Rainbow 3
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『あー!ごーくーらーくー!』
広い大浴場で仰向けに浮きながら鼻歌なんて歌ってみる。
思えば、船に来てこんなにリラックスしたのは初めてかもしれない。
まだ三日しか経ってないのに、毎日が果てしなく濃厚だ。
今までの人生の中で、有り得ない事ばかりが詰め込まれた日々だった気がする。
明日には島に着く。それまではもう、何事も無く平穏に過ごしたい。
…あの船長と同室な時点で無理な話かもしれないけれど。
『あと少しでみんなとお別れか…』
ベポにシャチ、ペンギンや、ローとも。
少し寂しく感じるのは、この世界で誰も身寄りが居ないせい…だと思う。
『……そろそろ出よう』
きっとシャチが待ちくたびれてる。
脱衣所へ出ると、肝心な物を忘れてる事に気が付いた。
…うっかり…。
『ねぇー!シャチー!』
曇りガラスの向こうに居る影に呼び掛ける。
「名無しさんおせーよ!俺の体に悪臭が染み付いちまったじゃねーか!」
『そんな事より、タオルと着替えが無いの!何でもいいから持って来て!』
「チェッ、お前その性格船長と良い勝負だよ」
悪態を付きながらも遠ざかる影。
うん、中々いい奴だ。クラスにもこういう奴居た。
シャチを待っている間に鏡で全身チェックをしてみる。よし、太ってない。元居た世界ではスタイルを保つ為に格段に気を配っていた。
だってやっぱり、女は顔と体が命でしょ?
もう少し胸が有れば完璧なんだけどなぁーっと、両手で上げて寄せていると
----ガラッ---
「……は?」
『……えっ?』
声に反応して振り向くと、そこに居たのはペンギンだった。
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