それを恋と読んでいた〜その先〜
スラムダンク
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こい・こひ【恋】
1 特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。「恋に落ちる」「恋に破れる」
私は先輩の事を思い出しながら、辞書で恋という言葉を探した。
恋の文を読んで、先輩へのあの時の気持ちを恋と読んだ。
あれから1年ー。
私は今でも山道先輩に恋をしていた。
特に神奈川に来てからは、ここ湘北と陵南は近くはないと知っているのに、駅や街並みの中でどうしても先輩の面影を探してしまう。
毎日眠りにつく前は先輩の笑顔が思い出されてしまう。
それでも前みたいに胸を痛める事は無かった。
気持ちは時間と共にちゃんと風化していた。
私は、全国大会の時に撮った集合写真を久しぶりに見た。
小さく写っているが、先輩の写真はこれしか無い。
その写真は手帳に入れていて、いつも持ち歩いている。
私の秘密事だ。
夕飯を食べ終わった辺りで、LINEが鳴った。
見ると楓からで、今家の下に居るらしい。
楓は部活の後の自主練の後に、こうしてたまにうちに寄ってから帰る。
家には上がらず(かなでさんから1人で家に上がる事を禁止されている)、私は靴を履いて外に出る。
1 特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。「恋に落ちる」「恋に破れる」
私は先輩の事を思い出しながら、辞書で恋という言葉を探した。
恋の文を読んで、先輩へのあの時の気持ちを恋と読んだ。
あれから1年ー。
私は今でも山道先輩に恋をしていた。
特に神奈川に来てからは、ここ湘北と陵南は近くはないと知っているのに、駅や街並みの中でどうしても先輩の面影を探してしまう。
毎日眠りにつく前は先輩の笑顔が思い出されてしまう。
それでも前みたいに胸を痛める事は無かった。
気持ちは時間と共にちゃんと風化していた。
私は、全国大会の時に撮った集合写真を久しぶりに見た。
小さく写っているが、先輩の写真はこれしか無い。
その写真は手帳に入れていて、いつも持ち歩いている。
私の秘密事だ。
夕飯を食べ終わった辺りで、LINEが鳴った。
見ると楓からで、今家の下に居るらしい。
楓は部活の後の自主練の後に、こうしてたまにうちに寄ってから帰る。
家には上がらず(かなでさんから1人で家に上がる事を禁止されている)、私は靴を履いて外に出る。