Rainbow 9
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「あれ、名無しさん?」
女達の間から垣間見えた後姿に反射的に立ち上がる。
俺の腕に絡み付く手をやんわり解くと、非難めいた野次が飛んだ。
「あの子が友達?こっち来ないのね」
「ソッポ向いて行っちゃったわよ。興味無いんじゃない?」
その言葉に、不快感が押し寄せる。
「…うるせぇ!」
感情のままに怒気を飛ばすと、周りの女は静まった。
…うるせぇ、そんな事分かってんだよ。
殺しを説得したのだって俺の為じゃない。
酔っ払って言った言葉だって本気じゃない。
…んな事、俺が一番分かってんだよ!
立ち尽くす女の肩を押し除けて彼女の後姿を追った。
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