ルーン9
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カーテンの隙間から太陽の光が薄暗い部屋に差し込む。
自然と目覚め、瞼を開くと見慣れない天井があった。
昨晩、ロビンの家に泊まったのだった。
だんだんと昨日の記憶が蘇って来る。
ウー、ソール、女王キャンディ、グラシエ、そして母のこと…。
昨日のことを思い出し、何気なく寝返りを打つと鼻の先に当たった感覚と同時に一瞬にしてローズの呼吸が止まった。
息のかかる距離にロビンの寝顔があるではないか。
離れようとするが、よくよく見ると腰に腕がまわされていて身動きが取れない。
みるみる顔が熱くなって行くのを感じる。
『へ、へんたああああぁい!!!』
「うわっ!」
押し飛ばされたロビンはベッドから落ちる。
「モーニングコールはもう少し優しいのにしてくれよ…」
ロビンは頬を摩りながら言った。
『せ、生徒の腰に腕まわして寝る方がどうかと思いますよ!』
「一緒に寝てくれって言ったのローズだろ。……ついでに抱いてって」
『い、言ってません!』
ローズは真っ赤な顔をして断言する。
「おまえなぁ、そういうの人間界では“ツンデレ”って言うんだぞ」
『ツン…?』
「まんまおまえみたいなやつのこと」
ロビンは立ち上がりため息をつきながらもローズの頭をくしゃくしゃと撫でた。