Rainbow 13
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ギィギィと唸る幽霊船の甲板で、不愉快な光景に私は眉を寄せた。
「ごきげんよう!ヨホホホホ!!いやはや人に会うのも久しぶりなのにましてやこんな美人達にお出迎えされるなんて私はツイてますね!あ!挨拶が遅れました私ブルックと申しますそうそう見ます?練習中の斜め60ど……痛っ!」
グキリと音がするまで足を踏ん付けてやった。
「いやー手痛い歓迎ですね!足ですけど!」
『喋り過ぎなんだよ!』
キッと頭上のドクロを睨む。アフロに包まれたブラックホールの様な目は、良く見れば単に顔面に開いた穴だ。怖いどころか間抜けに見える。
『全然ホラーじゃ無いじゃんコミカルじゃん。怯えて損したよ…』
ルフィが一歩近付いた。
「そんな事よりお前仲間になれよ!」
『あんたさぁ、ずっと思ってたけど、クルーじゃ無くて個性集めてんでしょ!?ねぇ絶対そうだよね!!』
「いいですヨホホ」
『ガイコツも真に受けんな!…』
いきり立った私の肩にそっと手が置かれる。振り向くと、ナミが悲しそうに首を振っていた。
…あぁ、そう…。こうなったらもう無理なんだね。
肩から彼女の気持ちが伝わり、労う様に手を取った。
『…大変だね…』
「…ええ、本当にね…」
「お嬢さんそろそろ足退けてもらえませんか私美人は大好きですけど女王様プレイは好きじゃ無いんです願望で言えば虐められるより虐めたい方なのにいつも言葉責めされてそれがいつの間にか快感に……痛っ!」
ボキリと何かが砕けた感触が足裏に伝わった。
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