Rainbow 1
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「どうですか?あの女」
食堂で向かいに座ったペンギンが問う。
「話にならねぇ。支離滅裂、被害妄想、頭がおかしいとしか思えねぇ」
顔は可愛いのに残念だったんだな、とシャチが呟く。
「能力者の線は」
「ねぇな。水に落としたらギャンギャン喚いてやがった。今はベポに監視させている」
犬みたいなあの女を思い出し、口の端を上げながら目の前の料理を摘んだ。
「だからと言って、得体の知れない女を乗せる訳にはいかない。次の島で落とすか、今ここで落とすか、どうします?」
「まぁ、次の島までの玩具にはもってこいだな」
ハァー、と溜息を付くペンギン。
「他のクルーに毒なんで、あんまり無茶はしないで下さいよ」
「考えておく」
船長ずりー!と騒ぐシャチは刀に手を置くと静かになった。
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