えみごシリーズ
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「はー…ただい、え?」
「ん?」
提出期限ギリギリのレポートをなんとか出し終え、フラフラと家に帰るとよく知った顔の幼い姿がそこにあった
あれ、疲れすぎて幻覚見えてんのかな
なんか幼いランサーが見える
「誰だ姉ちゃん?あとここどこだ?」
「っー!?」
__________
バンッ!
「助けてください言峰さーん!」
魔術のことやら聖杯戦争やらでいろいろとお世話になっている言峰綺礼に助けを求め冬木教会へ
ドタバタと騒々しいぞ、と奥の部屋から出てきた彼は私の腕に抱かれるランサーの姿を見て一瞬目を見開いたかと思えばすぐさまいつもの顔に戻った
鼻で笑うのも忘れずに
「随分と愉快な姿になったものだな、ランサー?」
「む、なんだこいつ、気持ち悪ぃな」
ぎゅっと私の服を掴む力が強まり思わずキュンとくる
って、違う!
「帰ったら小さくなってたんだけど、絶対言峰さんとこの王様のせいでしょ!!」
「だそうだ、ギルガメッシュ」
いつの間に居たのだろうか
一番前の長椅子にドカりと腰掛ける金髪の男、英雄王ギルガメッシュがこちらへ振り返る
「ふっ、貴様のような半人前ですらない小娘がよくわかったな、褒美でもくれてやろうか?」
「やーっぱりあんたの仕業か!そんなん要らないから元に戻す薬くださいよ!」
多分だろうけどランサーは若返り薬を飲んだか飲まされたかしてこうなったんだ
「まあそう騒ぐな小娘、心配せずともいずれ戻る」
「…いずれってどれくらいですか」
恐る恐る聞けばつかつかとこっちに来てじっとランサーの顔を覗き込んだ
「な、なんだよ」
「…二日か、早ければ明日には戻るだろうよ」
「二日ぁ!?」
せいぜい楽しめ、そう言って元凶の男は消えていった
用件は終わったか?と言峰さんに教会を追い出された
「他に言うことがあっただろうに」
「フン、このままの方が楽しめよう?言わなかったのはお互い様だ」
__________
小さなランサーを抱えとりあえず家に帰った
目を離した隙にどっか行かれては困る
「う、あ…そうだ!君のことなんて呼べばいい?セタンタくんとか?」
ランサーというのはクラス名だし、今の彼はそんな風に呼ばれてもわからないだろう
「それは幼名だ!オレにはクー・フーリンって立派な名前があんだぜ」
「へっ!?そっか…じ、じゃあく、クー…くんって呼ぶね!」
てことはこんな小さな体でも猛犬を絞め殺した後というわけか…
末恐ろしい…
それよりもランサーに記憶が無くて本当によかった
クーくんなんて初めて呼んだぞ私…
って、問題はこれだけじゃない
以前より成長したとはいえこんな小さな子に私のお粗末な料理を振る舞う訳にはいかない…
というのは建前で「この飯まじいな」なんて言われたら立ち直れない
となると手はひとつしかない
「てことでお願いします、衛宮先生」
「お、おう…大変だなあんたも」
今日は桜ちゃんとライダーもいるらしく、一緒に夕飯を食べることになった
「桜ちゃん、どうぞご教示願います」
「はい、一緒にがんばりましょう」
今日はハンバーグを練習する
二人の先生に囲まれ丁寧に教わりながらやっと焼く所まできた
「とりあえずひとつ焼いてみましょうか、失敗も成功の元です。ここから私たちは一切口出ししません」
「えっ!そんな…!」
「こっちは6つ焼くからタイミング見計らっても無駄だぞ」
「ひ、ひぇぇえ…」
蓋をしてから途中何度も焦げてないか確認したし
なんならちゃんと焼けるように押し潰したりしちゃって「あ…」って声が聞こえた
まあ腹に入れば材料は同じだから。
「ん?」
提出期限ギリギリのレポートをなんとか出し終え、フラフラと家に帰るとよく知った顔の幼い姿がそこにあった
あれ、疲れすぎて幻覚見えてんのかな
なんか幼いランサーが見える
「誰だ姉ちゃん?あとここどこだ?」
「っー!?」
__________
バンッ!
