Rainbow 1
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『あんた誰?何の目的でここに連れて来たの?早く帰してよ!』
「お前、命が要らないらしいな」
チャキ、と首元で音が鳴る。またも首筋に当てられた刃に恐怖が蘇る。
「それは俺の台詞だ。お前は何者で、この船に侵入した目的は何だ」
『し…侵入?私はクラブで薬を飲んで…気付いたらここに…って、え…?ふ、船?』
「何フザケタ事ぬかしてやがる。お前が侵入したのはハートの海賊船だ」
海賊船?はぁ?何の遊びしてるのこの人。
それ流行ってるの?
『ねぇ…あんた、タクヤの仲間なんでしょ?それと黒いハットの男も共犯よね?』
「そんな奴はクルーにいねぇ」
駄目だ、海賊ごっこに夢中だ。完全に頭イっちゃってる。こんなデカい刀持ってる時点でイカレてるけど。
隈は酷いし目が恐ろしいけど、よく見りゃ結構恰好いいのに…
頭、残念なんだね…。
「…おい…その顔を止めろ。それよりお前、突然甲板に現れたらしいが悪魔の実の能力者か?」
悪魔の実?彼の妄想の中ではどんなアイテムなんだろう。
持ってると超人的な力が出るとか?
『…よく分からないけど、私にとって今の所…悪魔はあんただわ』
「ふざけるな」
チッと舌打ちして、男は私の腕を乱暴に持ち上げ立たせる。
しかし、足を拘束されている為に上手くバランスが取れない。
「面倒臭ェ」
そう言うと、私の足の縄を切り落とした。
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