短編
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ピピピ ピピピ ピピピときそくただしくなりひびくおとがきこえるようなきがする。
ぼくはあたままでふとんにもぐりこむ。
うるさいなあ、いまなんじだとおもっているんだ。
ぼくはまだねむた「周ちゃん約束の時間から5分遅刻よ。登校初日から遅刻なんてだらしないわね」
「ん?………、うわっ!ご、ごめん!!」
「約束の時間決めていて良かったわね」
いつの間にかカーテンが開けられていたのか、手で勢いよく今まで僕の体を覆っていた布団を剥がされて、一気に視界が眩しく目がしぱしぱしているうちに、舌で頭を軽くスナップを効かせて叩かれる。痛くない、長年僕が悪いことした時にされるルーティンだ。
「ん、梅雨ちゃんおはよう…」
「起きたのね、おはよう。早く着替えた方が良いわよ」
「わかった…」
「寝ちゃだめよ」
「ん、わかった着替える」
「偉いわね」
近くぼーっとしていた僕がベットから足をつけ立ち上がると手を伸ばして僕の頭を撫でようとそぶりするので、頭を撫でやすいように頭を下げる。
梅雨ちゃんはたまに僕の事を弟の五月雨くんのように扱う事がある。まあそれを受容している僕も僕もだけれど、悪気は全然しない。
「じゃあ、リビングで待ってるわね」
「んー、わかったー」
梅雨ちゃんが僕の部屋から出て行ったあとのろのろと着替えに取り掛かる。
靴下を履き、パジャマを脱ぎ、シャツを羽織りボタンを留め、ズボンを履き、ネクタイを結、むす、む
「えっと」
中学が学ランでネクタイを結ぶ必要が無いからか、頭からすこーんと抜けたのか結び方がわからない。ネクタイを結んだのは中学1年の夏絵の課題で優秀賞取って正装した時以来だ。
僕は帽子を被り、あらかじめ昨日から用意していたリュックサックとブレザーとネクタイを持ち部屋から出て、リビングへ。
「周!!!また梅雨ちゃんを待たせてもう!!!」
遅れた事に関してはもう梅雨ちゃんに謝ったので、僕はお姉ちゃんの言葉を軽く無視した。
お姉ちゃんが無視した事に関して「もう!!!無視しないで!!!」とまた怒り、椅子に座ったお姉ちゃんの横を通り過ぎる際に軽く蹴られた。
勿論また無視して、梅雨ちゃんが座るソファの隣に座ると「もう!!!!!」ともう1回怒った。牛かよ。
「梅雨ちゃーん、ネクタイの結び方忘れたから結んでー」
「いいわよ、ネクタイ渡して頂戴……。…まだ初日なのにもうネクタイに皺ができたのね…」
「ちょっと試行錯誤してみたんだけど、全然結べなくて」
梅雨ちゃんは受け取ったネクタイを持ち立ち上がると僕の前に立ちするするとネクタイを結ぶ。僕はそれを次からちゃんと自分で結べるように目に焼き付けていく。
「周はいつまで経っても梅雨ちゃんにおんぶに抱っこだよね〜そんなんで雄英高校なんてだーいじょーぶー?」
僕は煽り耐性は充分にあるのでまた無視をする。しゅるっと上から輪っかに通すと首が苦しくならないようにしゅっと上にあげてくれる。よし、もう覚えた。明日はちゃんと自分でネクタイ結べそうだ。
結び終えた梅雨ちゃんは僕の隣へ座った。
「梅雨ちゃん、ありがとう」
「どういたしまして」
「周くんに煽る事言わないの!!!朝から姉弟喧嘩なんてしたらお母さん怒るからね!!!」と台所から片手に焼いた食パンを乗せた皿を持ち、もう片方には多分中身はお茶であろう2リットルの水筒持って出てくる。僕の目の前のテーブルに置いてお姉ちゃんの真正面に座る。
「もう!!!お母さんは周ばっかり!!!」
「はいはい、二子が周を煽る事言うからでしょう?」
僕はいつもの展開なので、2人の会話を特に気にしないで食パンを食べながら、リュックサックに水筒を詰め込む。
梅雨ちゃんも特に気にせずじっとテレビのニュースを見ている。
リュックサックに詰め込み終えた僕は梅雨ちゃんにこそっと「待たせてごめんね、行こっか」と言った。梅雨ちゃんは未だ噛み付くように喋るお姉ちゃんとそんなお姉ちゃんを宥めるお母さんが話しているのをチラチラっと見てまだまだ話しが続くと見越したのか「そうね」と一言言い荷物を持ち立った。
そのまま話している2人の横を素通りし、リビングのドアに手をかける。熱中してる時のお姉ちゃんはちょっとの事じゃ気づかない。そういうところが特に僕と似ていると思う。多分お母さんは横を通ったのを気づいていると思う、勘違いじゃなければ目が合った。
玄関で2人とも靴を履いて、僕は普段は出さないような声の大きさで「いってきます!!!!」と言う。外出する時の我が家のルールだ。
すぐに「いってらっしゃい」とちょっと遅れてから「いってらー」と聞こえた。
ぷりぷり怒っていてもちゃんと言ってくる姉の事を僕は正直ツンデレだと思っている。多分言ったら怒られるんだろうなあ。
