それを恋と読んでいた〜ポンコツのブルース〜
スラムダンク
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あの決勝リーグの日、山道が負けた瞬間に感じたのはやはりチームが負けた悔しさだった。
流川に押された場面こそあったが、個人プレイで負けたなんて思っていない。
勝利が決まった時、大喜びをしている湘北を見ながら仙道は背後の仁美を見るのが怖かった。
それまでの湘北の試合を思い出す。
その度に見せてきた仁美の表情を思い描く。
ー今仁美はどんな顔をしているのだろう。
もし翔陽戦の時の様にこのお祝いモードに感動していたら耐えられない。
馬鹿な考えだったと思う。
しかしあの時は本当にそう思えて仁美を見上げる事が出来なかったんだ。
そんな自分を仁美にはどう映ったのだろう。
1年の頃、こうして仁美を思い出す時は思い出の中の仁美はいつも笑顔だった。
ー行こう楓。
最後にそう放った仁美の表情が忘れられない。
傷付き、裏切られ、絶望した様な拒否の表情だった。
あの日から沢山の楽しい思い出があったはずなのに、仁美を思い出せばその表情はあの時の顔だ。
どうすれば良かったなんて本当は分かって居た。
仁美を信じて流川が自然と離れていくのを待ってれば良かったんだ。
分かっていても出来る事じゃ無かった。
流川に押された場面こそあったが、個人プレイで負けたなんて思っていない。
勝利が決まった時、大喜びをしている湘北を見ながら仙道は背後の仁美を見るのが怖かった。
それまでの湘北の試合を思い出す。
その度に見せてきた仁美の表情を思い描く。
ー今仁美はどんな顔をしているのだろう。
もし翔陽戦の時の様にこのお祝いモードに感動していたら耐えられない。
馬鹿な考えだったと思う。
しかしあの時は本当にそう思えて仁美を見上げる事が出来なかったんだ。
そんな自分を仁美にはどう映ったのだろう。
1年の頃、こうして仁美を思い出す時は思い出の中の仁美はいつも笑顔だった。
ー行こう楓。
最後にそう放った仁美の表情が忘れられない。
傷付き、裏切られ、絶望した様な拒否の表情だった。
あの日から沢山の楽しい思い出があったはずなのに、仁美を思い出せばその表情はあの時の顔だ。
どうすれば良かったなんて本当は分かって居た。
仁美を信じて流川が自然と離れていくのを待ってれば良かったんだ。
分かっていても出来る事じゃ無かった。