関係線が切れたなら
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※バレンタインネタ
※近親姦匂わせ表現注意
※なんでも許せる方向け
可愛がられて育てられたこの屋敷の一人娘は、大きく、そしてどこか威厳のある扉の前に立ち尽くす。
いつもこの扉の前に立つと尻込みしてしまう。
最近は特に…。
バクバクと五月蝿い心臓を押さえ付け、扉をノックして境界線を跨ぐ。
部屋の中に入ると、その部屋の主であるプラチナブロンドの長髪に黒で統一された高級感漂う服装に身を包んだ男は、一人掛けの立派なソファに座り、デスクに並ぶ書類に目を通していた。
「お父様……お忙しいようなので、私…出直します」
「その必要はないよ。魔法省のくだらない書類如きのために、大切な娘との時間を無駄にしたくはない」
扉に手をかけようとした時、彼は視線を上げて優しくそう言うと、ソファーを引いて“おいで”と自身の膝に手を載せる。
その命令染みた合図に、私はいつものように彼の膝の上に乗って従った。
「あの…重くはないですか…?」
「自身で浮遊呪文をかけておいて聞くのか?」
そう言うと悪戯っぽく笑い、先日成人したばかりの年頃の娘を抱きながら黒髪を撫でる。
そして、なかなか言い出せずにいる彼女が手にしているものを見て、口を開いた。
「さて、今日はバレンタインデーだったかな?」
「は、はい。あの…これ、お買い物に行った際にお母様と選んで買いました。よろしければ…」
「ほう、ナルシッサと。嬉しいよ、ありがとう」
彼は喜んで娘と妻からのプレゼントを受け取り、目の前にあった杖を振って包み紙を開けてみせる。
西洋では男性が女性に花束やカードを送るのが一般的だが、この家には独自のバレンタインの習慣がある。
もう何年前だろうか、この家に養子として引き取られた年の二月十四日。家族にチョコレートと花を送ったら家族皆、特に母が大層喜んで、マルフォイ家は東洋式のバレンタイン文化も取り入れるようになった。
目的を達成し、ホッと安堵のため息を吐いた。
「どれ、早速いただこうか。それとも“優しい娘”は私に食べさせてくれるのかな?」
彼は意地の悪い言い回しをしてくつくつと笑った。
蛇に睨まれた蛙のように、彼の目を見たまま動けなくなる。
拒否権なんてない。私はこくりと頷いた。
綺麗に並んだチョコレートから一粒選んで取る。それが彼の口の中へ。
渡す際に私の指が彼の意図的な所作によって唇に当たる。それに驚いた私は指を瞬時に引っ込めて身を引いたため、その一連の出来事に彼は笑った。
「美味い」
「よ、良かったです」
「……ん、何か不満気だな」
俯く私に彼はわざとらしく顔を近づけてくる。
「そうだ、お返しをしないとな。……はい、どうぞ」
「それはお父様のです。素敵なプレゼントもいただきましたし…」
遠慮する口の前に、彼に先程渡したようにチョコレートを差し出される。
それに困惑している私を無視して、彼は口を開けるように言い、その一粒を唇に押し付けてくるため、恐る恐る口を開いた。
「美味し、んっ!……んんっ…」
突然、チョコレートの入った口に彼の唇が覆い被さり、驚いた拍子に開いた隙間から口内へ蛇のようにするりと舌が侵入する。
舌が重なり二人の熱でチョコレートがあっという間に溶けていく。
息が出来ないと顔を離そうとするも後頭部を押さえられて身動きが取れない。抵抗して胸板を押すも、男女の差は大きくビクともしない。
「もう一ついるか?」
「いやっ…んっ……はぁ…もうっ……は、ぁっ!…」
やっと解放されたと思ったら回答を待たずに重なる唇。
容量オーバーの小さな口内には蓄えきれなかった甘い液体が口端から溢れる。
気づいたら美しい大人の女性へと変貌していた娘につい手加減を忘れてしまう。
だが、それに対して純粋無垢な娘は慣れていないながらも一生懸命期待に応えようとしてくれる。そんな娘がとても愛おしい。
父娘の垣根を越えて一人の女性として、私の娘が愛らしくてたまらない。
「ああ、愛してるよ…」
娘へとまわす腕の力を強めて首筋に滴るチョコレートの混じった唾液を舐め取る。
その恥じらう顔も潤む漆黒の瞳も髪も陶器の様に白い肌も身体も自身では憎らしいと感じて仕方なかった刻印の刻まれた左腕さえも、愛おしい。
ルシウスが耳元で愛の言葉を呟くと、ナマエは突き放されたような恐怖の入り混じった表情になった。
「私も……好きです、“お父様”が…」
ああ、やはりそうなのか。
分かっていたはずなのに、一縷の望みに縋っていた自分がいた。
涙が止まらない。
“娘”としてではなく“一人の女性”として見られる恐怖。
「はぁ、っ…私…そろそろフクロウ小屋に行ってドラコ宛にもチョコレートを送らないと……」
「その程度、後で屋敷しもべにやらせればいいだろう。今の貴重な時期は四六時中、姉上、姉上と五月蝿いドラコが居ないのだから」
「でも、……んんっ…」
再び唇が重なると同時にふわりと感じる浮遊感。
お姫様抱っこでキングサイズよりも大きく感じるベッドへと下ろされ、逃げ出す間もなく男に押し倒された。
「さあ、いつものように続きをしようか」
fin.
