2025年バレンタイン小説(ミルムル)
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「チョコチョコ〜♪ オレがぜ~んぶ食べてやるからな〜、ニョホホー!」
やっぱり、バレンタインデーってのは最高のチョコ日和だぜ! 店という店に美味いチョコがたくさん売ってるのはこの日だけだからな〜! リルムの特製手作りチョコを食わされたのは災難だったけどな……。でもそれを過ぎりゃあチョコチョコチョコ……チョコのオンパレードだもんな!
「待ってろよ〜、今すぐうちに帰って全部食ってやるからなぁ……愛しのチョコ〜♡」
オレがパンパンに詰まった紙袋を開こうとしたその時。物凄ぇ電圧のビームが直撃して、オレの身体は骨まで丸焦げになっちまった。
これぞ本当の『ミルモ無惨』……って冗談言ってる場合じゃねー! このビームの出所は――
「お前だな、ムルモ!」
「お兄たまっ……!」
オレは立ち上がると一気に間合いを詰めて、茂みに隠れてた[[rb:素直じゃねーガキ>ムルモ]]の手を掴んだ。
「今まで何回触覚ビーム食らってると思ってんだ!」
「……ふんっ、数え切れないほど撃ってきたでしゅからね」
そう言ってムルモは掴まれた手を払うと触覚をパチパチ鳴らして、オレを思っきり睨みつけた。ホントかわいくねーな。
「ケツアタックーッ! といきたいところだが……お前、チョコ持ってるだろ」
「な、なんで分かるんでしゅか!?」
「オレ様くらいのチョコマスターになると匂いで分かるんだよな〜」
「本当に意地汚いお兄たまでしゅね」
「それくれたら、ケツアタックなしにしてやるぜ」
「お……お兄たまっ!?」
憎ったらしい顔をしていたムルモが一瞬にして目の色を変えた。
「ついでにほっぺたつねるのもデコピーマンもなしな。3倍返しがだぜ!」
「ううっ、不覚でしゅが渡すでしゅ……」
ムルモからチョコを貰う。包みを引っ剥がして、チョコをパキンと真っ二つに割って、片方をムルモに渡してやる。
「ほらよ。一緒に食おうぜ」
「今日のお兄たま、へんでしゅ……」
「いいからもらっとけ」
よぉし、チョコを受け取ったぞ。ムルモは俯いてて顔が見えねー。驚いた顔してるのを見てやりたかったがまあいいか。
――よし。覚悟を決めたぜ。
「1回しか言わねーからよく聞けよ。お前がオレにチョコ渡そうとしてたの知ってたんだ。知ってたけどお前からチョコ貰うの照れくせーからさ、お前が寝るまで隠れてたんだよ。そしたらさ······」
――お兄たまの······いじわるっ······もう、ぜったいにチョコなんか······渡してやりましぇんもんっ······!
「寝てるお前……泣きすぎで目腫れててさ……オレ、ひどいことしただろ。ムルモの兄貴失格だ。触覚ビームでもなんでも、受けて立つぜ」
オレはムルモに昔あったことを洗いざらい話してから、地べたにあぐらをかいて座りこんだ。ムルモは顔を俯けたまんま、手をぷるぷる震わせた。
「嫌でしゅ……嫌でしゅよっ!」
一瞬のことだった。ムルモが叫びながらいきなりオレに飛びついてきやがった。びっくりさせんなよ! 突然のことにオレは倒れそうになった。
「おおぉ!? 触覚ビームか? デコピーマンかっ……!?」
「しないでしゅ……ボク、お兄たまのこと……ホントは、大しゅきなんでしゅっ……!」
ムルモがようやく顔を上げた。ったく、嬉しそうな顔しやがって。
「ほっぺが真っ赤になってるじゃねーか……」
そう言って、オレはムルモのほっぺを指でつんとして、両手でむにっとして、オレの顔をムルモのおでこにうんと寄せて、それからくちびるを近付けて……ちゅーした。
「……、んっ…」
すぐに顔を離したが、まだ胸がバクバク鳴ってるな……ったく、オレらしくねー。
「あのさ……オレ、嫌いじゃねーから……」
「あい……」
「おいムルモ、無理矢理キスされてなにボサッとしてんだ。そーいうのは兄貴からでもおでこでも、イヤなものはイヤって」
「イヤじゃないでしゅ。嬉しかったでしゅ♡……ずっとずーっと、待ってたでしゅから……」
ムルモはオレの耳元に顔を近付けてささやいた。
