とある社畜の冒険譚
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ここに来てひと月は過ぎた
もう生活にも慣れてきて、最近は一人で施設内を散歩するのが日課だ
大体みんなのんびりしてるけど時々慌ただしくなる時期があるそうで
つい先日までそうだった
「イベント?」
「そうそう!今度のあたしちゃんはバーサーカーだぜ」
周りが大物ばかりで挙動不審になってた頃
コミュ力EX、パリピの化身、キラキラした女子高生が気軽に話しかけてくれたおかげで少しは話せるようになった
その恩人とも言えるパリピのJKがまさかの清少納言と知ったのは普通に話せるようになってからだ
今日はいつもと服装が違う
私の知ってるなぎこさんはアーチャーだったはず
「ん〜、なんか目が覚めたらこうなってた」
「え"、それ大丈夫…なの?いろいろ…」
「大丈夫大丈夫!それに〜かおるっちとお揃っちだしね〜!!」
かおるっち、というのは紫式部さんだ
セーラー服姿でアーチャーのなぎこさんとイェイイェイ言ってたな
「でもいいですね、水着…海はどうでした?イベント…ってやっぱり楽しかったです!?」
「もう大冒険!恐竜がいてね!キャンプして、謎解いて、宇宙人とも戦ったな〜」
「??なんて?恐竜?宇宙人?」
所々理解できないのはなぎこさんがバーサーカーだからか、はたまた私の頭がまだ染まってないからか…
ていうか全部海関係無いような…
まあ楽しそうだからいいか
「そうだ!ちゃん名前も一緒にどうよ!?ずっとカルデアに引きこもってちゃ退屈だし!」
「へ?いや私は別に…」
「うんうん、ダイジョブダイジョブ!あたしちゃんに任せろい!いっちょ夏の思い出作りに行こうぜ!」
「えぇ〜、いいの…かな……」
行くぜオラー!と私の手を取りズンズン行ってしまうなぎこさん
流石バーサーカー、普段より私の話聞いてくれない…
「おー丁度いい所に!リカっちも一緒に行こうぜ!」
「え、ちょっ何事?」
道中たまたますれ違ったマンドリカルドさんも道連れに見覚えのない部屋に連れていかれた
「すいませんマンドリカルドさん、今から起こること私のせいです何が起こるか分からないんですけどどうしたらいいですか」
「……(確かこの人アレだよな、召喚陣から出てきたけど普通の人っていうめちゃくちゃ不憫な…でもあんま喋った事ねーからなんて言えばいいか…正直テンパってて何言ってるかわかんねーし……とりあえず落ち着いてもらおう…)
だ、大丈夫っすよ、なんとかなると思うんで…多分……」
「だよね、例え目の前に砂浜が広がっていようとも…………砂浜?」
さっきまで無機質な床だったはずなのにいつの間にか絵に書いたような白い砂浜の上に立っていた
顔を上げると少し先に青い海も見える
「わぁ、海だ……これ幻覚です?」
「あー…俺も見えてるんで現実だと……信じたくねーすけど…」
そうか…これは現実か
ふわりと香る潮の匂いと波の音で止まりかけの思考回路が動き出した
海なんて何年ぶりだろう
「どうよ、ちゃん名前!モノホンの海!!久々のお外だぜ!」
「うん、なんか、凄いね…!」
「海に来といて何もせず帰るなんて言わねえよな…?この辺はエネミーいないから思う存分遊ぶぞお前らー!」
「いや俺は近場で周囲の警戒でも…もしもの事があっちゃやば」
「問答無用!!」
「うぉわっぷ」
なぎこさんがマンドリカルドさんを海に放り込んでからはカオスだった
そりゃもう…ひたすら遊んださ、年甲斐もなく
水は冷たくて気持ちいいし、マンドリカルドさんには悪いけど
「はー、遊んだ遊んだそろそろ帰るか!」
「あははっ、びっしょびしょですけどどうしましょう…?」
「それなら霊体化して」
「霊体化?」
帰宅後
勝手にレイシフトしてびしょ濡れで帰ってきたこともありダヴィンチちゃん及びママ軍団+アスクレピオス先生にこっぴどく怒られた
「何事もなく帰ってこれたから良かったものの…」
「ごめんなさい…」
