えみごシリーズ
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今日の講義は昼前に終わり、ネットで見つけた簡単レシピを試すのにも丁度いいと思い真っ直ぐ帰ろうと思った
「あ!名前ちゃんも今帰り?」
よく講義が被ることから話すようになった女の子に呼び止められた
自分の名前が余り好きじゃないのか、「ちーちゃんて呼んで」としか教えてくれないから私もそう呼んでる
「お昼一緒に食べに行こうよ!名前ちゃんてばいつもすぐ帰っちゃうから今日こそは付き合ってもらおうと思って」
「わかったわかった、そう引っ張んなくたって逃げないよ」
今日はちーちゃんだけのようだし
まあたまにはいいかということで外食することにした
「で、どこ行くの?」
「んー?ふふふ…最近噂になってるカフェあるでしょ?あのイケメン店員さんがいるとこ!」
「あー、あそこ…」
"イケメン店員さん"とは十中八九ランサーのことだろう
ちょくちょく女の子達がキャーキャー言ってるのを耳にする
そんなランサーを見るのはなんとなく嫌で彼のバイト先には極力行かないようにしていたけど…
「お願い!食事代私が奢るから!行こ!」
必死に懇願され断念した
「あっ!ほら見てあの人!」
「見えてる見えてる」
小声ではしゃぐちーちゃんにバシバシ肩を叩かれながらメニューに目を通す
結局例のカフェに来たのだが、運悪く今日は彼のシフトが入っていたらしい
得意じゃないからあまり使わない念話を通して他人のフリをしろと予め伝えたからいいものの…
「あ"ー…」
「え、どうしたの?」
好きな物無かった…?とか的はずれな心配をされ「なんでもない」とだけ返して机に突っ伏した
制服姿初めて見た……かっこいい…
そりゃ女子がキャーキャー言うはずだよ
「何するか決めた?」
「う"ん"」
おにーさーん!と嬉しそうに手を上げる彼女
メモ帳片手に「ご注文は?」と隣に立つランサー
「私はナポリタンで!」
「…オムライス」
以前セイバーがここのオムライスは美味でしたって言ってた気がする
頼んだご飯も運ばれ、予想以上に美味しいご飯も食べ
雑談しながら追加で頼んだカフェオレを飲んでる時だった
「ねぇおにーさんって彼女いるのぉ?」
如何にも肉食系ギャルの2人組がナンパをしているではないか
誰の許しを得て私のランサーに…!いや、この言い方には語弊があるけど…!
業務妨害してるのわかって言ってるのかあのケバケバの雌豚共が…!
「わ、あーいう人にはなりたくないねぇ…イケメンは離れて見るのがマナーでしょうが」
「いや、知らないよ…何そのマナー?」
ちーちゃんはその辺はしっかりしてるらしく
見て楽しむからいいのだと豪語する
ギャルとの会話は席が近いから嫌でも耳に入ってくる
さっきからバイト終わり暇かとかこのあとデートしないかとか盛り上がって…
「名前ちゃん顔怖いよ」
「キニシナイデ」
やっぱ来るんじゃなかったな
自分でも引くほど嫉妬してんのが嫌でもわかる、英霊相手にあらぬ感情抱いて…だから私は半人前以下なのだ…
「ははっ、嬉しい誘いありがとよ」
聞こえないフリして残ったカフェオレを一気に飲み干した
「____だが、悪いな」
先に帰ると言おうと思ったが続くランサーの言葉に声が出なかった
「俺のために頑張って飯作ってくれる奴がいるんでね、他当たってくれや」
一瞬こちらを見て微笑んだかと思えばランサーは他の客に呼ばれて立ち去った
「…今の顔みた?よっぽど好きなんだね、すごい幸せそう…彼女と奥さんどっちかな?」
「し、知らない!用事出来たから帰るね!」
バン!と1000円をテーブルに叩きつけ小走りで店を出た
急に?てかお金!とか声が聞こえた気がしたけど早く出たい一心だった
