Rainbow 12
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啄む様な優しいキスとは裏腹に、無骨な手が性急に私の体を弄る。
するすると脱がされる服に、蕩けた脳が反応する。
私はローの胸を押し退けた。
夕日が差し込む明るい部屋には、身体を隠す術が無い。
ローは唇を離すと、なんだ、とでも言いたげな表情で私の顔を覗き込む。
私は横を向き、上半身を手で覆った。
『…まる見えで…恥ずかしい…』
「良い眺めじゃねェか」
『あっ…ちょ…ロー!』
そう言ってお構い無しに衣服を剥ぎ取り私を下着だけにすると、満足そうに見下ろした。
私は飛び出しそうな心臓を押さえて、片手でローの服の端を引っ張った。
『…何か…余裕なのがむかつく…』
「そうでもねェよ」
ローは私の髪を一房取ると、屈んでソッと口付ける。
今度は額に、瞼に、鼻に、最後に唇に口付けを落とすと同時に差し込まれる湿った熱。
直ぐさま舌に絡みつき、角度を変えては何度も吸い取る。息つぐ暇さえ有りはしない。
欲の遣り場を探す様に揺れるローの腰が足に当たり、布越しに感じる硬度が私の中心を熱くする。
私はお互いの体温を感じたくて、パーカーの下に手を滑り込ませた。
それに気付いたのか、ローは唇を外し上着をもどかしく脱ぐ。
途端に現れる均整のとれた筋肉と、絡まる入墨がまるで芸術品のようだと息を飲んだ。
ばさりと服が床に落ちる音と共に、ローはまた私に覆い被さり、口を塞ぐ。
上顎を、舌の根を、歯列までも綺麗になぞった舌は、最後に唇を丹念に舐め上げた。
どくどくと、密着した肌に響く激しい鼓動は、どうやら私の音だけでは無いみたいだ。
「…名無しさん」
その唇は顎を伝い、首を伝い、そこでまた名無しさん、と何度も。
もっと私の名前を呼んで、そうやって甘い痛みと共にローを刻み付けて。
彼だけのものになりたい、そんな馬鹿な女でいい。
背に回った腕がプツリとホックを外し、胸の圧迫が無くなる。
スルリと下着を取ったローは、起き上がると膝を付き私の胸を見下ろした。
そして緩く長い溜息を吐いた。
『……まさか小さ「違ェ」
言葉を遮り、指でツ…っと頂を撫でる。触れるか触れないかのその距離が、無性にもどかしくて身を捩った。
「俺が最初……じゃ無ェよな」
『…ん、初めてじゃない』
安心させようと言った言葉に、今度は深い溜息を吐かれた。
『……なに?』
「…………」
少し不機嫌に歪んだ顔が胸に埋まる。
キュっと先端に噛み付かれ、小さく声を上げれば、こちらを見上げ睨みつけられた。
「俺以外触らすんじゃねェぞ」
そう言うや否や、片手で円を描く様に揉みしだき、舌で頂の周りを強く刺激する。
『…ンッ……』
痺れる感覚に耐えられなくなって、鼻にかかった高い声が漏れる。
視線を下ろせば、夢中で胸を弄るローに眩暈がしそうだった。
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