2025年バレンタイン小説(ミルムル)
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うさぎ形の屋根をしたパピィの家の中に一歩入ると、チョコレートの香りがぷんぷん漂ってきましゅね。
「いらっちゃい。じゃじゃ~ん! みてみて、あたちのお父たんとお母たんが作った、チョコの山を!」
「美味しそうでしゅ……! もしかして『良いこと』ってこのことでしゅか?」
机の上には山積みの高級チョコレートが置かれているでしゅ……しょれもそのはず、パピィのお父しゃんとお母しゃんはお菓子デパートの専属パティシエなのでしゅ。毎年バレンタインになると、皆しゃんにチョコレートを配るのでしゅが、今年はパピィもそのお手伝いをしているみたいでしゅね。
「そうよ。今からラッピングするから手伝ってほちいの」
「ボクをこき使うなんて、100万年……いや1000万年早いんでしゅよ!」
「ちょんなこと言うならチョコあげないわよ!? ちょれに――ミルモたんにチョコ渡すのためらってるんでちょ。ホントはすご〜くあげたい|癖 に」
そう言って、パピィがニヤリと笑うでしゅ。
◇
「……どうして分かったのでしゅか?」
ラッピングを手伝いながら、ボクはパピィに気になってたことを聞きましゅ。
「ずっとあんたの面倒みてるんだち分かるわよ」
「パピィがいつボクの面倒を見たっていうんでしゅか……」
「ちょこ! 手が止まってるわよ。今日中に妖精学校のクラスメイト全員とご近所たん、その他もろもろの妖精に配らないとなの。だから話は後よ」
パピィとボクはラッピングを超高速で終わらせたでしゅ。
「これはお礼のチョコよ。あんたとリルムたんと楓たんの分ね、それと……」
パピィから紙袋にラッピングされたチョコを入れるでしゅ。プリティーな包装のチョコが3つと、それとなんだかスペシャルなプレゼント箱がひとつ……
「あともうひとつはなんでしゅか?」
「あんたがミルモたんに渡ちゅ本命チョコよ」
「じぇーったい嫌でしゅよっ! お兄たまにチョコを、しかも本命チョコを渡すなんて。お兄たまはボクのことなんかどうでもいいのでしゅから……」
「ムルモ、わけを聞かせて」
パピィがボクのことを見つめてきましゅ。
「話したくないでしゅ……」
「お願いっ!」
「ホントにほんっとうにくだらないことでしゅよ。あれはとある年のバレンタインのことでしゅ……」
ボクは思わずうつむいてパピィにその年のバレンタインにあったことを洗いざらい話したでしゅ。
――お兄たまにあげるチョコレートを用意したこと、けれどもお兄たまは夜になっても帰って来なかったので結局泣きながらボクが食べたこと、しょれ以来バレンタインデーは嫌いになってしまったこと……。
「笑いたかったら笑うが良いでしゅ。あ〜んなへそ曲がりで、分からず屋のお兄たまを好きになって、プレゼントを渡そうとしたボクがおばかなんでしゅ。でもボクにとっては、チョコレートをあげたくなるほど好きになった妖精はお兄たまだけなんでしゅ……だから、しゅごく、しゅごーく……|傷 ついてしまったでしゅっ……!」
顔をあげて笑おうとしたでしゅが、かわりにボクの目から涙が溢れて、ほっぺを伝ったでしゅ。
ぼやけていましゅが、パピィが持っている紙袋を強く握りしめたのが見えたでしゅ。そしてその紙袋をボクに押しつけて、こう言ったでしゅ。
「あんたの気持ちも知らずに色々言ってごめんなちゃいね。でも絶対にチョコは渡さないとダメ。じゃないとあんたはちょこから一歩も踏み出ちぇないままなのよ。――ちょれに、あたちはムルモのこと、気に入っているのよ? 腹黒で弱虫で、素直じゃないくちぇして、ホントはすご~く真っ直ぐなんでちゅもの。ちょんなムルモが辛い想いちてるのを放っとけないわ」
「パピィ、ボク……」
