Rainbow 13
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「ひゃっほー!宴だ宴!この肉もーらい!あっ俺ルフィっへいうんは」
「麗しきプリンセス、さぁ恥ずかしがらずにこのサンジの愛を受け取って…」
「キャプテン・ウソップの生死を賭けた戦いの中でこんな出会いは日常茶飯事で…」
「今週の俺はミラクルスーパー・フランキー!ほらお前らご一緒に!ウー…スーパー!!」
…クセが強い…
フザケた自己紹介を聞きながら、置かれた酒を飲む気にもなれず、ゾロの方にそっと寄せた。
ゾロはそれをチラリと見ると掻っ攫い、ごくごくと喉を鳴らして流し込んだ。
『いつもこんなんなの…?』
「こんなモンだろ。お前の居た船は騒がしく無かったのかよ」
『…もっとマトモ…いや静かだったよ…』
いつも、ローが時間通りに食堂に現れれば皆唖然として手を止めるし、新聞を読めば黙り込んで、フォークを持てばホッとしてた。
ローを中心に動いて回って、彼が世界で法律で…。
周りの全てを魅了した。
いつの間にか私でさえも…。
皿に綺麗に盛り付けてある魚を少し取って口に運ぶ。口内に香ばしく広がる筈のそれは、悲しい事に味が感じられなかった。
「…この明るさが救いだろ」
ゾロが私の頭を乱雑に撫でる。その仕種に、我慢していたモノが込み上げてくる。
『…う…ん……』
私の表情の変化に、ゾロが慌てたように言葉を取り繕った。
「お、おい!そうだチョッパー!おめぇ名無しさんに聞きたい事があるって言って無かったか!?」
そう言って、斜め向かいに座る小さなタヌキ…チョッパーに問い掛ける。
私、ゾロに気を遣わせてしまったんだな…。
「あ!そうだ!おれルフィに聞かれて調べてみたんだけど…」
チョッパーはテーブルに置いた本を持ち、ちょこちょこと可愛い足取りで近付いて来る。
その懸命で愛らしい仕種に、ふっと頬が綻んだ。
「…やっぱり分からないんだ!なぁ“ヤリステ”って何だ??」
つぶらに見上げる黒い瞳を見て、頬が引き攣った。
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