__________
「なんだなんだ?今日は随分と豪勢じゃねえか」
「黙って食べる!」
「あ!名前ちゃんも今帰り?」
よく講義が被ることから話すようになった女の子に呼び止められた
自分の名前が余り好きじゃないのか、「ちーちゃんて呼んで」としか教えてくれないから私もそう呼んでる
「お昼一緒に食べに行こうよ!名前ちゃんてばいつもすぐ帰っちゃうから今日こそは付き合ってもらおうと思って」
「わかったわかった、そう引っ張んなくたって逃げないよ」
今日はちーちゃんだけのようだし
まあたまにはいいかということで外食することにした
「で、どこ行くの?」
「んー?ふふふ…最近噂になってるカフェあるでしょ?あのイケメン店員さんがいるとこ!」
「あー、あそこ…」
"イケメン店員さん"とは十中八九ランサーのことだろう
ちょくちょく女の子達がキャーキャー言ってるのを耳にする
そんなランサーを見るのはなんとなく嫌で彼のバイト先には極力行かないようにしていたけど…
「お願い!食事代私が奢るから!行こ!」
必死に懇願され断念した
「あっ!ほら見てあの人!」
「見えてる見えてる」
小声ではしゃぐちーちゃんにバシバシ肩を叩かれながらメニューに目を通す
結局例のカフェに来たのだが、運悪く今日は彼のシフトが入っていたらしい
得意じゃないからあまり使わない念話を通して他人のフリをしろと予め伝えたからいいものの…
「あ"ー…」
「え、どうしたの?」
好きな物無かった…?とか的はずれな心配をされ「なんでもない」とだけ返して机に突っ伏した
制服姿初めて見た……かっこいい…
そりゃ女子がキャーキャー言うはずだよ
「何するか決めた?」
「う"ん"」
おにーさーん!と嬉しそうに手を上げる彼女
メモ帳片手に「ご注文は?」と隣に立つランサー
「私はナポリタンで!」
「…オムライス」
以前セイバーがここのオムライスは美味でしたって言ってた気がする
頼んだご飯も運ばれ、予想以上に美味しいご飯も食べ
雑談しながら追加で頼んだカフェオレを飲んでる時だった
「ねぇおにーさんって彼女いるのぉ?」
如何にも肉食系ギャルの2人組がナンパをしているではないか
誰の許しを得て私のランサーに…!いや、この言い方には語弊があるけど…!
業務妨害してるのわかって言ってるのかあのケバケバの雌豚共が…!
「わ、あーいう人にはなりたくないねぇ…イケメンは離れて見るのがマナーでしょうが」
「いや、知らないよ…何そのマナー?」
ちーちゃんはその辺はしっかりしてるらしく
見て楽しむからいいのだと豪語する
ギャルとの会話は席が近いから嫌でも耳に入ってくる
さっきからバイト終わり暇かとかこのあとデートしないかとか盛り上がって…
「名前ちゃん顔怖いよ」
「キニシナイデ」
やっぱ来るんじゃなかったな
自分でも引くほど嫉妬してんのが嫌でもわかる、英霊相手にあらぬ感情抱いて…だから私は半人前以下なのだ…
「ははっ、嬉しい誘いありがとよ」
聞こえないフリして残ったカフェオレを一気に飲み干した
「____だが、悪いな」
先に帰ると言おうと思ったが続くランサーの言葉に声が出なかった
「俺のために頑張って飯作ってくれる奴がいるんでね、他当たってくれや」
一瞬こちらを見て微笑んだかと思えばランサーは他の客に呼ばれて立ち去った
「…今の顔みた?よっぽど好きなんだね、すごい幸せそう…彼女と奥さんどっちかな?」
「し、知らない!用事出来たから帰るね!」
バン!と1000円をテーブルに叩きつけ小走りで店を出た
急に?てかお金!とか声が聞こえた気がしたけど早く出たい一心だった
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「なんだなんだ?今日は随分と豪勢じゃねえか」
「黙って食べる!」