Rainbow 5
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私は痛む足を押さえ、元来た道を戻ろうと振り返る。
『………えっ?』
まさか、まさか見間違いじゃないよね!?
誰も居ないこの道で、建物の狭間に消えて行くあの男を見た気がしたのだ。
心臓がどくどくと音を立てる。急に背筋に寒気を覚えた。
視界の残像には
黒い、ハットの、男。
私は足の痛みも忘れて、男の消えた暗がりへ飛び込んだ。
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