American lemonade
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大量に送られてきた花と、一通の俺に宛てられた手紙に
どんな意図があったのか分からなかったけど、指定された場所へ向かえば
そこには何故かセナが居て
セナの姿を見たときは、
蛭魔妖一が何もなしにセナだけ来させるとは思わなかったし
もしかしたら他の奴も、なまえも、来てたんじゃないかって
そんなことが頭の隅に浮かんではいた。
それでも、峨王が来た辺りからはもう試合の事しか頭になくなって
セナを呼んだ理由に見当がつけば、それは更に俺のプライドに火をつけた。
俺は誰にも負けない
無敵の鉄馬さんが止められるわけない
キッドさんの神速の早打ちだって最強だ。
絶対、誰にも負けやしない。
勝って、決勝でセナたちと戦うのは 俺たち西部だ。
って、
今でも、思ってる。
キッドさんと鉄馬さんが、峨王にやられた今でも。
「残り3分で50点差…こんなもん、もう逆転不可能じゃねぇかよォォ…」
俺は、まだ何も諦めてなんかない。
『勝って』
あの時のなまえの言葉と俺自身のプライドが 心を突き動かす。
絶対勝ってやるってただそれだけを思わせる。
試合が終わる最後の1秒まで
フィールドに立ち続ける限り
「不可能じゃない」
「!」
「7連続でオンサイドキックを決めればいい。そして8連続でタッチダウンを決めればいい」
「…んなもんよォォ…」
「泥門なら諦めない」
諦めるなんて
そんな選択肢、あるわけないだろ。
「安心しろよ峨王、西部ワイルドガンマンズは 絶対に試合を棄てたりはしない…!」
こちらの様子を伺っていた峨王に、そう宣言してやれば嬉しそうににやりと笑う。
俺たち西部が最強だ。
絶対負けやしない。
キッドさんがいないなら、鉄馬さんがいないなら、
俺が、それを証明してみせればいい。
ただそれだけのこと
たった、それだけのことだ。
それがこの試合、
『勝つ』ってことだ
俺は負けない。二人と約束したからな。
El Presidente-エル・プレジデンテ-
【プライド】