「……本気にしゅるなんて、ほーんとお兄たまは、とんだお間抜けでしゅねっ!」
そう言って離れようとするムルモの身体をオレはうんと、うーんと力いっぱい抱き寄せると、ムルモは必死に抵抗してきやがった。
「離せでしゅ!」
「駄目だっ……!」
「さっきまでのはお芝居なんでしゅ、お兄たまのことなんか別に……」
「ならおめーの胸はなんでバクバクいってんだ!」
「……っ!」
ムルモの動きが止まった。その隙にオレはムルモの手を握ってぎゅっと包んだ。
「好きなら好きでいーじゃねーか」
「…………」
「どうして欲しいんだ? もう一回ちゅーしてやろうか?」
「もう十分でしゅ。だってボク、お兄たまにやってもらってばかりでしゅ……」
ムルモはギリギリ聞こえる程の小せえ声でつぶやいた。その間もこいつは動かなかったから、心臓のバクバクした音がオレの身体越しに伝わってきた。それからしばらくしてようやくムルモが真っ赤にした顔を上げて、オレの目を見て答えた。
「リルムしゃんとは違うんでしゅよ。ボクはお兄たまに何 にも出来ないんでしゅよっ……」
ったく、泣いてるじゃねーか……。ムルモの目から、涙が溢れてこぼれた。
「それがなんだ。オレは一生お前の兄貴なんだぜ」
オレはムルモの涙を手で拭ってやる。ムルモは「お兄たまのばか……」とオレのほっぺに顔をうんと近付けてくる。
「やっぱり、大しゅきでしゅ」
オレのほっぺにくちびるがやってきた。いつもは生意気してるあいつがほんの一瞬……一瞬だけは天使に見えた。
「……ほっぺた真っ赤になってましゅよ。お兄たまはほーんとウブでしゅね」
……時間が止まって、なんかずっと夢見てるみたいだ。こいつが顔を離してもオレはぼっーとしたままだった。気が付きゃムルモが背中を向けて、走り去ろうとしてやがる――オレは咄嗟にムルモの手を掴み取る。
「いきなりキスしといて逃げるなよなぁ……っ!」
ムルモの動きが止まった。もう一度抱き留めると、身体をよじらせて、こっちを見たかと思えばほっぺをぷぅっと膨らませて拗ねやがった。これだからガキは困るんだよな。
「いじわるなお兄たまでしゅね、どうして……」
「離したくねーから!」
「バカ正直でしゅね」
「ムルモはオレと一緒に居たくねーのか?」
「しょ、しょれは……」
ムルモがこっちに向き直った。オレの胸に顔を埋めてからほっぺを何度も擦り寄せて……、そんでオレの顔を見て声を張り上げた。
「……もっともっともっーと一緒に、じゅっと、じゅーっと居たいでしゅっ……!」
ムルモの顔がりんごみてーにみるみる真っ赤に染まる。
「ったく……一緒に居てやる。この先もずっと居てやるからな……」
オレは真っ赤なムルモのほっぺを両手で支えた。その後ムルモの身体をぎゅっと……とにかくぎゅっと抱きしめた。
「ほんとう、……でしゅか?」
「たりめーだろ」
「お兄たまもボクのことしゅき、なんでしゅか?」
「そうだって言ってるだろ。ったく、何回聞くんだよ。しょうがねーやつだな」
「……あっ! お兄たま、あのぅ…チョコレート、やっぱり……あーんしても良いでしゅか?」
「照れるじゃねーか……って、あーんするのか!? ムルモが、オレに?」
「あい……」
どーゆう風の吹き回しだろうな。ムルモはさっき半分に割ったチョコを手に持って、目をウルウルさせてオレをガン見してきた。
「分かったよ。しょうがねーなぁ」
「えっとぉ、あーん……」
ムルモは嬉しそうな顔をして、チョコをオレの口に運んだ。こんなゆっくりチョコを食うの生まれて初めてだぜ……でも悪くねー。だって……
「オレたち、ホントは仲良しきょうだいだもんな!」
「ふふっ……そうでしゅね♡」
その時ムルモの食べさせてもらったチョコの味は甘くて、すげー優しくて……忘れられない味になった。
やっぱり、バレンタインデーってのは最高のチョコ日和だぜ! 店という店に美味いチョコがたくさん売ってるのはこの日だけだからな〜! リルムの特製手作りチョコを食わされたのは災難だったけどな……。でもそれを過ぎりゃあチョコチョコチョコ……チョコのオンパレードだもんな!
