21×19

「ゾロが先に来てるって言ってたなー」

ルフィは自分の身長より軽く10倍はありそうな、それはそれは大きな扉を見上げて言った。
けったいなもじゃもじゃのおっさんに連れられやって来た、竜宮城。
絢爛豪華なお城はそりゃもうカッコよくて、ルフィをずっとワクワクさせている。
姫のペットを助けたお礼だとかでご馳走してくれるらしく、空腹限界のルフィに異存あろうハズもない。
やっと着いた宮廷の中も色々あって楽しそうで、ルフィの探検心がウズウズしたのだけれど、とりあえず美味そうな匂いにくんくん鼻を膨らませウソップ達の元を離れたら、いつしかこの扉の前に到着していたのだった。
「しかしでかくて分厚くて堅そうな扉だ!」
インペルダウンの壁みたいな扉にはなぜか斧や刀がたくさん刺さっていた。
それよりも美味そうな物が確実にこの中にはあるのだ。嗅覚に従って匂いの元を辿ってきたらぱたりと扉の前で途絶えたから、間違いない。
きっとここが宴会場だ!!
「だってゾロばっか先にズリィよなっ!!」
ゾロばっか……と心の中で繰り返したら、ルフィはなんだかドキドキしてきた。
ここへ向かっているとき、先にゾロが来てると聞いて無事だったことにホッとした反面、他人の口から出てきたゾロの名前に(ゾリだったけど!)ドキッとしたのを思い出す。だけどそのときよりも今はもっとドキドキして、ルフィは首を捻るのだ。
ゾロがこん中にいるってことだ!と思うと早く会いたくて堪らない、足踏みして草履をパタパタ鳴らせる。
2年ぶりやっと会えたのに、またあっという間に離れ離れになる予定なんかなかったので、くっつき足りない気がしてくるともう頭がそればっかになってくる。
そっかこれがサンジの言ってたイチャイチャかぁ……。←遅い
「ま、アイツは酒大好きだから食わずにのんでばっかだろうな」
出会ったころからゾロは寝てるか酒のんでるかトレーニングしてるかだった、とゾロの顔を思い浮かべたらそれは2年前の相棒の顔で、ルフィは無意識に自分の左目を掌で隠していた。
「こんな感じなんか、ゾロの視界って……」
修行を終えたゾロは片目を失っていた。まだ再会して間もないのもあるが、ちょっと見慣れていない自分に気づきルフィは驚く。
見た目に無頓着なせいかさっそく人違いしただけあって、ルフィはその辺ドライなのだ。
だけど知らない間の変化がルフィの胸ん中をなんだかもやもやさせて……。
「きっと腹減ってっからいけねェんだ!!」
おれんことも半分しか見えねェのかと思ってたけど、そんなこともないみたいだしやっぱり空腹のせいだ。
ルフィはそんな頓珍漢なことを考え、
「よっし、ゾロの分も食いまくるぞー!!」
と意気込みも新たにおれはやるもんねポーズした。
そしてその扉の取っ手に手を掛けようとした、そのとき──。

