Rainbow 5
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紙袋にはパーカーとカーゴパンツが入っていた。私はそれにそそくさと着替える
『あれ?』
パーカーを着ると、耳に何かが引っかかった。
鏡に右耳を映してみると、光る金の輪っかのピアス。
『こんなものどこで…』
注意深く見ると、どこかで見たような覚えがある。見慣れなくは、ない。そう、最近いつも目にしていた。
『ローのだ…』
けれど、どうして。
付けた覚えも付けられた覚えも無い。
『ねぇ、ロー。これ何?』
私は外したピアスを手に置いてローに突き出した。
彼は一瞬目を見開き、驚愕した表情を浮かべたが、すぐに元のポーカーフェイスに戻った。
「予想通りだなお前…。やはり覚えていないのか」
なんだろう。記憶が無いけど、もしかして昨日何かしたんだろうか…。
まさか無理矢理奪ったんじゃ…。
『…ごめん。全然覚えてなくて。コレ返すね』
そう言ってさらに手を突き出すと、ローの表情が曇る。目に悲しみの色が見えたのは気のせいだろうか。
「…それは昨日お前にやったんだ。持っておけ」
そう言って私の手からピアスを取り、耳に触れる。プツリとした感触に、それがはめられたのが分かった。
『そうだったんだ?じゃあ貰っとくね』
「…………あァ」
そう言うと、ローは私を上から下まで眺める。
何かおかしいんだろうか。でもローが買ってきた服だし。…何故かサイズがピッタリだったけど。
私が居心地悪くしていると
「お前に言っておく事がある」
ローが真剣な面持ちでそう言った。
「この島の男は皆、性病だ。近寄るんじゃねぇぞ」
『はぁ??』
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