21×19

「ゾロくんに問題です!」
「……おう」

さっき抱いたばかりの船長様が、真っ裸であぐらをかくと、企み顔でにんまり笑った。
ちなみにボンクの2階、男二人にはちょっと手狭なベッドの上。
ゾロは汗ばんだ体をのろのろ起こすと向かい合わせにあぐらをかき(だから狭い)、どんな問題を出されるのだろうと昨日今日のことを思い起こしてみた。
昨日、この島に上陸して、クルー達は泊まり込みで買い出しに出掛け、問題児のおれら(否定はできん)は船番で。
ま、そんなわけで今夜はヤろうって話になったのはラッキーだったわけだが。
ぶっちゃけると久々に燃えた。燃えたぎった。船長も何度もイって最後はぐじぐじ泣いてたと思ったのにちょっと休んだらこの変わり身の早さ。
そのルフィはきらきらした笑顔をゾロに向けて来ると、
「おれが肉をたっっくさん食うのはなんででしょう!?」
ああなんだ、腹がへったのか。
「美味いから、だろう?」
「ブッブーーっ」
「じゃあなんだよ」
「大好きだからでしたぁー!!」
どーーん。
「はっ? そりゃ5歳児レベルの答えだろう」
「なぬぅ!?」
いや5歳児は体に赤い点々なんかつけられないと思うが、ルフィの稚拙さがらしいというか、なんというか。
可愛い、とか思う自分は相当イカれちまってる……。
ゾロはルフィのほっそい腕を掴むとくいっと引きよせ、軽い体を難なく広い胸に抱き込んだ。

「船長に問題だ」
「お!? おうっ!!」
きゅっと抱きついてきたルフィが嬉しそうにしししっと笑う。ワクワクが伝わってくる。
そのすべらかな背をゾロはするすると撫でながら、
「おれがお前を抱きたくなるのはなぜでしょう?」
「そんなん、気持ちいーからに決まってんじゃん」
「ハズレ」
「え~~??」
なんだよゾロは気持ちよくねェのかよー、と唇をとんがらせて拗ねるルフィの顔を、ゾロは覗き込むと……ニヤリ。

「大好きだから、だろう?」
「!!!」

意外にもボンッと真っ赤になった船長がツボで、またどうにかしてやりたい衝動にかられたゾロは、再びシーツの上へとルフィを押し倒していった。



(オチません♪)

2R開始。
イチャイチャゾロル万歳!
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