「助けてください言峰さーん!」
魔術のことやら聖杯戦争やらでいろいろとお世話になっている言峰綺礼に助けを求め冬木教会へ
ドタバタと騒々しいぞ、と奥の部屋から出てきた彼は私の腕に抱かれるランサーの姿を見て一瞬目を見開いたかと思えばすぐさまいつもの顔に戻った
鼻で笑うのも忘れずに
「随分と愉快な姿になったものだな、ランサー?」
「む、なんだこいつ、気持ち悪ぃな」
ぎゅっと私の服を掴む力が強まり思わずキュンとくる
って、違う!
「帰ったら小さくなってたんだけど、絶対言峰さんとこの王様のせいでしょ!!」
「だそうだ、ギルガメッシュ」
いつの間に居たのだろうか
一番前の長椅子にドカりと腰掛ける金髪の男、英雄王ギルガメッシュがこちらへ振り返る
「ふっ、貴様のような半人前ですらない小娘がよくわかったな、褒美でもくれてやろうか?」
「やーっぱりあんたの仕業か!そんなん要らないから元に戻す薬くださいよ!」
多分だろうけどランサーは若返り薬を飲んだか飲まされたかしてこうなったんだ
「まあそう騒ぐな小娘、心配せずともいずれ戻る」
「…いずれってどれくらいですか」
恐る恐る聞けばつかつかとこっちに来てじっとランサーの顔を覗き込んだ
「な、なんだよ」
「…二日か、早ければ明日には戻るだろうよ」
「二日ぁ!?」
せいぜい楽しめ、そう言って元凶の男は消えていった
用件は終わったか?と言峰さんに教会を追い出された
「他に言うことがあっただろうに」
「フン、このままの方が楽しめよう?言わなかったのはお互い様だ」
__________
小さなランサーを抱えとりあえず家に帰った
目を離した隙にどっか行かれては困る
「う、あ…そうだ!君のことなんて呼べばいい?セタンタくんとか?」
ランサーというのはクラス名だし、今の彼はそんな風に呼ばれてもわからないだろう
「それは幼名だ!オレにはクー・フーリンって立派な名前があんだぜ」
「へっ!?そっか…じ、じゃあく、クー…くんって呼ぶね!」
てことはこんな小さな体でも猛犬を絞め殺した後というわけか…
末恐ろしい…
それよりもランサーに記憶が無くて本当によかった
クーくんなんて初めて呼んだぞ私…
って、問題はこれだけじゃない
以前より成長したとはいえこんな小さな子に私のお粗末な料理を振る舞う訳にはいかない…
というのは建前で「この飯まじいな」なんて言われたら立ち直れない
となると手はひとつしかない
「てことでお願いします、衛宮先生」
「お、おう…大変だなあんたも」
今日は桜ちゃんとライダーもいるらしく、一緒に夕飯を食べることになった
「桜ちゃん、どうぞご教示願います」
「はい、一緒にがんばりましょう」
今日はハンバーグを練習する
二人の先生に囲まれ丁寧に教わりながらやっと焼く所まできた
「とりあえずひとつ焼いてみましょうか、失敗も成功の元です。ここから私たちは一切口出ししません」
「えっ!そんな…!」
「こっちは6つ焼くからタイミング見計らっても無駄だぞ」
「ひ、ひぇぇえ…」
蓋をしてから途中何度も焦げてないか確認したし
なんならちゃんと焼けるように押し潰したりしちゃって「あ…」って声が聞こえた
まあ腹に入れば材料は同じだから。