ポケットモンスターseries
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久々に手応えのあるチャレンジャーとの勝負にしびれて
やはりジムリーダーも悪くない、なんて
終わってからもどこか心が踊っていたオレは
「珍しいな、ジムに来るなんて」
ジムトレーナーに案内されてきた幼馴染の神妙な面持ちを不思議に思いながらも
「後で顔を出そうと思ってたんだが…店はいいのか?」と声をかけた。
実家の料理屋を継いだなまえの店にはよく顔を出していて、普段なら仕込みなんかをやってる時間のはずだ。
いつも美味いが、今日の飯は更に美味く感じるだろうな…と思っていたんだが
それを聞いたなまえがらしくなく視線を外すから首を傾げる。
「…オーバに聞いたよ。四天王の話が来てるんだって?」
「あぁ…その話か」
ジム前で待ち構えていたオーバや、
チャレンジャーが帰って程なくやって来たタイミングを考えると、オレがジムを離れると思っているのか。
なまえには言わなくていいと言っておいたはずだが
アイツのことだ。話してるうちにヒートアップして口を滑らせたんだろう。
「とんだお喋りだな」
「…行くの?」
その問いかけに
そういえばオーバが四天王になった時も
『すごいけど なんかちょっと寂しいね』と言っていたのを思い出して
改造を始めてからすっかり寄り付かなくなったジムに
わざわざ足を運んできた理由に興味がわいた。
「どう思う?」
「どうって…ジムチャレンジャーとやるのはつまらなそうにしてたし、いいんじゃない。出世でしょ」
「そういう意味じゃないんだが…」
「何?」
「……寂しくないかって話さ」
「はぁ!?」
「オーバが四天王になった時は寂しそうにしてただろ?」
改めて口にするのは少し迷ったが
オーバの時と同じ言葉が出ないのは、少し面白くない。
とか…思っている辺りオレも多少子供っぽい自覚はある。
なまえに言わせればオレとオーバはいつまで経っても子供の時と変わらないらしいが…
それでもオーバとずっと競ってきた癖みたいなものだ。
「あ、あの時はあんたが居たからポロッと出ただけで…!私もいい大人なんだけど!?っていうか それオーバに言ってないよね!?」
「……」
「あんただってとんだお喋りじゃない!バカ!!」
「悪い…」
「だから帰ってくるたび店に顔出しに来るんだ!?もう〜…!」
やっといつもの『らしさ』が出てきたのはいいが
どうも思うように会話が進まずに頭をかく。
「…そういう話でもなかったんだが…」
「?はっきり言ってよ」
「オレがいなくなると寂しくないかを聞いたつもりだった」
「!…それこそいい大人なんだから、仕方ないでしょ。だいたいそんなこと言う相手も、」
「オレがきみを好きだと言っても?」
想定通りの言葉が返ってこないことにしびれを切らせて
口にしたのは とくに言う必要もないかと思っていた言葉。
この街に居続ける限り離れることはないし
店に行けばなまえがいて、オレはジムリーダーとしてしびれる勝負を楽しんで
それでいいと、今この瞬間も変わらずそう思っている。
そのはずなんだが、
「…え?」
「…」
「え、なに…?!」
「…四天王の話は断るつもりだ」
「はぁ?!」
「ポケモンリーグは自由に改造できないらしいし…あ、いや、街の人と関われるジムリーダーの方が素敵だし、」
「…」
「なにより、なまえに会えないのはオレが寂しいからな」
「?!な、っ〜〜す、好きにすれば!?」
「……」
付け足すように言った言葉にも
更に顔を赤くしてジムを出ていくなまえに
新しいひらめきが浮かんだ時にも負けないほど心が躍る。
「まいったな……その反応はなかなかしびれる」
トランスの二次側短絡により
この関係をどう改造していくかオレ自身が楽しみになってしまった。
←
やはりジムリーダーも悪くない、なんて
終わってからもどこか心が踊っていたオレは
「珍しいな、ジムに来るなんて」
ジムトレーナーに案内されてきた幼馴染の神妙な面持ちを不思議に思いながらも
「後で顔を出そうと思ってたんだが…店はいいのか?」と声をかけた。
実家の料理屋を継いだなまえの店にはよく顔を出していて、普段なら仕込みなんかをやってる時間のはずだ。
いつも美味いが、今日の飯は更に美味く感じるだろうな…と思っていたんだが
それを聞いたなまえがらしくなく視線を外すから首を傾げる。
「…オーバに聞いたよ。四天王の話が来てるんだって?」
「あぁ…その話か」
ジム前で待ち構えていたオーバや、
チャレンジャーが帰って程なくやって来たタイミングを考えると、オレがジムを離れると思っているのか。
なまえには言わなくていいと言っておいたはずだが
アイツのことだ。話してるうちにヒートアップして口を滑らせたんだろう。
「とんだお喋りだな」
「…行くの?」
その問いかけに
そういえばオーバが四天王になった時も
『すごいけど なんかちょっと寂しいね』と言っていたのを思い出して
改造を始めてからすっかり寄り付かなくなったジムに
わざわざ足を運んできた理由に興味がわいた。
「どう思う?」
「どうって…ジムチャレンジャーとやるのはつまらなそうにしてたし、いいんじゃない。出世でしょ」
「そういう意味じゃないんだが…」
「何?」
「……寂しくないかって話さ」
「はぁ!?」
「オーバが四天王になった時は寂しそうにしてただろ?」
改めて口にするのは少し迷ったが
オーバの時と同じ言葉が出ないのは、少し面白くない。
とか…思っている辺りオレも多少子供っぽい自覚はある。
なまえに言わせればオレとオーバはいつまで経っても子供の時と変わらないらしいが…
それでもオーバとずっと競ってきた癖みたいなものだ。
「あ、あの時はあんたが居たからポロッと出ただけで…!私もいい大人なんだけど!?っていうか それオーバに言ってないよね!?」
「……」
「あんただってとんだお喋りじゃない!バカ!!」
「悪い…」
「だから帰ってくるたび店に顔出しに来るんだ!?もう〜…!」
やっといつもの『らしさ』が出てきたのはいいが
どうも思うように会話が進まずに頭をかく。
「…そういう話でもなかったんだが…」
「?はっきり言ってよ」
「オレがいなくなると寂しくないかを聞いたつもりだった」
「!…それこそいい大人なんだから、仕方ないでしょ。だいたいそんなこと言う相手も、」
「オレがきみを好きだと言っても?」
想定通りの言葉が返ってこないことにしびれを切らせて
口にしたのは とくに言う必要もないかと思っていた言葉。
この街に居続ける限り離れることはないし
店に行けばなまえがいて、オレはジムリーダーとしてしびれる勝負を楽しんで
それでいいと、今この瞬間も変わらずそう思っている。
そのはずなんだが、
「…え?」
「…」
「え、なに…?!」
「…四天王の話は断るつもりだ」
「はぁ?!」
「ポケモンリーグは自由に改造できないらしいし…あ、いや、街の人と関われるジムリーダーの方が素敵だし、」
「…」
「なにより、なまえに会えないのはオレが寂しいからな」
「?!な、っ〜〜す、好きにすれば!?」
「……」
付け足すように言った言葉にも
更に顔を赤くしてジムを出ていくなまえに
新しいひらめきが浮かんだ時にも負けないほど心が躍る。
「まいったな……その反応はなかなかしびれる」
トランスの二次側短絡により
この関係をどう改造していくかオレ自身が楽しみになってしまった。
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