「何やってんだルフィ、そんなとこで」
「ぬお!?」
後ろからさっきまで考えていた男の声が聞こえ、ルフィはびっくりして飛び上がった。
「おれはお化けかよ……」
「……ゾロォ!!!」
振り向くなりぱあっと破顔する。
酒瓶片手にニヤと笑う剣士になんか男っぽくなったか?と相棒の顔を改めて、ガン見。
「なんだよじっと見て」
「んん! ゾロかっこいいなーと思ってよ」
「はあ?」
怪訝な顔も2年前より渋い。
無頓着というより、ただよく見ていないだけなのかもしれない。
とりあえずルフィはてててっと寄って行って、相棒にぎゅっとハグした。
「感動の再会はもう済んだろうが」
くつくつと頭上で笑う声が聞こえる。こうやってひっつくとやっぱりゾロの身長は伸びた。
「でもあんとき抱きつけなかったもん」
「さっそく甘ったれてんじゃねェよ」
とか言うクセに、ゾロの片腕が腰を抱いてくる。
しかしルフィの腹がぐぐうっと鳴って顔を見合わせて吹きだした。
「おいルフィ、宴会場はあっちだぜ」
くいくい、とゾロが自分の来た道を親指で差す。
「えー? ゾロが言うことだからなァ」
きっと迷子だ。間違いない。
それに会場はこの扉の向こうだと思うんだよ。
「そりゃどういう意味だ!?」
「あははは。まァいいやどっちでも」
「そうだなどっちでもいいな。ちっと寄り道してこうぜ、船長?」
「へ?」
ルフィが首を傾げてゾロを見上げれば、デコにちゅっとキス。
2年経ってもこういうときのゾロの意図するところは勘で解る、だってこの雰囲気は……。
手首を捕られ引かれるまま、ルフィはその扉をしばし離れることにした。


迷路のような通路をいくつか曲がって衛兵がいない柱の陰に隠れる。
真っ白い石のそこへゾロはルフィを押し付けるなり、噛みつくように唇を合わせた。
すぐにルフィの細い両腕が首に絡みついて更に引き寄せられる。
薄く開かれた口内へゾロはさっそく舌をねじ込み、船でもこっそり何度か味わった甘いルフィの舌をきつく吸った。
「ぅんっ、んー」
ルフィは昔から──と言っても離れ離れになる前のほんの数ヶ月のことだが、とてつもなく性には疎い奴だった。
キスから何から、ゾロが教えたようなものだ。
あのころから変わらない稚拙なキスの応え方なのだけれど、ルフィはたまーにゾロより貪欲になることがある。
それは大抵、強敵との戦いのあとだとか、長く離れていたときだとか、なかなか抱き合えなかったときだとか……。
要するにこんなお子さま船長にもそれなりの性欲が秘められていることを、幸運にもゾロだけが知っている。
今のルフィはどうやらそのスイッチが入っているのだろう、負けじと舌を絡めてはふはふ言いながら、必死にゾロとのキスを楽しんでいるようだった。
こんな船長はツチノコより珍しい。
なにせ空腹より優先させている(自暴自棄な解釈だ)。
「はぁ、んん、ゾ…ロ、あんな」
「キスしながらしゃべんな」
くちゅ、と音を立てて長い長いキスが一時休止。
ハァハァとすっかり息の上がったルフィの潤んだ目が見上げてきて、熱をはらんだそれにうっかり下半身が疼いた。
「ゾロ、酒臭ェんだけど」
「今更だ……。お前は肉の匂いなんだってな。前にチョッパーが言ってたがおれにはちっともピンと来ねェ」
多分、本来のルフィの体臭を嗅覚が記憶しているせいだろう。甘いような日向の匂いは、ゾロの好きなルフィの匂いだ。
「そんでな、あっちから誰か来るぞ?」
「それを先に言え!!」
またルフィの手を引きその場を離れる。
足音を殺しながら走っていたが3人組の兵士とぶつかり、ルフィは「お前らごめん!」と一言詫びるや覇気発動。
ぶくぶく泡を噴き眠ってしまった彼らにゾロはギョッとした顔で、
「ルフィ……おれ達がここで会ったこと、絶対ェ誰にも言うなよ」
あーあ、と額を押さえて唸った。
「なんで??」
「そのない頭で考えろ」
「えー!?」
それから手近にあった扉を開け放ち、中へ飛び込めば、幸いひと気のないだだっ広い接見室だった。


