このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

短い童話風な話

あるところに王子様がいました。
王子様は8歳の時に、悪い魔女に呪いを掛けられて目が見えなくなってしまいました。さらには暗い塔の中に幽閉されてしまいました。
けれども王子様が16歳の時、王様が派遣した騎士により王子様は救出されました。
王子様は久方ぶりに風呂に入り、身体を清め、清潔な服を着せられました。
そして王様との再会の前、善い魔法使いにより、王子様の目にかかった呪いが解かれました。
王子様なゆっくりと目を開けると、眩しい視界の中に、色白の金の髪をもった、華奢な美しい人が彼を見ていました。一目で恋に落ちた王子様は手を伸ばし話しかけます。
「ああ、貴女は……」
相手も同じように手を伸ばしたことに感動した王子は彼女を抱きしめようとして阻まれました。
「王子様、それは鏡です」
魔法使いの一言により、王子様の初恋は無残に散ったのでした。

おしまい。
1/11ページ
スキ