短編
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雄英高校の会場に着き受験票を貰い、試験会場の椅子に座る。
学校が同じ人は連番なのか僕の左隣は梅雨ちゃん、右隣には学校で見たことがある金髪の子だった。
特に梅雨ちゃんとも右隣の金髪の子と喋るわけでもなく、試験会場はそれなりに人数が居るのにシンとしていた。
とりあえず僕は静かすぎる試験会場で寝ないよう試験に備えて俯きつつ、頭の中で復習をしていこうと思う。
筆記試験はそれなりに出来た。
これまで梅雨ちゃんと一緒に勉強したり、図書館に籠もりがちに勉強をしてきたから多分、その成果。
次の実技試験に緊張してどきどきしている奥底でほんの少しだけワクワクしている僕がいた。
「今日は俺のライヴにようこそー!!エヴィバディセイヘイ!!」
シンと静まっている試験会場にプレゼントマイクが声が試験会場の隅から隅まで響く響く。
何か僕ら受験者に言葉を返して欲しいのか、肩身を僕らに向け耳に手を添えよく聞き取ろうとする格好をしているが今の所誰も返さない。僕も返す気がない。
しばらくすると、誰も返す気がないのがわかったのかテンション高めに実技試験の概要を説明してくれるらしい。ポジティブだ。
どうやら7つのうち1つ指定された会場に行き仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐらしい。ちょっと怖い真面目な眼鏡君の質問によって正確にわかった事は各会場に一体お邪魔虫の仮想的がいるということ。
最後に雄英高校の校訓「Plus Urtra!!」で締めくくられプロヒーロープレゼントマイクの概要説明は終わった。
「…会場違うのね」
「…そうみたいだね」
説明が終わった後各指定された会場へ向かうべく梅雨ちゃんと一緒に行くと会場に入る直前に別の方向へ行こうとしたので、そこで初めて会場が一緒ではない事がわかった。
「お互い頑張ろうね」
「そうね」
ここで僕らは一旦解散した。
会場に入ると想像以上に広くて建物は高かった。
持ち込み自由のためリュックサックから取り出した筆を何本か入れた腰巻を巻いて、既に絵を描かれた紙と描かれてない紙をセットしたバインダーを持つ。
準備を終えた後は足をくじかない様に片足のつま先を立てぐりぐり回す。
会場が広いなら高い所に行き仮想敵がどこに居るか状況把握する方が良さそうだと思案していると「はい!スタートー!!」とプレゼントマイクの声が聞こえ僕は走り出したが周りは突然カウントなしに開始を告げられ動揺してるのか走り出したのは僕だけだった。
一歩リードした。
急いで階段駆け上り屋上へ着く。
既に仮想的と戦っている人が居るのか、あちこちから音がする。
紙を何枚かバインダーから取り手当たり次第想像していく。
見る見るうちに紙が形や大きさを変え狼や鳥、様々な動物に変化して行き四方八方に散って仮想敵を行動不能にしていく。
仮想敵を行動不能にしている途中で動けなくなっている人は一応避難させておいた。これもヒーローになるためには必要な事だろう。僕がなりたいヒーローは人を助けるヒーローだ。
既に絵を描いていた紙のストックが無くなりそうなので手のキャップを外し、空洞に細い筆を突っ込み絵の具を付け片っ端から絵を描いて行く。
35P。現時点で6分経過。
順調だ。このままこの調子で行こう。
特に変調の無いまま、実技試験は終わった。
試験前と不調は無いかと考えればちょっと絵の具を使い過ぎたせいで水分不足気味ぐらいだろうか。あとで持ってきたお茶がぶ飲みしようと思いつつちょっとふらふら歩いて会場を後にした。
「お疲れ様、飲みながら歩いていると危ないわよ」
「ぷは、梅雨ちゃん。…お疲れ様」
実技試験が終わりどうやら梅雨ちゃんは疲れているだろうに校門で待っていてくれたようだった。てっきりもう先に帰ってるのかと思ってた。
「梅雨ちゃん実技試験どうだった?」
「可もなく不可もなくと言ったところかしら」
「あはは、僕もそんな感じだよ」
と駄弁りながら朝来た通りに新幹線や電車を乗り継いで行って僕たちは家に帰った。
「私が投影された!!!
筆記満点、実技ポイント53P!!!
他にも見ていた点がある、そう!!それは救助活動P!!!!!
+17P!!
文句無しの合格だ!!