「このお城どこもかしこもゴーカーだよな~~」
「豪華な。まぁ国王の家だからな」
「家か。うはは」
ゾロが何を言ってもしてもルフィの笑い虫が騒ぎだす。
二人っきりになれたことがルフィをさらに高揚させていく。
それはゾロも同じなので、まるでベッドのような青いビロードの豪奢なソファに、トサッとルフィを押し倒した。
とりあえず麦わら帽子は脇で静観して貰って。
「わわっ、さっそく!?」
「アホかヤらねェぞ」
「そうなんか??」
「……最後まではな」
「んっ?」
久々の大好きな男の重みにルフィの心臓はバクバクし始める。
以前ゾロが愛用していた白シャツではなく、広く開いた着物の襟元からは、屈強な胸筋が惜しげなく見えていて。
鷹の目に斬られた袈裟懸けの傷もよく見えあんときは泣かされたよな~と思い出すも、もうなんだか懐かしい。
ぺたりと掌を当てたらゾロの片足がルフィの膝を割り、節張った剣士らしい手がルフィの腰紐をほどきに掛かった。
しゅる、と解かれたそれに、ルフィはゾロの肩をぎゅっと握る。
そして首筋を這う濡れた感触にぎゅっと目を瞑った。
最後まではしないとゾロは言ったが、まるで「これから始めます」的なムードは2年以上もご無沙汰だったから。
2年前ゾロに抱かれていた自分はこんな時どうしてたっけ、と必死に思い出そうとするも、頭ん中はすっかり靄がかかったみたいになってすぐにはムリそうだ。
しかしぼそっと呟いたゾロの言葉に、ルフィはまたぱちりと目を開けた。
「布が増えた……」
「ぬ、の??」
「腰紐とか、肩見えねェし袖長ェし。つーかなんだこのひらひらは」
「ひらひらって……そんなひらひらしてねェだろ? だからマーガレットが作ってくれたんだって」
「知るか」
「なんで不機嫌になってんだ!?」
「不機嫌じゃねェ、色々抑えてんだよ」
「わからん……」
「ルフィ」
急に真摯に名を呼ばれ、目と鼻の先で瞳を覗き込まれる。
船でも思ったけど、いつもふたつの眼で射てきた眼光が今はひとつしかない。
縦傷の走る左目はやっぱり閉じたままで、もうルフィを映してはくれないんだと自覚した途端、やっと自分はちょっと淋しかったんだと悟った。
ルフィがへにょり、と眉を下げる。
「またそんな顔する……ったくてめェはなんでそう後からじわじわキちまうんだよ」
「……そんな顔ってなんだ。知らねェもん」
「これまで以上に見ててやるから、今すぐその顔やめろ」
「ゾロ……」
そう言われるとなぜかすとんと気にならなくなるから、おれって単純なのかなー……(今更)。
また、くちづけがいくつも降ってくる。
頬とか鼻先とか顎とか、左頬の傷にも。
それから唇を啄んで食むように合わせると、お互いを吸い尽くすようなキスをたくさんたくさんした。
「ハァ……。ゾロの、ちゅー、うまくなったような気がする……」
「んなわけねェだろ、2年以上もしてねェんだぜ。あぁお前は相変わらず下手っクソだったな、修業の成果出てねェぞ?」
「だっから、おれがどんな修業してたと思ってんだ!? サンジもゾロもさぁ……」
女ばっかの島にいたからって、ナミみたいなのがうじゃうじゃいるようなとこで何ができるってんだ。
そもそも女ヶ島じゃねェし、できてもしねェけど!
「いや女共じゃなくて……あーわかったわかった。船長は頑張った」
なんだそのおざなりな感じ、とルフィは思ったが、また口をふさがれて文句を言えなくなる。
今はこんなに近くにいることを感じる時間であって、過去を振り返る時間じゃない。
お互いそれを知っているのに空白の時はあまりに大きく。
触れて触れて埋め尽くしたい……。
焦れば焦るほどなぜだか空回りしているような気がしてくる。
どうすればいいのか、不器用な二人はまだまだ手さぐり状態なのだ。
ルフィはこんなにキスばっかしてんの珍しくねェ?と、1分とじっとしていられない自分に問いながら溺れるようにゾロの広い背に手を這わせていった。
まるで、気持ちが通じ合ったばかりのころみたいだ──。
ようやく解放されたルフィの唇は濡れて朱く照って。ゾロを厭がおうにも煽ってくれるが、これだけキスしておいて今更むさぼり方を忘れた気がして参ってしまった。
そんなゾロの指先が、つつっとルフィの鎖骨をたどる。
けれど胸の中心に触れようとしたとき、痺れたみたいにピタリと止まった。
赤いバッテンの傷痕をゾロの右目が細く見つめる。
まずはここからなんじゃないか、とゾロは思う。この大きな爪痕を自分が乗り越えなければ、ルフィを抱く資格なんかないんじゃないかと。
なのにやっぱり触れるに触れられず、ルフィの締まったウエストを掌で撫で上げた。
「ん…っ」
わずかな刺激に身をよじる。
「ああ、ルフィ……」
「…?」
「キスで反応しちまったか?」
股間をぎゅっと握ると思った通りルフィのものは硬く勃ち上がっていて、その細身がひときわ大きく跳ねた。
「い、いきなり……!」
「悪りィ」
しかしこの謝罪は触ったことにではない。
ルフィの腰紐をぐいぐい緩め半ジーパンのボタンを外し、チャックを下ろす。
当然ルフィの手がそれを阻止しようとしたがゾロには何の抵抗にもならず、相も変わらずなにも履いてない船長にやっぱりかァと内心笑み、久々に見るルフィのペニスに食い入るような視線を送った。
「み、見てんのか?」
「見てる」
「おれの、なんか変わっちまった……?」
「いや。なんだ、まだキレーな色してんじゃねェか」
「まだって……」
「あんまヤってねェのか?」
レイリーと。
「や、やってねェよ?」
一人えっちとか。つーか、やり方よく知らねェし。
修業を始めた最初のころ、ゾロを想ってたまに自分で慰めていたけれど、一度レイリーにバレてからは何となくやらなくなった。
そんなカッコ悪い過去を負けず嫌いのルフィが言える筈もなく、ゾロの誤解が解けるのはいつになるやら……。
「出させてやる」
「マ、マジで!?」
「そんくらいはいいだろ?」
「い、いいんかな? いいよな??」
つーかして欲しいんだもんな、おれ!?
やはりそこは豪胆で楽観的なルフィのこと、結局「早く早く!」と急かしてゾロにイかせて貰うことにした。