「待ってろよ〜、今すぐうちに帰って全部食ってやるからなぁ……愛しのチョコ〜♡」
オレがパンパンに詰まった紙袋を開こうとしたその時。物凄ぇ電圧のビームが直撃して、オレの身体は骨まで丸焦げになっちまった。
これぞ本当の『ミルモ無惨』……って冗談言ってる場合じゃねー! このビームの出所は――
「お前だな、ムルモ!」
「お兄たまっ……!」
オレは立ち上がると一気に間合いを詰めて、茂みに隠れてた[[rb:素直じゃねーガキ>ムルモ]]の手を掴んだ。
「今まで何回触覚ビーム食らってると思ってんだ!」
「……ふんっ、数え切れないほど撃ってきたでしゅからね」
そう言ってムルモは掴まれた手を払うと触覚をパチパチ鳴らして、オレを思っきり睨みつけた。ホントかわいくねーな。
「ケツアタックーッ! といきたいところだが……お前、チョコ持ってるだろ」
「な、なんで分かるんでしゅか!?」
「オレ様くらいのチョコマスターになると匂いで分かるんだよな〜」
「本当に意地汚いお兄たまでしゅね」
「それくれたら、ケツアタックなしにしてやるぜ」
「お……お兄たまっ!?」
憎ったらしい顔をしていたムルモが一瞬にして目の色を変えた。
「ついでにほっぺたつねるのもデコピーマンもなしな。3倍返しがだぜ!」
「ううっ、不覚でしゅが渡すでしゅ……」
ムルモからチョコを貰う。包みを引っ剥がして、チョコをパキンと真っ二つに割って、片方をムルモに渡してやる。
「ほらよ。一緒に食おうぜ」
「今日のお兄たま、へんでしゅ……」
「いいからもらっとけ」
よぉし、チョコを受け取ったぞ。ムルモは俯いてて顔が見えねー。驚いた顔してるのを見てやりたかったがまあいいか。
――よし。覚悟を決めたぜ。
「1回しか言わねーからよく聞けよ。お前がオレにチョコ渡そうとしてたの知ってたんだ。知ってたけどお前からチョコ貰うの照れくせーからさ、お前が寝るまで隠れてたんだよ。そしたらさ······」
――お兄たまの······いじわるっ······もう、ぜったいにチョコなんか······渡してやりましぇんもんっ······!
「寝てるお前……泣きすぎで目腫れててさ……オレ、ひどいことしただろ。ムルモの兄貴失格だ。触覚ビームでもなんでも、受けて立つぜ」
オレはムルモに昔あったことを洗いざらい話してから、地べたにあぐらをかいて座りこんだ。ムルモは顔を俯けたまんま、手をぷるぷる震わせた。
「嫌でしゅ……嫌でしゅよっ!」
一瞬のことだった。ムルモが叫びながらいきなりオレに飛びついてきやがった。びっくりさせんなよ! 突然のことにオレは倒れそうになった。
「おおぉ!? 触覚ビームか? デコピーマンかっ……!?」
「しないでしゅ……ボク、お兄たまのこと……ホントは、大しゅきなんでしゅっ……!」
ムルモがようやく顔を上げた。ったく、嬉しそうな顔しやがって。
「ほっぺが真っ赤になってるじゃねーか……」
そう言って、オレはムルモのほっぺを指でつんとして、両手でむにっとして、オレの顔をムルモのおでこにうんと寄せて、それからくちびるを近付けて……ちゅーした。
「……、んっ…」
すぐに顔を離したが、まだ胸がバクバク鳴ってるな……ったく、オレらしくねー。
「あのさ……オレ、嫌いじゃねーから……」
「あい……」
「おいムルモ、無理矢理キスされてなにボサッとしてんだ。そーいうのは兄貴からでもおでこでも、イヤなものはイヤって」
「イヤじゃないでしゅ。嬉しかったでしゅ♡……ずっとずーっと、待ってたでしゅから……」
ムルモはオレの耳元に顔を近付けてささやいた。
「……本気にしゅるなんて、ほーんとお兄たまは、とんだお間抜けでしゅねっ!」
