初めまして。エウレカと申します。この作品は私が初めて文に起こしたものになります。
オタクであるにも関わらず、妄想することが苦手でいい事を思いついても、ぽやっと浮かんでは消えてしまうのです。
ですが、自分に鞭打って今回初めてNARUTOの二次創作を作ることにしました。
駄文になるとは思いますが、お時間がよければ覗いて行ってください。


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「ねえ、ネジ。私達お似合いだと思うの。お互い木ノ葉の立派な忍だし、それに私里で1番とは言わないけど、かなりの美人だと思うの。」

木ノ葉の里に刺すようなオレンジ色の夕陽に、ユウとネジは照らされている。

(まるで私達の始まりを祝福するかのようじゃない…。)

ユウはネジの了承の言葉に溢れんばかりの期待をした。

「ネジ、私達付き合わない？」

ユウは小さすぎず、そして大きすぎない自身の胸をネジに押し付けるように腕を絡ませた。
頭の上の方でひとつにまとめた髪は手入れが行き届いているし、澄んだ瞳、赤く染った頬、潤った唇。ユウは自分の告白が断られる可能性はほぼないだろうと考えた。

(この私と付き合えるなんて、さすがのあのネジも嬉しくて仕方ないでしょう…。)

しかし、次にネジの口から飛び出した言葉達は、ユウの意図していたものとはかけ離れていた。

「すまない、今は任務で忙しいのでな。今恋人を作る気は無いんだ。話はそれだけか？では俺はこれで失礼する。」

そう言いネジはユウの腕を押しのけ、ユウが呼び出した場所から去っていった。
ユウはネジが先程言った言葉の意味を理解するまでに、実に1分はかかった。ユウはそのままその場で立ち崩れ暫く呆然としていた。

「私の告白を断るって言うの…？こんな美人なかなかいないのよ…？」

断られた事実を改めて理解した瞬間、ユウは自身の涙腺が酷く緩んでいることに気がついた。ユウは大粒の涙を両目に浮かべ、ズキズキと刃物で刺されるような痛みに耐えていた。

例えば、なかなか子供に恵まれなくてやっと宿ってくれた赤ちゃんや、資産家の子供なんかは、幼い頃から周りにチヤホヤされることが多い。そしてその子供が大きくなった時、周りの自分に対しての評価と、実際の自分の実力とのギャップに気がついて自信を失ってしまうことがよくある。
ユウもそんなありきたりな理由で甘やかされて育てられた1人だ。しかし、ユウは恵まれた容姿や才能を持って生まれてしまった。それが何を意味するかと言うと、何でも器用にこなせてしまう為、失敗体験が極端に少なかったのだ。

　そのため初めてした告白が見事に振られてしまったことにユウは今まで感じたことのないほど心臓が苦しめられ、痛みに耐えようと無意識に胸を掴んでいる。任務で負う怪我とも違う締め付けられるような痛みに恐怖を覚えた。
しかし、ユウはこの恐怖心はネジから与えられたと分析し、その恐怖すらも自身の持つ力で乗り越えようと、さっきまで泣いていたはずの彼女はすぐに立ち上がりどうやってネジを攻略すべきか思考の中に入っていく。

これは彼女、藍島 ユウが紡ぐ、日向ネジを攻略する物語だ。


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導入といった所でしょうか。行き当たりばったりな物語、自分なりのペースで頑張って行こうと思います。