Rainbow 3
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『あ…わわわ!』
隠れる場所の無い脱衣所、咄嗟にしゃがみ込み腕で体を覆う。
「わ、悪い!」
慌てて後退り、扉を閉めるペンギン。
なっ何で!ぺペっペンギンが…!?
ひたすらパニックになり、顔に全身の血が集結する。
さっき残りの日を平穏にと願った所なのに!私の願いはいつも無下にされるんだね!
ややあって、曇り窓に映るシルエットが伺う様に喋った。
「…あー、すまない…。見張り番が終わって風呂に入ろうと…。その、名無しさん、びしょ濡れだが…タオルや着替えは有るのか?」
『いっ今、シャチが取りに行ってて…』
「そうか、ならいい。…本当に悪かった。俺は何も見て無いぞ」
そう言うと、ペンギンは足音を立てて遠ざかって行った。
…何も見て無いって、びしょ濡れなの見てたじゃんか…。
けれど、それがペンギンの優しさだろう。それに着替えまで気遣ってくれていた。
ぶっきら棒に見えたペンギンは、案外温かい人なのかもしれない。
「おーい!名無しさんー!持って来たぞー!」
『バカ何してんの!遅いよ!そこに置いといて。こっち見たら海王類と同じ結末だよ!』
「…………………」
無言で隙間から手だけを伸ばし、衣服をソっと置くシャチが見えた。
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