「……楽しかったかい?」
「すごく楽しかったです!」
「そうか…ならばよろしい!!」
もう生活にも慣れてきて、最近は一人で施設内を散歩するのが日課だ
大体みんなのんびりしてるけど時々慌ただしくなる時期があるそうで
つい先日までそうだった
「イベント?」
「そうそう!今度のあたしちゃんはバーサーカーだぜ」
周りが大物ばかりで挙動不審になってた頃
コミュ力EX、パリピの化身、キラキラした女子高生が気軽に話しかけてくれたおかげで少しは話せるようになった
その恩人とも言えるパリピのJKがまさかの清少納言と知ったのは普通に話せるようになってからだ
今日はいつもと服装が違う
私の知ってるなぎこさんはアーチャーだったはず
「ん〜、なんか目が覚めたらこうなってた」
「え"、それ大丈夫…なの?いろいろ…」
「大丈夫大丈夫!それに〜かおるっちとお揃っちだしね〜!!」
かおるっち、というのは紫式部さんだ
セーラー服姿でアーチャーのなぎこさんとイェイイェイ言ってたな
「でもいいですね、水着…海はどうでした?イベント…ってやっぱり楽しかったです!?」
「もう大冒険!恐竜がいてね!キャンプして、謎解いて、宇宙人とも戦ったな〜」
「??なんて?恐竜?宇宙人?」
所々理解できないのはなぎこさんがバーサーカーだからか、はたまた私の頭がまだ染まってないからか…
ていうか全部海関係無いような…
まあ楽しそうだからいいか
「そうだ!ちゃん名前も一緒にどうよ!?ずっとカルデアに引きこもってちゃ退屈だし!」
「へ?いや私は別に…」
「うんうん、ダイジョブダイジョブ!あたしちゃんに任せろい!いっちょ夏の思い出作りに行こうぜ!」
「えぇ〜、いいの…かな……」
行くぜオラー!と私の手を取りズンズン行ってしまうなぎこさん
流石バーサーカー、普段より私の話聞いてくれない…
「おー丁度いい所に!リカっちも一緒に行こうぜ!」
「え、ちょっ何事?」
道中たまたますれ違ったマンドリカルドさんも道連れに見覚えのない部屋に連れていかれた
「すいませんマンドリカルドさん、今から起こること私のせいです何が起こるか分からないんですけどどうしたらいいですか」
「……(確かこの人アレだよな、召喚陣から出てきたけど普通の人っていうめちゃくちゃ不憫な…でもあんま喋った事ねーからなんて言えばいいか…正直テンパってて何言ってるかわかんねーし……とりあえず落ち着いてもらおう…)
だ、大丈夫っすよ、なんとかなると思うんで…多分……」
「だよね、例え目の前に砂浜が広がっていようとも…………砂浜?」
さっきまで無機質な床だったはずなのにいつの間にか絵に書いたような白い砂浜の上に立っていた
顔を上げると少し先に青い海も見える
「わぁ、海だ……これ幻覚です?」
「あー…俺も見えてるんで現実だと……信じたくねーすけど…」
そうか…これは現実か
ふわりと香る潮の匂いと波の音で止まりかけの思考回路が動き出した
海なんて何年ぶりだろう
「どうよ、ちゃん名前!モノホンの海!!久々のお外だぜ!」
「うん、なんか、凄いね…!」
「海に来といて何もせず帰るなんて言わねえよな…?この辺はエネミーいないから思う存分遊ぶぞお前らー!」
「いや俺は近場で周囲の警戒でも…もしもの事があっちゃやば」
「問答無用!!」
「うぉわっぷ」
なぎこさんがマンドリカルドさんを海に放り込んでからはカオスだった
そりゃもう…ひたすら遊んださ、年甲斐もなく
水は冷たくて気持ちいいし、マンドリカルドさんには悪いけど
「はー、遊んだ遊んだそろそろ帰るか!」
「あははっ、びっしょびしょですけどどうしましょう…?」
「それなら霊体化して」
「霊体化?」
帰宅後
勝手にレイシフトしてびしょ濡れで帰ってきたこともありダヴィンチちゃん及びママ軍団+アスクレピオス先生にこっぴどく怒られた
「何事もなく帰ってこれたから良かったものの…」
「ごめんなさい…」
「……楽しかったかい?」
「すごく楽しかったです!」
「そうか…ならばよろしい!!」