Rainbow 13
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引き返して来たサニー号に名無しさんを連れて行くと、ナミはカンカンだった。
「ゾロ!あんた自分がどれだけ身勝手な事してるか分かってんの!?」
ビクッと肩を震わせた名無しさんは、また俯いてしまう。俺はやれやれと思いながら、その頭を撫でた。
いつの間にか大人しく腕に抱かれているチョッパーが、いささか気になったが。
「チッ、いいじゃねぇか。コイツの船が見つかるまでの間だけなんだからよ、なぁルフィ?」
「そーだなぁ、いいぞ!でもお前、何で置いていかれたんだ?」
全員が名無しさんに注目する。
俺もそれは気になっていた。
『…………たの……』
「なんだぁ?聞こえねぇぞー?」
『ヤリ捨てされたの!!』
「……………」
「……………」
「……………」
「ヤリステってなんだぁ?」
俺は額に手を当てて溜息を吐く。
コイツはオブラートに包むって事が出来ないらしい。
「……あの…」
ナミが動揺しながら声を掛ける。
度胸あんな。
「ご、ごめんね。ルフィが変な事聞いちゃって…」
『…いえ…こっちも赤裸々に口走ってごめんなさい』
「それにしても、ソイツ女の敵ね!絶対探し出してチョン切ってやりましょ!」
ナミは手をチョキにして力を篭め、何度もズタズタに切り裂く。
「お手伝いするわよ?」
ロビンはニッコリ笑って拳でグリッと握り潰した。
名無しさんはやっと笑顔を取り戻すと言った。
『ありがとう。好きにやったらいいよ。あの人医者だし』
チョッパーは彼女の腕からするりと抜け出すと、ミカン畑へ走って行く。
男共は青ざめながら船内へ通じる扉をくぐる。
俺は逃げ出したい衝動に駆られながらも、そっとブツのポジションを直した。
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