがより多くの人と繋がりやすいってことにもなると思う。」

クルスとスピカにそう言われたシルバはガシガシと乱暴に頭を掻きむしる。
🗡️「あーあーもうわかったよ!!着りゃいいんだろ!!これは任務のため!任務のためだからな!!」
恨めしそうに2人とアイプリカードを睨みつけるシルバ。そんな様子を見ていたオルカは今度はそっと両手をシルバの手に重ねる。
🐬「大丈夫。勘違いしてたうちがいうのもなんやけど、シルバくん…ううん、シルバちゃんは、ちゃんとスカートも似合うて(におうて)はったさかい、自信持って?な?」
オルカの上目遣いにシルバの心臓が大きく跳ね、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしながらオルカの手を振りほどいて背を向ける。
その様子にクラムゥはクスクスと笑いだし、その笑いがオルカやスピカ、クルスにまで伝染し、楽屋は笑いに包まれる。
🗡️「お…お前ら笑ってんじゃねぇ〜!!!」
21/37ページ
スキ