そう言って離れようとするムルモの身体をオレはうんと、うーんと力いっぱい抱き寄せると、ムルモは必死に抵抗してきやがった。
「離せでしゅ!」
「駄目だっ……!」
「さっきまでのはお芝居なんでしゅ、お兄たまのことなんか別に……」
「ならおめーの胸はなんでバクバクいってんだ!」
「……っ!」
ムルモの動きが止まった。その隙にオレはムルモの手を握ってぎゅっと包んだ。
「好きなら好きでいーじゃねーか」
「…………」
「どうして欲しいんだ? もう一回ちゅーしてやろうか?」
「もう十分でしゅ。だってボク、お兄たまにやってもらってばかりでしゅ……」
ムルモはギリギリ聞こえる程の小せえ声でつぶやいた。その間もこいつは動かなかったから、心臓のバクバクした音がオレの身体越しに伝わってきた。それからしばらくしてようやくムルモが真っ赤にした顔を上げて、オレの目を見て答えた。
「リルムしゃんとは違うんでしゅよ。ボクはお兄たまに
ったく、泣いてるじゃねーか……。ムルモの目から、涙が溢れてこぼれた。
「それがなんだ。オレは一生お前の兄貴なんだぜ」
オレはムルモの涙を手で拭ってやる。ムルモは「お兄たまのばか……」とオレのほっぺに顔をうんと近付けてくる。
「やっぱり、大しゅきでしゅ」
オレのほっぺにくちびるがやってきた。いつもは生意気してるあいつがほんの一瞬……一瞬だけは天使に見えた。
「……ほっぺた真っ赤になってましゅよ。お兄たまはほーんとウブでしゅね」
……時間が止まって、なんかずっと夢見てるみたいだ。こいつが顔を離してもオレはぼっーとしたままだった。気が付きゃムルモが背中を向けて、走り去ろうとしてやがる――オレは咄嗟にムルモの手を掴み取る。
「いきなりキスしといて逃げるなよなぁ……っ!」
ムルモの動きが止まった。もう一度抱き留めると、身体をよじらせて、こっちを見たかと思えばほっぺをぷぅっと膨らませて拗ねやがった。これだからガキは困るんだよな。
「いじわるなお兄たまでしゅね、どうして……」
「離したくねーから!」
「バカ正直でしゅね」
「ムルモはオレと一緒に居たくねーのか?」
「しょ、しょれは……」
ムルモがこっちに向き直った。オレの胸に顔を埋めてからほっぺを何度も擦り寄せて……、そんでオレの顔を見て声を張り上げた。
「……もっともっともっーと一緒に、じゅっと、じゅーっと居たいでしゅっ……!」
ムルモの顔がりんごみてーにみるみる真っ赤に染まる。
「ったく……一緒に居てやる。この先もずっと居てやるからな……」
オレは真っ赤なムルモのほっぺを両手で支えた。その後ムルモの身体をぎゅっと……とにかくぎゅっと抱きしめた。
「ほんとう、……でしゅか?」
「たりめーだろ」
「お兄たまもボクのことしゅき、なんでしゅか?」
「そうだって言ってるだろ。ったく、何回聞くんだよ。しょうがねーやつだな」
「……あっ! お兄たま、あのぅ…チョコレート、やっぱり……あーんしても良いでしゅか?」
「照れるじゃねーか……って、あーんするのか!? ムルモが、オレに?」
「あい……」
どーゆう風の吹き回しだろうな。ムルモはさっき半分に割ったチョコを手に持って、目をウルウルさせてオレをガン見してきた。
「分かったよ。しょうがねーなぁ」
「えっとぉ、あーん……」
ムルモは嬉しそうな顔をして、チョコをオレの口に運んだ。こんなゆっくりチョコを食うの生まれて初めてだぜ……でも悪くねー。だって……
「オレたち、ホントは仲良しきょうだいだもんな!」
「ふふっ……そうでしゅね♡」
その時ムルモの食べさせてもらったチョコの味は甘くて、すげー優しくて……忘れられない味になった。
