それを恋と読んでいた〜仙道•中学編〜
スラムダンク
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春の入学式、その日は晴れでまだ咲いていた桜が少し強い風に吹かれて桜吹雪の様になっていた。
トレードマークになっているツンツン頭の男の子は、そんな桜をボーと見ていた。
「仙道!」
友達に呼ばれて、ツンツン頭は振り返った。
2年生になったばかりの彼は、寄ってきた友達より、頭2つ分背が高く、同じ歳の間では何処か大人びた雰囲気だった。
「今日さ、二小からめっちゃ可愛い子が入学してくるんだってさ、二小の奴らスッゲェ盛り上がってる!」
大興奮で寄ってくる友達に、仙道は少し引き気味で見ていた。
「可愛いって言ったって、この間まで小学生だろ」
人並みに女の子は好きだが、小学生は流石に対象にはならない仙道は苦笑いで友達をかわした。
「あっ」
友達は仙道の後ろの方を見ながら声を漏らした。
その言葉で後ろを振り返ろうとした時に仙道は仁美とぶつかった。
「あ‥ごめんなさい」
見上げた仁美に仙道は釘付けになった。
こんなに綺麗な子はこの学校に居ただろうか、仁美が友達の言った女の子だという事に仙道はすぐに気が付いた。
父親譲りの身長の仁美はすでに160あり、長い栗色の髪、整った顔立ちはどう見てもつい最近まで小学生だった子には見えなかった。
トレードマークになっているツンツン頭の男の子は、そんな桜をボーと見ていた。
「仙道!」
友達に呼ばれて、ツンツン頭は振り返った。
2年生になったばかりの彼は、寄ってきた友達より、頭2つ分背が高く、同じ歳の間では何処か大人びた雰囲気だった。
「今日さ、二小からめっちゃ可愛い子が入学してくるんだってさ、二小の奴らスッゲェ盛り上がってる!」
大興奮で寄ってくる友達に、仙道は少し引き気味で見ていた。
「可愛いって言ったって、この間まで小学生だろ」
人並みに女の子は好きだが、小学生は流石に対象にはならない仙道は苦笑いで友達をかわした。
「あっ」
友達は仙道の後ろの方を見ながら声を漏らした。
その言葉で後ろを振り返ろうとした時に仙道は仁美とぶつかった。
「あ‥ごめんなさい」
見上げた仁美に仙道は釘付けになった。
こんなに綺麗な子はこの学校に居ただろうか、仁美が友達の言った女の子だという事に仙道はすぐに気が付いた。
父親譲りの身長の仁美はすでに160あり、長い栗色の髪、整った顔立ちはどう見てもつい最近まで小学生だった子には見えなかった。