04. 時間割
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翌日、湯たんぽの入ったぬくぬく快適なベッドの寝心地が良すぎて寝坊したユリカと起こしてくれた心優しいアンジェリーナは皆より遅れて大広間の席に着いた。
寮監であるマクゴナガルが一人ひとりに時間割表を配り始めている最中だったようだ。どの授業を受けたいかを予め記載した申込書とOWLの成績とをマクゴナガルが照らし合わせて六年生達が受講科目を決めている中、昨晩のうちに受ける科目が決まっていたユリカは時間割表を配られるだけで済んだ。
オートミールを口に運びながら渡された自分の時間割表に目を通すと、一時間目と二時間目に“魔法薬学”と書いてあった。
『アンジーも次は魔法薬学?』
「私は今から自由時間よ」
『え…』
向かいの席に座っていたフレッドの時間割を盗み見ても自由時間と書いてあった。
てっきり皆受けるものかと思っていたが、どうやら違うようだ。
『魔法薬学受けないの?』
「ええ。だってあの科目、“O・優”を取っていないと受けられないじゃない?」
「それに担当があのスネイプだぜ?こっちから願い下げだ」
アンジェリーナとフレッドの言葉に近くにいたジョージと時間割を受け取ってこちらに歩いてきたリーも会話を聞いていたのか深々と頷く。
スネイプの評判はそこまで最悪なのかとユリカは悲哀感に包まれた。