「ムルモ、あんたなら大丈夫よ」
間近に写ったパピィが震えていたボクの手をそっと握って包み込みましゅ。ニッと歯を見せて笑ってきたでしゅ。
「いらっちゃい。じゃじゃ~ん! みてみて、あたちのお父たんとお母たんが作った、チョコの山を!」
「美味しそうでしゅ……! もしかして『良いこと』ってこのことでしゅか?」
机の上には山積みの高級チョコレートが置かれているでしゅ……しょれもそのはず、パピィのお父しゃんとお母しゃんはお菓子デパートの専属パティシエなのでしゅ。毎年バレンタインになると、皆しゃんにチョコレートを配るのでしゅが、今年はパピィもそのお手伝いをしているみたいでしゅね。
「そうよ。今からラッピングするから手伝ってほちいの」
「ボクをこき使うなんて、100万年……いや1000万年早いんでしゅよ!」
「ちょんなこと言うならチョコあげないわよ!? ちょれに――ミルモたんにチョコ渡すのためらってるんでちょ。ホントはすご〜くあげたい|
そう言って、パピィがニヤリと笑うでしゅ。
◇
「……どうして分かったのでしゅか?」
ラッピングを手伝いながら、ボクはパピィに気になってたことを聞きましゅ。
「ずっとあんたの面倒みてるんだち分かるわよ」
「パピィがいつボクの面倒を見たっていうんでしゅか……」
「ちょこ! 手が止まってるわよ。今日中に妖精学校のクラスメイト全員とご近所たん、その他もろもろの妖精に配らないとなの。だから話は後よ」
パピィとボクはラッピングを超高速で終わらせたでしゅ。
「これはお礼のチョコよ。あんたとリルムたんと楓たんの分ね、それと……」
パピィから紙袋にラッピングされたチョコを入れるでしゅ。プリティーな包装のチョコが3つと、それとなんだかスペシャルなプレゼント箱がひとつ……
「あともうひとつはなんでしゅか?」
「あんたがミルモたんに渡ちゅ本命チョコよ」
「じぇーったい嫌でしゅよっ! お兄たまにチョコを、しかも本命チョコを渡すなんて。お兄たまはボクのことなんかどうでもいいのでしゅから……」
「ムルモ、わけを聞かせて」
パピィがボクのことを見つめてきましゅ。
「話したくないでしゅ……」
「お願いっ!」
「ホントにほんっとうにくだらないことでしゅよ。あれはとある年のバレンタインのことでしゅ……」
ボクは思わずうつむいてパピィにその年のバレンタインにあったことを洗いざらい話したでしゅ。
――お兄たまにあげるチョコレートを用意したこと、けれどもお兄たまは夜になっても帰って来なかったので結局泣きながらボクが食べたこと、しょれ以来バレンタインデーは嫌いになってしまったこと……。
「笑いたかったら笑うが良いでしゅ。あ〜んなへそ曲がりで、分からず屋のお兄たまを好きになって、プレゼントを渡そうとしたボクがおばかなんでしゅ。でもボクにとっては、チョコレートをあげたくなるほど好きになった妖精はお兄たまだけなんでしゅ……だから、しゅごく、しゅごーく……|
顔をあげて笑おうとしたでしゅが、かわりにボクの目から涙が溢れて、ほっぺを伝ったでしゅ。
ぼやけていましゅが、パピィが持っている紙袋を強く握りしめたのが見えたでしゅ。そしてその紙袋をボクに押しつけて、こう言ったでしゅ。
「あんたの気持ちも知らずに色々言ってごめんなちゃいね。でも絶対にチョコは渡さないとダメ。じゃないとあんたはちょこから一歩も踏み出ちぇないままなのよ。――ちょれに、あたちはムルモのこと、気に入っているのよ? 腹黒で弱虫で、素直じゃないくちぇして、ホントはすご~く真っ直ぐなんでちゅもの。ちょんなムルモが辛い想いちてるのを放っとけないわ」
「パピィ、ボク……」
「ムルモ、あんたなら大丈夫よ」
間近に写ったパピィが震えていたボクの手をそっと握って包み込みましゅ。ニッと歯を見せて笑ってきたでしゅ。
