それを恋と読んでいた〜流川•幼少編〜
スラムダンク
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初めて買って貰ったバスケットボールは、子供用のゴムボールだった。
それでも俺は、毎日おもちゃのゴールと、ゴムボールでバスケットを楽しんだ。
その歳のお正月。
いつも通り仁美の家で集まったら、仁美の家の庭には本格的なバスケットゴールが出来ていた。
(かなり低めに設置されてはいた。)
俺を笑顔で迎えていた仁美の手の中には、皮のバスケットボールが抱き抱えられていた。
その仁美の笑顔を見た時の衝撃は、お父さんのプレイを見た時の衝撃を上回った。
初めて触る皮のボールの感触。
ゴールをした時の布と皮の擦れる感触。
あれからバスケットボールに一緒に目覚めた仁美は、毎日父親に相手をして貰っていたのだろう。
ドリブルも、ゴールも全て流川より上手だった。
家の中で昼間から宴会が続いている親が気が付いた際は、真っ暗になった庭でまだバスケットをしている流川と仁美が、息を切らしながら睨み合っていた。
往来負けず嫌いの2人。
もうどちらがどれだけゴールを決めたかなんて数えていないが、自分より優れていると、相手に感じる分闘志だけは燃やしていた。
それでも俺は、毎日おもちゃのゴールと、ゴムボールでバスケットを楽しんだ。
その歳のお正月。
いつも通り仁美の家で集まったら、仁美の家の庭には本格的なバスケットゴールが出来ていた。
(かなり低めに設置されてはいた。)
俺を笑顔で迎えていた仁美の手の中には、皮のバスケットボールが抱き抱えられていた。
その仁美の笑顔を見た時の衝撃は、お父さんのプレイを見た時の衝撃を上回った。
初めて触る皮のボールの感触。
ゴールをした時の布と皮の擦れる感触。
あれからバスケットボールに一緒に目覚めた仁美は、毎日父親に相手をして貰っていたのだろう。
ドリブルも、ゴールも全て流川より上手だった。
家の中で昼間から宴会が続いている親が気が付いた際は、真っ暗になった庭でまだバスケットをしている流川と仁美が、息を切らしながら睨み合っていた。
往来負けず嫌いの2人。
もうどちらがどれだけゴールを決めたかなんて数えていないが、自分より優れていると、相手に感じる分闘志だけは燃やしていた。