長編
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あれから少しして立香くんと共にレイシフトした英霊達と合流した
___のはいいんだけど
「お、名前じゃねえか!なんでマスターと一緒なんだ?」
「悪霊退散!南無阿弥陀仏!!」
つい先日死んだと聞かされた男
場地圭介その人が目の前にいるではないか
「立香くんちょっと待ってね、なんか勘違いしてる悪霊いるみたいだから塩持ってくるわ」
「悪霊はねぇだろお前悪霊は、ていうか俺のクッキーどうなったんだ?くれよ」
「てめぇの墓前で貪り食ってやったわ、感謝しな」
何がどうしてこうなった
ていうか聞き間違いじゃなけりゃ"マスター"って言わなかった…?
誰がマスター……?立香くん…?
「あれ?場地くん名前さんと知り合いだったの?偶然だね」
「お前こそどういう関係だ?おい名前説明しやがれ」
「ちょーっと時間くれる?頭痛くなってきた」
とりあえず人気のないところへと思い例の神社へと向かう
今日は集会も無いって言ってたしね
大まかに私が転生者であり以前はカルデアの局員だった事を話せば「へー」とだけ返ってきた
絶対わかってないけどまあいいや
「まあ1番大事な事を言っておくと場地は極力霊体化してなよね」
「なんでだよ」
「死人が彷徨いてたら騒ぎになるでしょ、お母さん卒倒するよ?」
「なんかバレないように素早く動けば大丈夫だろ」
今の俺ならできる気がする
とかなんとか自信満々に言ってのけるバカ
「あんたほんと脳までバーサーカーだよね」
「なんで俺のクラス知ってんだ?」
「まあどのクラスだろうが漏れなく狂化が付いてくるんだろうけど」
そんな私の言葉に「おう、呼んだか?」と鬼武蔵こと森長可
属性だだ被ってんじゃん
立香くん制御できるかこれ
なんて茶番を繰り広げていたところ
聞こえるはずもないエンジン音が微かに聞こえてきた
___
ドッドッド…と低く唸る愛車に跨り風を切る
今日は部活は休みでルナマナの迎えも母が行けるとのことでここ最近行き詰まっていたこともあり気晴らしも兼ねて一人走る
集会もないというのに無意識に武蔵神社の方へと向かっていた
「~~~~!」
「___っ…だから!あんたが居たら騒ぎに…」
聞き覚えのある声が何やら誰かと揉めている声がする
11月に入りただでさえ日が短いうえ、夜と言っていい時間なのに何をしてるんだあいつは…
姿を確認すればやはりよく知る人物で
他に何人かいるみたいだが遠目から見ても見たことないやつらばかりだ
喧嘩してるようだし、ついさっき因縁を付けられたばかりの可能性もある
「おい名前ー、何してんだよこんな時間に」
「…なんだ隆くんか……びっくりした」
「そりゃこっちの台詞だ」
一緒にいたのは見知らぬ男3人
年が近そうな好青年とスーツの奴、と…黄緑の頭の変な格好なやつ
あともう1人2人いた気がしたが見間違えだったみたいだ
悪い予感は外れてたらしく、昔馴染みなのだと嬉しそうに「紹介するよ!」と話す名前
"昔馴染み"とは…少なくとも俺はこんなヤツらに憶えは無いから小学生より前の話……
「この子私の弟分の立香くん!カルデアで最後のマスターやってんの!」
「……あ?なんだって?」
「んでこっちは三ツ谷隆くん、今世での幼馴染で暴走族やってんのに超いい子…あでっ」
俺の声が聞こえてないのかお構い無しに向こうさん、立香?に紹介する名前を軽く叩いて止める
聞き間違いでなければこいつはカルデアと言った
確かそれは前世での話であって、15年前の話だ
見たところこの立香という男は俺たちとそう歳も変わらなそうだし時系列がおかしくないか…?
「褒めたのに何すんの…照れてんの?」
「るせぇそうじゃねえ…ちゃんと、俺にも分かるように、一から説明しろ!」
ごく稀にあらゆる時代、場所で特異点が現れる
それは現実に存在する所だったり新たに出来上がった1種の別空間だったり
大抵は後者が多いらしい
『今回の特異点は通常の物より厄介で、元々別世界だったここと全く別の世界とが交わって出来てしまったようなんです』
「……それってこの世界が終わるレベルのヤバいやつじゃねえの?」
何十、何百年か先の未来で開発されるであろうような技術で映し出される眼鏡の女の子に聞いた
通信機らしいそれに内心興奮していたが、どうやら思ってたよりやばい事に巻き込まれてるらしい
『放っておいたらそりゃね、言ってしまえば今は卵のようなものさ』
ホログラムから眼鏡の子とは別の女の子が現れる
今のところ危険は無いそうだ
「ふーん…まあイマイチよくわかんねえけど、俺にも出来ることがあるなら遠慮なく言ってくれ
話を聞いちまった以上"関係ない"とは言えねえよ」
「じゃあ隆くんは私の後方支援ね、ぶっ倒した敵がドロップした素材を拾ってもらいます」
「…なんか腑に落ちねえが仕方ないか」
………さっき"私の"って言ってたがまさか戦うつもりじゃねえよなこいつ…
そんな視線に気づいたのか名前は得意げに力こぶを作る
「今の私なら冗談抜きで猛獣倒せるからモーマンタイ」
「そこは冗談であってくれよ」
この女の暴走を俺一人で止められるか不安だが、だからといって東卍のやつらを呼んだところで止める対象が増えて悪化するだけだな
___のはいいんだけど
「お、名前じゃねえか!なんでマスターと一緒なんだ?」
「悪霊退散!南無阿弥陀仏!!」
つい先日死んだと聞かされた男
場地圭介その人が目の前にいるではないか
「立香くんちょっと待ってね、なんか勘違いしてる悪霊いるみたいだから塩持ってくるわ」
「悪霊はねぇだろお前悪霊は、ていうか俺のクッキーどうなったんだ?くれよ」
「てめぇの墓前で貪り食ってやったわ、感謝しな」
何がどうしてこうなった
ていうか聞き間違いじゃなけりゃ"マスター"って言わなかった…?