篝少年!!!ようこそ雄英高校へ!!!!」
約一週間雄英高校から届いた手紙で僕は雄英高校を合格したことをオールマイトの映像付きで知らされた。
その日の晩ご飯は僕の好きなものばかり食卓に並んでいて、姉がちょっと不貞腐れてた。
LINFで暇なことを確認し、梅雨ちゃんに電話で合格した事を伝えると梅雨ちゃんも合格していた。
同じ中学で倍率が高い雄英高校に受かるなんてすごく嬉しくてついつい長電話をしてしまった。
学校が同じ人は連番なのか僕の左隣は梅雨ちゃん、右隣には学校で見たことがある金髪の子だった。
特に梅雨ちゃんとも右隣の金髪の子と喋るわけでもなく、試験会場はそれなりに人数が居るのにシンとしていた。
とりあえず僕は静かすぎる試験会場で寝ないよう試験に備えて俯きつつ、頭の中で復習をしていこうと思う。
筆記試験はそれなりに出来た。
これまで梅雨ちゃんと一緒に勉強したり、図書館に籠もりがちに勉強をしてきたから多分、その成果。
次の実技試験に緊張してどきどきしている奥底でほんの少しだけワクワクしている僕がいた。
「今日は俺のライヴにようこそー!!エヴィバディセイヘイ!!」
シンと静まっている試験会場にプレゼントマイクが声が試験会場の隅から隅まで響く響く。
何か僕ら受験者に言葉を返して欲しいのか、肩身を僕らに向け耳に手を添えよく聞き取ろうとする格好をしているが今の所誰も返さない。僕も返す気がない。
しばらくすると、誰も返す気がないのがわかったのかテンション高めに実技試験の概要を説明してくれるらしい。ポジティブだ。
どうやら7つのうち1つ指定された会場に行き仮想敵を行動不能にし、ポイントを稼ぐらしい。ちょっと怖い真面目な眼鏡君の質問によって正確にわかった事は各会場に一体お邪魔虫の仮想的がいるということ。
最後に雄英高校の校訓「Plus Urtra!!」で締めくくられプロヒーロープレゼントマイクの概要説明は終わった。
「…会場違うのね」
「…そうみたいだね」
説明が終わった後各指定された会場へ向かうべく梅雨ちゃんと一緒に行くと会場に入る直前に別の方向へ行こうとしたので、そこで初めて会場が一緒ではない事がわかった。
「お互い頑張ろうね」
「そうね」
ここで僕らは一旦解散した。
会場に入ると想像以上に広くて建物は高かった。
持ち込み自由のためリュックサックから取り出した筆を何本か入れた腰巻を巻いて、既に絵を描かれた紙と描かれてない紙をセットしたバインダーを持つ。
準備を終えた後は足をくじかない様に片足のつま先を立てぐりぐり回す。
会場が広いなら高い所に行き仮想敵がどこに居るか状況把握する方が良さそうだと思案していると「はい!スタートー!!」とプレゼントマイクの声が聞こえ僕は走り出したが周りは突然カウントなしに開始を告げられ動揺してるのか走り出したのは僕だけだった。
一歩リードした。
急いで階段駆け上り屋上へ着く。
既に仮想的と戦っている人が居るのか、あちこちから音がする。
紙を何枚かバインダーから取り手当たり次第想像していく。
見る見るうちに紙が形や大きさを変え狼や鳥、様々な動物に変化して行き四方八方に散って仮想敵を行動不能にしていく。
仮想敵を行動不能にしている途中で動けなくなっている人は一応避難させておいた。これもヒーローになるためには必要な事だろう。僕がなりたいヒーローは人を助けるヒーローだ。
既に絵を描いていた紙のストックが無くなりそうなので手のキャップを外し、空洞に細い筆を突っ込み絵の具を付け片っ端から絵を描いて行く。
35P。現時点で6分経過。
順調だ。このままこの調子で行こう。
特に変調の無いまま、実技試験は終わった。
試験前と不調は無いかと考えればちょっと絵の具を使い過ぎたせいで水分不足気味ぐらいだろうか。あとで持ってきたお茶がぶ飲みしようと思いつつちょっとふらふら歩いて会場を後にした。
「お疲れ様、飲みながら歩いていると危ないわよ」
「ぷは、梅雨ちゃん。…お疲れ様」
実技試験が終わりどうやら梅雨ちゃんは疲れているだろうに校門で待っていてくれたようだった。てっきりもう先に帰ってるのかと思ってた。
「梅雨ちゃん実技試験どうだった?」
「可もなく不可もなくと言ったところかしら」
「あはは、僕もそんな感じだよ」
と駄弁りながら朝来た通りに新幹線や電車を乗り継いで行って僕たちは家に帰った。
「私が投影された!!!
筆記満点、実技ポイント53P!!!
他にも見ていた点がある、そう!!それは救助活動P!!!!!
+17P!!
文句無しの合格だ!!
篝少年!!!ようこそ雄英高校へ!!!!」
約一週間雄英高校から届いた手紙で僕は雄英高校を合格したことをオールマイトの映像付きで知らされた。
その日の晩ご飯は僕の好きなものばかり食卓に並んでいて、姉がちょっと不貞腐れてた。
LINFで暇なことを確認し、梅雨ちゃんに電話で合格した事を伝えると梅雨ちゃんも合格していた。
同じ中学で倍率が高い雄英高校に受かるなんてすごく嬉しくてついつい長電話をしてしまった。