それを恋と読んでいた〜変わらない気持ち〜
スラムダンク
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それから土曜日は練習があるから、会えるなら日曜日と言う。
仁美は喜んで日曜日の約束を取り付けた。
練習に文句も言わず喜んでくれるのはありがたいし、それでも会いたいと言われるのは嬉しかった。
日曜日は江ノ島に行く事になり、電話を終了した。
電話を切って仁美はふと昼間の宮城と3年のイザコザを思い出した。
公式戦が近いので、何事もない様に祈るだけだ。
次の日生徒会の仕事で2年生の階の準備室に向かっていると、後ろから声をかけられた。
「よー、1年。」
その言い方と声で誰かは分かったが振り返って確認する。
そこには予想通り宮城が立っていた。
「あんた凄く目立つな、歩いてるだけで周りの反応で分かるわ。」
不思議そうに宮城は仁美を覗き込む。
宮城が加わった事で、さらに注目されてしまっているのだが。
気にしている事を言われてムッとした。
顔は愛想笑いはかろうじて崩れてはいないはず。
「あっ綾子先輩。」
「え、綾ちゃん‼︎」
仁美の声で勢いよく振り返るが、そこに綾子は居なかった。
「嘘です。」
ニコニコしながら仁美が言った。
そのまま文句を言いたそうな宮城を残して仁美は背を向けて歩き出す。
仁美は喜んで日曜日の約束を取り付けた。
練習に文句も言わず喜んでくれるのはありがたいし、それでも会いたいと言われるのは嬉しかった。
日曜日は江ノ島に行く事になり、電話を終了した。
電話を切って仁美はふと昼間の宮城と3年のイザコザを思い出した。
公式戦が近いので、何事もない様に祈るだけだ。
次の日生徒会の仕事で2年生の階の準備室に向かっていると、後ろから声をかけられた。
「よー、1年。」
その言い方と声で誰かは分かったが振り返って確認する。
そこには予想通り宮城が立っていた。
「あんた凄く目立つな、歩いてるだけで周りの反応で分かるわ。」
不思議そうに宮城は仁美を覗き込む。
宮城が加わった事で、さらに注目されてしまっているのだが。
気にしている事を言われてムッとした。
顔は愛想笑いはかろうじて崩れてはいないはず。
「あっ綾子先輩。」
「え、綾ちゃん‼︎」
仁美の声で勢いよく振り返るが、そこに綾子は居なかった。
「嘘です。」
ニコニコしながら仁美が言った。
そのまま文句を言いたそうな宮城を残して仁美は背を向けて歩き出す。