Rainbow 2
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なんだか体が動かない。
………金縛りだ…… …怖い……
昨日見た恐ろしい夢のせいだろうか。
確か悪魔に殺されそうになったんだっけ。 その上、暴言吐かれて足蹴にされて、心が折れそうになって…。
…あぁ、思い出したくもない。
それより、金縛り解く方法ってどうするんだった?
あっアレだ
『南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 なむあ「…気色悪ィんだよ」
不機嫌そうな声が私のお経を遮った。
「…テメェ朝っぱらから何のまじないだ」
聞こえて来たのは頭上。
不確かな記憶の中にも、この声には聞き覚えがある気がした。
… 嫌な予感がする。
恐々その音源を確かめようとすると、額にチクチクとした違和感があった。 よく見ると、顎髭。 顔を上げると、視界一面の凶悪顔。
『あ…悪魔…悪夢…』
「誰について言ってやがる」
『ひぃぃ!夢だ夢だこれは夢だ』
私は金縛りを解こうともがく。
「チッ…抱き心地最低の枕だな」
瞬間、体の呪縛が解けた。 というか、私を捕縛してた腕が緩んだ。
神様仏様なぜ悪夢から覚ましてくれないんですか。日頃の行いのツケなら、違う形で精算しますから。
私は腰に回された手を振りほどき、苛々しながら言い放った。
『手ェ出さないって言ったよね?』
「………………ベポかと」
『アンタその言い訳恥ずかしくないの?』
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