04. 時間割
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大理石の階段を下ると、ムーディがドラコの二の腕を掴んで地下牢へと引っ張っていくのが見えた。その二人の後ろ姿をマクゴナガルは階段に散らばる本に向かって杖を一振りしながら心配そうに見送っていた。
『スネイプ先生機嫌悪そうだな…』
玄関ホールを横切りながら、この後の罰則に身構えた。
「午後にムーディの授業があったんだ」
「どうだった?」
「あんな授業は受けたことがないね」
「参った。分かってるぜ、あいつは」
大広間へ行くと既に双子とリーが興奮気味にハリーとロンに午後の授業の話をしていた。
「そんなに急がなくてもみんなユリカの分まで食べたりしないわよ」
皆が談笑している中、一人猛スピードでかき込むユリカをアンジェリーナが窘める。
『ふぃがふょ!』
「え?」
アンジェリーナは笑いながら聞き返した。
『違うよ。薬学の罰則があるからさ』
ユリカは口の中のものをかぼちゃジュースで流し込み、ナプキンで口の周りを拭いながら答えた。
「初日から罰則!?スネイプのやつ…」
『いや、私が悪かったんだ。授業を中断させたり、隣の鍋の異変に気付かなかったり……』
アンジェリーナはそれ以上は何も言わなかったが、明らかに怪訝な顔をしていた。