でも、めんどくさいのかリビングから出てくる気はないらしい。登校初日なのに。
ぼくはあたままでふとんにもぐりこむ。
うるさいなあ、いまなんじだとおもっているんだ。
ぼくはまだねむた「周ちゃん約束の時間から5分遅刻よ。登校初日から遅刻なんてだらしないわね」
「ん?………、うわっ!ご、ごめん!!」
「約束の時間決めていて良かったわね」
いつの間にかカーテンが開けられていたのか、手で勢いよく今まで僕の体を覆っていた布団を剥がされて、一気に視界が眩しく目がしぱしぱしているうちに、舌で頭を軽くスナップを効かせて叩かれる。痛くない、長年僕が悪いことした時にされるルーティンだ。
「ん、梅雨ちゃんおはよう…」
「起きたのね、おはよう。早く着替えた方が良いわよ」
「わかった…」
「寝ちゃだめよ」
「ん、わかった着替える」
「偉いわね」
近くぼーっとしていた僕がベットから足をつけ立ち上がると手を伸ばして僕の頭を撫でようとそぶりするので、頭を撫でやすいように頭を下げる。
梅雨ちゃんはたまに僕の事を弟の五月雨くんのように扱う事がある。まあそれを受容している僕も僕もだけれど、悪気は全然しない。
「じゃあ、リビングで待ってるわね」
「んー、わかったー」
梅雨ちゃんが僕の部屋から出て行ったあとのろのろと着替えに取り掛かる。
靴下を履き、パジャマを脱ぎ、シャツを羽織りボタンを留め、ズボンを履き、ネクタイを結、むす、む
「えっと」
中学が学ランでネクタイを結ぶ必要が無いからか、頭からすこーんと抜けたのか結び方がわからない。ネクタイを結んだのは中学1年の夏絵の課題で優秀賞取って正装した時以来だ。
僕は帽子を被り、あらかじめ昨日から用意していたリュックサックとブレザーとネクタイを持ち部屋から出て、リビングへ。
「周!!!また梅雨ちゃんを待たせてもう!!!」
遅れた事に関してはもう梅雨ちゃんに謝ったので、僕はお姉ちゃんの言葉を軽く無視した。
お姉ちゃんが無視した事に関して「もう!!!無視しないで!!!」とまた怒り、椅子に座ったお姉ちゃんの横を通り過ぎる際に軽く蹴られた。
勿論また無視して、梅雨ちゃんが座るソファの隣に座ると「もう!!!!!」ともう1回怒った。牛かよ。
「梅雨ちゃーん、ネクタイの結び方忘れたから結んでー」
「いいわよ、ネクタイ渡して頂戴……。…まだ初日なのにもうネクタイに皺ができたのね…」
「ちょっと試行錯誤してみたんだけど、全然結べなくて」
梅雨ちゃんは受け取ったネクタイを持ち立ち上がると僕の前に立ちするするとネクタイを結ぶ。僕はそれを次からちゃんと自分で結べるように目に焼き付けていく。
「周はいつまで経っても梅雨ちゃんにおんぶに抱っこだよね〜そんなんで雄英高校なんてだーいじょーぶー?」
僕は煽り耐性は充分にあるのでまた無視をする。しゅるっと上から輪っかに通すと首が苦しくならないようにしゅっと上にあげてくれる。よし、もう覚えた。明日はちゃんと自分でネクタイ結べそうだ。
結び終えた梅雨ちゃんは僕の隣へ座った。
「梅雨ちゃん、ありがとう」
「どういたしまして」
「周くんに煽る事言わないの!!!朝から姉弟喧嘩なんてしたらお母さん怒るからね!!!」と台所から片手に焼いた食パンを乗せた皿を持ち、もう片方には多分中身はお茶であろう2リットルの水筒持って出てくる。僕の目の前のテーブルに置いてお姉ちゃんの真正面に座る。
「もう!!!お母さんは周ばっかり!!!」
「はいはい、二子が周を煽る事言うからでしょう?」
僕はいつもの展開なので、2人の会話を特に気にしないで食パンを食べながら、リュックサックに水筒を詰め込む。
梅雨ちゃんも特に気にせずじっとテレビのニュースを見ている。
リュックサックに詰め込み終えた僕は梅雨ちゃんにこそっと「待たせてごめんね、行こっか」と言った。梅雨ちゃんは未だ噛み付くように喋るお姉ちゃんとそんなお姉ちゃんを宥めるお母さんが話しているのをチラチラっと見てまだまだ話しが続くと見越したのか「そうね」と一言言い荷物を持ち立った。
そのまま話している2人の横を素通りし、リビングのドアに手をかける。熱中してる時のお姉ちゃんはちょっとの事じゃ気づかない。そういうところが特に僕と似ていると思う。多分お母さんは横を通ったのを気づいていると思う、勘違いじゃなければ目が合った。
玄関で2人とも靴を履いて、僕は普段は出さないような声の大きさで「いってきます!!!!」と言う。外出する時の我が家のルールだ。
すぐに「いってらっしゃい」とちょっと遅れてから「いってらー」と聞こえた。
ぷりぷり怒っていてもちゃんと言ってくる姉の事を僕は正直ツンデレだと思っている。多分言ったら怒られるんだろうなあ。
でも、めんどくさいのかリビングから出てくる気はないらしい。登校初日なのに。