それを恋だと読んだ
スラムダンク
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夏はあっという間に過ぎて、季節は秋になっていた。
秋晴れの気持ちの良い日中に、仁美は鎌倉の海辺を歩いていた。
きっと仙道はこの先の堤防で釣りをしているだろうと踏んでいた。
そして予想通り、遠目からでも分かるツンツン頭の後ろ姿を見つける。
「先輩!越野さんが怒って探してますよ!」
今日は土曜日、久しぶりに陵南の練習を見に来た仁美は体育館に仙道が居ない事に気が付いた。
仁美を見つけた越野から、仙道を引っ張ってくる様に頼まれたのだった。
仙道は仁美の声にギクっと体を硬直させたが、苦笑いでそのまま釣りを続ける。
この場合は仙道が飽きるまで動かないのは経験済みだった。
仁美はため息をついて仕方なく仙道が飽きるのを隣で待つのだった。
「‥流川帰って来たか?」
しばらく海の音と波を見ながらぼーっとしていた仁美は仙道の声で顔を上げる。
「うん。全日本の合宿凄く楽しかったみたいだよ。秋の選抜もあるし相変わらずずっとバスケやってるよ。」
仁美は流川の事を聞かれると、自分の事の様に嬉しそうに話す。
仙道はそんな仁美の笑顔を見て、仁美の頭をポンポンと叩く。
もうそれに嫉妬する事は無かった。
仁美はそんな仙道を見ながらそのまま仙道の肩に顔を埋める。
それでも仁美から流川の話を聞くとスイッチが入る。
仙道は釣り道具を片付け立ち上がると、立ち上がろうとする仁美に手を差し出す。
「さぁ、いこーか。」
仁美はその手を笑顔で掴み、2人は歩き出した。
ー完ー
秋晴れの気持ちの良い日中に、仁美は鎌倉の海辺を歩いていた。
きっと仙道はこの先の堤防で釣りをしているだろうと踏んでいた。
そして予想通り、遠目からでも分かるツンツン頭の後ろ姿を見つける。
「先輩!越野さんが怒って探してますよ!」
今日は土曜日、久しぶりに陵南の練習を見に来た仁美は体育館に仙道が居ない事に気が付いた。
仁美を見つけた越野から、仙道を引っ張ってくる様に頼まれたのだった。
仙道は仁美の声にギクっと体を硬直させたが、苦笑いでそのまま釣りを続ける。
この場合は仙道が飽きるまで動かないのは経験済みだった。
仁美はため息をついて仕方なく仙道が飽きるのを隣で待つのだった。
「‥流川帰って来たか?」
しばらく海の音と波を見ながらぼーっとしていた仁美は仙道の声で顔を上げる。
「うん。全日本の合宿凄く楽しかったみたいだよ。秋の選抜もあるし相変わらずずっとバスケやってるよ。」
仁美は流川の事を聞かれると、自分の事の様に嬉しそうに話す。
仙道はそんな仁美の笑顔を見て、仁美の頭をポンポンと叩く。
もうそれに嫉妬する事は無かった。
仁美はそんな仙道を見ながらそのまま仙道の肩に顔を埋める。
それでも仁美から流川の話を聞くとスイッチが入る。
仙道は釣り道具を片付け立ち上がると、立ち上がろうとする仁美に手を差し出す。
「さぁ、いこーか。」
仁美はその手を笑顔で掴み、2人は歩き出した。
ー完ー
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