ssシリーズ 禪院家の期待外れ
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とある山中にある集落で呪霊が発生したとのことだった。
狭いコミュニティによくある案件だったが、問題はその呪霊を窓が確認していないことだという。
なんでも呪霊を認識できる村民がいたようでその人に詳しく話を聞くことにした。
集落の人たちは呪霊の存在は見えずとも認識があるらしく、私の姿を見ると「呪術師が来た」とコソコソと話していいた。
まずは呪霊の残穢を辿ろうとすると、年配の女性と男性に腕を引かれ
「元凶がいるんです!」
「あいつらが化け物をけしかけてるんです!」
そう言ってそこまで連れて行かれた。
凡そ家とは思えないような蔵に連れて来られ「こいつらです!」と指をさした先に目をやると小さな子どもが二人いた。
血や怪我でよく分からないが似たような顔をしているので姉妹だろうか、と思ったところでゾッとした。
「なんでこんなところに小さな子を…!なにやってるんですか!?」
「こいつらが化け物を!私の息子が怪我したんです!」
「馬鹿な、こんな小さな子達が出来るわけない!呪力だってまだ…!」
「そんなことないです、よく見ればわかるんじゃないんですか!?早く、早く殺してください!」
こんな子どもを殺せってそんなの私の仕事じゃない。こんなに怯えて怪我もしてる子たちを、こんな…
「とにかくこの子たちを早く手当てしないと!出してください!」子どもたちの居る檻の近くに目線を合わせる様に座り「今助けるからね、もう大丈夫だからね」と声を掛けた瞬間
後頭部に大きな衝撃が来て、遅れて鈍痛が通った。
気を失った私が最後に見たのは泣きそうな子どもたちの大きな目だった。
狭いコミュニティによくある案件だったが、問題はその呪霊を窓が確認していないことだという。
なんでも呪霊を認識できる村民がいたようでその人に詳しく話を聞くことにした。
集落の人たちは呪霊の存在は見えずとも認識があるらしく、私の姿を見ると「呪術師が来た」とコソコソと話していいた。
まずは呪霊の残穢を辿ろうとすると、年配の女性と男性に腕を引かれ
「元凶がいるんです!」
「あいつらが化け物をけしかけてるんです!」
そう言ってそこまで連れて行かれた。
凡そ家とは思えないような蔵に連れて来られ「こいつらです!」と指をさした先に目をやると小さな子どもが二人いた。
血や怪我でよく分からないが似たような顔をしているので姉妹だろうか、と思ったところでゾッとした。
「なんでこんなところに小さな子を…!なにやってるんですか!?」
「こいつらが化け物を!私の息子が怪我したんです!」
「馬鹿な、こんな小さな子達が出来るわけない!呪力だってまだ…!」
「そんなことないです、よく見ればわかるんじゃないんですか!?早く、早く殺してください!」
こんな子どもを殺せってそんなの私の仕事じゃない。こんなに怯えて怪我もしてる子たちを、こんな…
「とにかくこの子たちを早く手当てしないと!出してください!」子どもたちの居る檻の近くに目線を合わせる様に座り「今助けるからね、もう大丈夫だからね」と声を掛けた瞬間
後頭部に大きな衝撃が来て、遅れて鈍痛が通った。
気を失った私が最後に見たのは泣きそうな子どもたちの大きな目だった。
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