それを恋と読んでいた〜誰の為の〜
スラムダンク
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
決勝リーグの朝、流川は初戦の海南戦の日は珍しく目が冴えていた。
いきなり王者海南と戦う事になるが、この男にはプレッシャーはなかった。
常に高みを目指すチャレンジャーは高い山ほど登りたがる。
海南戦を前に流川は楽しみでしかなかった。
身支度を始めると、いつも試合前につけるリストバンドが目に止まった。
いつだったかの仁美からの誕生日プレゼントだ。
流川はリストバンドを手に取ると、その日の仁美を思い出す。
少し照れた様にリストバンドが入った袋をくれた。
その時はもう仙道と会って、好きになった後のはずだ。
それでもその頃の仁美とのやり取りが脳裏を過ぎる。
仁美が仙道を好きだった時間分、自分達も時を重ねていた事を思い出す。
仁美の気持ちは分かっている、それでも負けられない勝負があった。
まずは王者を倒す事、それからだった。
流川はゆっくりとリストバンドを左腕にはめる。
あの時からの試合へのスイッチだ。
今日は革製のマイボールも持っていこう、王者への挑戦のプレッシャーは全てプレイへの肥やしになる。
出来る限りボールの感触に触れていたい。
いきなり王者海南と戦う事になるが、この男にはプレッシャーはなかった。
常に高みを目指すチャレンジャーは高い山ほど登りたがる。
海南戦を前に流川は楽しみでしかなかった。
身支度を始めると、いつも試合前につけるリストバンドが目に止まった。
いつだったかの仁美からの誕生日プレゼントだ。
流川はリストバンドを手に取ると、その日の仁美を思い出す。
少し照れた様にリストバンドが入った袋をくれた。
その時はもう仙道と会って、好きになった後のはずだ。
それでもその頃の仁美とのやり取りが脳裏を過ぎる。
仁美が仙道を好きだった時間分、自分達も時を重ねていた事を思い出す。
仁美の気持ちは分かっている、それでも負けられない勝負があった。
まずは王者を倒す事、それからだった。
流川はゆっくりとリストバンドを左腕にはめる。
あの時からの試合へのスイッチだ。
今日は革製のマイボールも持っていこう、王者への挑戦のプレッシャーは全てプレイへの肥やしになる。
出来る限りボールの感触に触れていたい。