※近親姦匂わせ表現注意
※なんでも許せる方向け
可愛がられて育てられたこの屋敷の一人娘は、大きく、そしてどこか威厳のある扉の前に立ち尽くす。
いつもこの扉の前に立つと尻込みしてしまう。
最近は特に…。
バクバクと五月蝿い心臓を押さえ付け、扉をノックして境界線を跨ぐ。
部屋の中に入ると、その部屋の主であるプラチナブロンドの長髪に黒で統一された高級感漂う服装に身を包んだ男は、一人掛けの立派なソファに座り、デスクに並ぶ書類に目を通していた。
「お父様……お忙しいようなので、私…出直します」
「その必要はないよ。魔法省のくだらない書類如きのために、大切な娘との時間を無駄にしたくはない」
扉に手をかけようとした時、彼は視線を上げて優しくそう言うと、ソファーを引いて“おいで”と自身の膝に手を載せる。
その命令染みた合図に、私はいつものように彼の膝の上に乗って従った。
「あの…重くはないですか…?」
「自身で浮遊呪文をかけておいて聞くのか?」
そう言うと悪戯っぽく笑い、先日成人したばかりの年頃の娘を抱きながら黒髪を撫でる。
そして、なかなか言い出せずにいる彼女が手にしているものを見て、口を開いた。
「さて、今日はバレンタインデーだったかな?」
「は、はい。あの…これ、お買い物に行った際にお母様と選んで買いました。よろしければ…」
「ほう、ナルシッサと。嬉しいよ、ありがとう」
彼は喜んで娘と妻からのプレゼントを受け取り、目の前にあった杖を振って包み紙を開けてみせる。
西洋では男性が女性に花束やカードを送るのが一般的だが、この家には独自のバレンタインの習慣がある。
もう何年前だろうか、この家に養子として引き取られた年の二月十四日。家族にチョコレートと花を送ったら家族皆、特に母が大層喜んで、マルフォイ家は東洋式のバレンタイン文化も取り入れるようになった。
目的を達成し、ホッと安堵のため息を吐いた。
「どれ、早速いただこうか。それとも“優しい娘”は私に食べさせてくれるのかな?」
彼は意地の悪い言い回しをしてくつくつと笑った。
蛇に睨まれた蛙のように、彼の目を見たまま動けなくなる。
拒否権なんてない。私はこくりと頷いた。
綺麗に並んだチョコレートから一粒選んで取る。それが彼の口の中へ。
渡す際に私の指が彼の意図的な所作によって唇に当たる。それに驚いた私は指を瞬時に引っ込めて身を引いたため、その一連の出来事に彼は笑った。
「美味い」
「よ、良かったです」
「……ん、何か不満気だな」
俯く私に彼はわざとらしく顔を近づけてくる。
「そうだ、お返しをしないとな。……はい、どうぞ」
「それはお父様のです。素敵なプレゼントもいただきましたし…」
遠慮する口の前に、彼に先程渡したようにチョコレートを差し出される。
それに困惑している私を無視して、彼は口を開けるように言い、その一粒を唇に押し付けてくるため、恐る恐る口を開いた。
「美味し、んっ!……んんっ…」
突然、チョコレートの入った口に彼の唇が覆い被さり、驚いた拍子に開いた隙間から口内へ蛇のようにするりと舌が侵入する。
舌が重なり二人の熱でチョコレートがあっという間に溶けていく。
息が出来ないと顔を離そうとするも後頭部を押さえられて身動きが取れない。抵抗して胸板を押すも、男女の差は大きくビクともしない。
「もう一ついるか?」
「いやっ…んっ……はぁ…もうっ……は、ぁっ!…」
やっと解放されたと思ったら回答を待たずに重なる唇。
容量オーバーの小さな口内には蓄えきれなかった甘い液体が口端から溢れる。
気づいたら美しい大人の女性へと変貌していた娘につい手加減を忘れてしまう。
だが、それに対して純粋無垢な娘は慣れていないながらも一生懸命期待に応えようとしてくれる。そんな娘がとても愛おしい。
父娘の垣根を越えて一人の女性として、私の娘が愛らしくてたまらない。
「ああ、愛してるよ…」
娘へとまわす腕の力を強めて首筋に滴るチョコレートの混じった唾液を舐め取る。
その恥じらう顔も潤む漆黒の瞳も髪も陶器の様に白い肌も身体も自身では憎らしいと感じて仕方なかった刻印の刻まれた左腕さえも、愛おしい。
ルシウスが耳元で愛の言葉を呟くと、ナマエは突き放されたような恐怖の入り混じった表情になった。
「私も……好きです、“お父様”が…」
ああ、やはりそうなのか。
分かっていたはずなのに、一縷の望みに縋っていた自分がいた。
涙が止まらない。
“娘”としてではなく“一人の女性”として見られる恐怖。
「はぁ、っ…私…そろそろフクロウ小屋に行ってドラコ宛にもチョコレートを送らないと……」
「その程度、後で屋敷しもべにやらせればいいだろう。今の貴重な時期は四六時中、姉上、姉上と五月蝿いドラコが居ないのだから」
「でも、……んんっ…」
再び唇が重なると同時にふわりと感じる浮遊感。
お姫様抱っこでキングサイズよりも大きく感じるベッドへと下ろされ、逃げ出す間もなく男に押し倒された。
「さあ、いつものように続きをしようか」
fin.
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