「……っ、…ぁん、あっ!」
ルフィの甘ったるい声がゾロの頭上から聞こえてくる。
脱がせたジーンズを中途半端にズリ下ろしたまま。
どうせなら口でしたくて、ゾロは貪欲にも船長の欲望を咥え舌で唇で歯先で、指でもって丹念に愛撫する。
その度に上がるルフィの〝気持ちよくてたまんねェ〟と代弁する喘ぎ声が更にゾロを駆り立て、もっともっとヨクしてやろうと弱い部分を執拗に攻めてしまう。
ゆっくり味わいたいのに……どうにも、コントロールが難しい。
どんだけコイツの免疫切れてんだ、と自分にげんなりするも、多分それはルフィも同じだと思うのだ。
「あ、ちょ…と、ゆっくり……っ」
船長の訴えにゾロはわざとぢゅうっと吸い上げ、一旦くちを離すと「ムリ」とだけ答えてまた奉仕を開始した。
「え、ゾロっ、待……ああっ」
もっと啼け、と思う。
「イイ声」
鈴口をべろりと舐め上げ、真っ赤なルフィの顔を満足げに見やりニヤと笑って。
スライドする速さを増せばルフィはビクビクと顕著に胸を喘がせた。
「バッカ…ゾロ! …あっ、ゾ……ぁっん! ひぁ…あ……っ」
だけど今後一切、こんな声をほかの男に聞かせるもんかと入り混じる嫉妬心に、またこっそりゾロは嘆息するのだ。
修業で培った忍耐力も自制心もルフィの肢体の前では形無しだ。
それは再会してついつい傍を離れられなかった数時間で悟っていたのに、こうして目の前にしたらゾロの予想など軽く凌駕してくれて。
「……ルフィ」
ゾロの熱い吐息がルフィの敏感になりまくっているピンクの尖端にかかる。
それにすらルフィはぴくんと膝を跳ねさせ、自ら脚を開いた。
ぷるぷる震える柔らかい内股にゾロは吸い付き赤いうっ血を残し、それでどうにか消えかけた理性を保持。
「も、ダメだ、おれ……出してェよゾロ」
ルフィの両手がゾロの少し伸びた緑の髪をやや押しやってくる。
ルフィは19になろうが快感には弱く不慣れらしい。そしていつもいっぱいに熱をため込んでしまうのだ。
だからあっという間に翻弄され痴態を晒してくれるから、ゾロにすれば可愛くてたまらない。
そんなところも変わらねェんだな、と安堵もするのに、2年ぶりのルフィはやっぱりちょっと大人びた色香を放って、また色んな奴を誑かすんだろうなァとどうしようもない気分にさせられる。
優越感と、焦燥と。
どっちとも、これからも自分は付き合っていくのだろう。
ルフィといる限り。ルフィがいる限り。
こりゃあ一層の覚悟が必要だとゾロは自嘲し、だけど望むところだと挑む気持ちで、ルフィを一気に爆ぜさせた。


