Rainbow 1
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逃れるように目を背け、クルーを見渡した。
「おい、コイツはいつ紛れ込んだ」
即座にシャチが反応する。
「それがよ!おかしな話、甲板にクルーが居たのに誰も侵入した所を見てねーんすよ!」
手振りを付け大袈裟にまくし立てるシャチを横目に、その隣に立つペンギンに視線を送る。
「どう思う」
「そうですね…戦闘能力があるとは思えないが…。侵入方法からすると、充分警戒すべきです」
海へ落としますか、とクルーから質問が飛んだが、その選択肢は何故か俺の頭には無かった。
「拘束した後、俺の部屋へ寄越せ。目的を聞く」
そう言い放ち、俺は甲板を後にした。
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