誰がマスター……?立香くん…?
「あれ?場地くん名前さんと知り合いだったの?偶然だね」
「お前こそどういう関係だ?おい名前説明しやがれ」
「ちょーっと時間くれる?頭痛くなってきた」
とりあえず人気のないところへと思い例の神社へと向かう
今日は集会も無いって言ってたしね
大まかに私が転生者であり以前はカルデアの局員だった事を話せば「へー」とだけ返ってきた
絶対わかってないけどまあいいや
「まあ1番大事な事を言っておくと場地は極力霊体化してなよね」
「なんでだよ」
「死人が彷徨いてたら騒ぎになるでしょ、お母さん卒倒するよ?」
「なんかバレないように素早く動けば大丈夫だろ」
今の俺ならできる気がする
とかなんとか自信満々に言ってのけるバカ
「あんたほんと脳までバーサーカーだよね」
「なんで俺のクラス知ってんだ?」
「まあどのクラスだろうが漏れなく狂化が付いてくるんだろうけど」
そんな私の言葉に「おう、呼んだか?」と鬼武蔵こと森長可
属性だだ被ってんじゃん
立香くん制御できるかこれ
なんて茶番を繰り広げていたところ
聞こえるはずもないエンジン音が微かに聞こえてきた
___
ドッドッド…と低く唸る愛車に跨り風を切る
今日は部活は休みでルナマナの迎えも母が行けるとのことでここ最近行き詰まっていたこともあり気晴らしも兼ねて一人走る
集会もないというのに無意識に武蔵神社の方へと向かっていた
「~~~~!」
「___っ…だから!あんたが居たら騒ぎに…」
聞き覚えのある声が何やら誰かと揉めている声がする
11月に入りただでさえ日が短いうえ、夜と言っていい時間なのに何をしてるんだあいつは…
姿を確認すればやはりよく知る人物で
他に何人かいるみたいだが遠目から見ても見たことないやつらばかりだ
喧嘩してるようだし、ついさっき因縁を付けられたばかりの可能性もある
「おい名前ー、何してんだよこんな時間に」
「…なんだ隆くんか……びっくりした」
「そりゃこっちの台詞だ」
一緒にいたのは見知らぬ男3人
年が近そうな好青年とスーツの奴、と…黄緑の頭の変な格好なやつ
あともう1人2人いた気がしたが見間違えだったみたいだ
悪い予感は外れてたらしく、昔馴染みなのだと嬉しそうに「紹介するよ!」と話す名前
"昔馴染み"とは…少なくとも俺はこんなヤツらに憶えは無いから小学生より前の話……
「この子私の弟分の立香くん!カルデアで最後のマスターやってんの!」
「……あ?なんだって?」
「んでこっちは三ツ谷隆くん、今世での幼馴染で暴走族やってんのに超いい子…あでっ」
俺の声が聞こえてないのかお構い無しに向こうさん、立香?に紹介する名前を軽く叩いて止める
聞き間違いでなければこいつはカルデアと言った
確かそれは前世での話であって、15年前の話だ
見たところこの立香という男は俺たちとそう歳も変わらなそうだし時系列がおかしくないか…?
「褒めたのに何すんの…照れてんの?」
「るせぇそうじゃねえ…ちゃんと、俺にも分かるように、一から説明しろ!」
ごく稀にあらゆる時代、場所で特異点が現れる
それは現実に存在する所だったり新たに出来上がった1種の別空間だったり
大抵は後者が多いらしい
『今回の特異点は通常の物より厄介で、元々別世界だったここと全く別の世界とが交わって出来てしまったようなんです』
「……それってこの世界が終わるレベルのヤバいやつじゃねえの?」
何十、何百年か先の未来で開発されるであろうような技術で映し出される眼鏡の女の子に聞いた
通信機らしいそれに内心興奮していたが、どうやら思ってたよりやばい事に巻き込まれてるらしい
『放っておいたらそりゃね、言ってしまえば今は卵のようなものさ』
ホログラムから眼鏡の子とは別の女の子が現れる
今のところ危険は無いそうだ
「ふーん…まあイマイチよくわかんねえけど、俺にも出来ることがあるなら遠慮なく言ってくれ
話を聞いちまった以上"関係ない"とは言えねえよ」
「じゃあ隆くんは私の後方支援ね、ぶっ倒した敵がドロップした素材を拾ってもらいます」
「…なんか腑に落ちねえが仕方ないか」
………さっき"私の"って言ってたがまさか戦うつもりじゃねえよなこいつ…
そんな視線に気づいたのか名前は得意げに力こぶを作る
「今の私なら冗談抜きで猛獣倒せるからモーマンタイ」
「そこは冗談であってくれよ」
この女の暴走を俺一人で止められるか不安だが、だからといって東卍のやつらを呼んだところで止める対象が増えて悪化するだけだな