長編
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2017年 10月20日
一時は成功したかに思えたリベンジは失敗し
新たな原因を探すためドラケンくんの元へ訪れた
留置所に連れて来られた時は疑問しか浮かばなかったけど…
まさかドラケンくんが死刑囚だなんて…
「…なっ、いやまさか…!」
「?どうかしたかナオト」
留置所から出て直ぐ
何かを見つけたのか顔を青くするナオトを見て視線の先を追うと人影があった
女の人…?
こっちに気付いたのかニコニコと薄ら笑いを浮かべこっちに向かってくるその人
反対に後ずさろうとするナオト
「おうコラナオト、音沙汰無いからとうとうくたばったのかと…この後お暇?」
「はあぁぁ……暇なわけないでしょ、ていうか貴方こんな所で彷徨いてていいんですか?」
ため息デカ…
にしてもこの人どっかで……?
「あぁすみませんタケミチくん、この人は苗字名前さん…不本意ながらも一応僕の格闘技の先生…?ですかね……」
「よろしくー、タケミチ……?ん?」
一通り問答した後気づいたナオトが紹介する
名前を聞いて8・3抗争での出来事がフラッシュバックする
「あぁーー!!名前さん!?え?なんでナオトと!?」
「知り合いですか?」
「……!タケミっち!だっけ?久しぶりだね、イメチェンした?」
____
あれからナオト宅に向かうと強引に名前さんも着いてきた
次いつ(ナオトが)連絡するかわからないから、らしい
ナオトに格闘を教えていると言っていたからてっきりどこかで道場とか開いてるのかと思いきや
なんと高校の社会科教師らしい
主に歴史を担当してるとのことだが…
なんでそこと繋がる……?
いやそれより2人はいつ知り合ったんだ?
「端的に言うと、私も東卍追ってんのよ」
「え」
一時は共に笑いあった友が手を汚すのを許せないのだと言う
「あの子らにはあの子らの人生があると思って関わらないようにとも思ったんだけど…
私の信念が許さない、から容赦なく叩く事にした」
まっすぐ前を見据える瞳には強い意志が籠っていて
時折ギラギラと獲物を捉える捕食者のようにも見えた
「だのにこの仕事人間ときたら少しも連絡寄越さないわへっぴり腰だわで…あーあまったく……」
「慎重に行かないと逃げられるかもしれないんです、危なっかしくて見てられませんよ…あと僕は別にへっぴり腰じゃないです」
「ガンガンいこうぜの何が悪い」
……結構脳筋っぽいなこの人
確かキヨマサ達が来た時も一人で突っ込もうとしてたな…やむを得ずだろうけど……
それはそれとして連絡くれないのは俺も不安に思ってるぞ、ナオト
「これ、私の連絡先!なんかあったらいつでも連絡してよ、職業柄難しいけどできるだけすっ飛んでくからさ」
名前さんはこの後予定があるらしく
メールアドレスと携帯番号を殴り書きした紙を押し付け去っていった
「…嵐のような人だったな」
「あんなんでも実力は本物ですからね…腹が立ちますけど」
「でもかっこいいっすね!正義の味方って感じで」