Rainbow 4
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私は甲板に寝そべるベポの腹を枕にして、同じく寝っ転がっていた。
「でね、でね、そこから悪魔の実を奪って、バラバラにする力を手に入れたんだ。人間の年でまだ24才なのに、船長で船医で能力者なんて凄いでしょ!」
ベポの船長自慢はかれこれ1時間は続いている。
…あいつ、いつも上から目線だと思ったら、私より7つも年上だったんだ。…いや、年は関係ないか。ああいう性格だ、きっと。
それより不思議なモノがこの世界にはあるんだな…絶大な能力を手に入れると共に一生海に嫌われる実、か…
ローがまき散らした肉片を思い出したら、お昼ご飯がこみ上げてきた。
『…うん…それはキモ…すごい』
でしょでしょ!と得意気に顎を反らす白熊を他所に、私は手配書の彼を思い出していた。
“コイツも悪魔の実の能力者だ"
ローは確かそう言っていた。
『ねぇ、ベポ。“ひけん"さんも悪魔の実の能力者なんでしょ。どんな力なの?』
あぁ火拳のエースの事だね、そう言うとベポは続ける。
「聞いた話だと、体を火に変えて色んな攻撃ができるみたいだよ。白ひげ海賊団の隊長の中では1、2を争う位強いんだって。うちの船長には負けるけど」
“ひけん"は名前じゃなくて能力だったのか。
“エース"さんていうんだ…。
白ひげ海賊団って海賊王に一番近いんだよね。そこの隊長なんて格好いいじゃん。
……それに、あの悪戯な笑みが戦う時にどう変化するのか見てみたい。
私は純粋に興味が沸いた。
『で、白ひげ海賊団は、今どのあたりにいるの?』
「うーん、俺は分かんないよ。同じ航路じゃないみたいだし、目指す先は一緒だからその内会うだろうけど」
『………なーんだ…』
じゃあ明日船を降りる私が彼に会える確率って相当低いじゃん。
…つまんないな。
またローの話をし出したベポ。私は生返事をしながら頭の後ろで手を組んで、抜けるような青空を見上げた。
果てしなく続く水色を見ている内に、昼下がりの蕩けそうな陽気が手伝い、いつのまにかまどろんでいた。
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