ルフィの身づくろいを整え、ゾロのナニが落ち着くのを待ち(ご苦労様…)、ふたりでまた迷子になりながらつかず離れず王宮を周遊した。ゾロについて行ったら同じところをぐるぐる廻ってただけだったけども……。
目と目が合ってはにんまりしてしまうのは、二人でいるのが嬉しいからで。それはお互い口にしなくても解っていること。
「ゾロ平気か?」
「……股間見んな。平気じゃねェ、次に二人きりになったら覚えとけよ」
「好きにしていいぞ?」
「そのセリフ忘れんな!」
軽口すらも楽しい。ルフィは腹を抱えてあひゃひゃ笑う。
またこうやって心の底から笑顔になっている弟を、エースはどっかから見てて安心してくれてたらいいよなぁ、と麦わらをつばを両手で引き下げ俯くと、ちょっとだけ目を閉じて強く願った。
「あっ、ゾロゾロ、ここまっすぐ行かねェ?」
ルフィが行く先を誰かに聞くのは珍しい。
しかし、
「いや右だろ右」
「じゃ左だーーっ!!」
やっぱりルフィはルフィだった。
「ケンカ売ってんのかっ」
目くじらを立てるゾロを取り残してさっさと走り出す。
ゾロに気持ちいいことして貰ってご機嫌さんだが、腹は本当の本当に限界なのだ。さっきの扉はどこだ。
「あ、ほら見ろゾロ! あったぞあのでっけー扉!! ……あり? ゾロ??」
振り返ったときにはもうゾロの姿は見当たらなかった。
あー。絶対アイツ、近道だとか言って別の通路に入ったんだ……。
「まーいっか! すぐまた会えるもんなっ!!」
と思ったルフィは大甘だったし、ゾロはゾロでこのあと「ルフィがいねェじゃねェか!!」と逆ギレすることになるのだが、今の二人に解るハズもなく。

「さーてメシメシ~~!!!」
腹ごしらえ腹ごしらえ♪
ルフィは重い扉を軽々片手で開き、まさかの人魚姫遭遇にたまげるとも知らず、真っ暗い部屋の中へと足を踏み入れたのだった。</p>



(おしまい)
コマとコマの間を思いっきりねつ造してすいませんでした;
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