えみごシリーズ
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「キャー!夏の新色出てるじゃん!」
「あとちょっとしかないし!買っちゃお!」
女子高生がキャッキャウフフと騒ぎ立てているのは某コスメ会社が出している新作ネイルだ
今日はボディソープの詰め替えを買いに来たがレジに行く前に少しだけ気になり立ち寄った
「お、この青いい感じ…」
パッキリとした青色は今の時期ピッタリの色だと言えよう
値段も手頃で一つくらい買って帰ろ、という軽い気持ちで手に取った
_____
「確かこの辺に…あ、あった!」
サンダル履く季節、なんとなく足元を色とりどりにしたくて気分が乗れば買っていた数少ないネイルポリッシュ
せっかくだし差し色でどれか使おうかな
青…青……青といえば思い浮かぶのはやはりうちの槍兵だ
頭も青ければ身につけている装甲も青い
なのに宝具の槍は赤と来た
…青と赤って真反対ってイメージだけど案外合うのかな……
「ふー…ふー……うん、アリかも」
「何してんだー?」
比較的はみ出る事無く塗り終えた爪先を見つめ満足に鼻を鳴らすと聞こえてきた自分以外の声
「ぎゃっ!ランサー!?いつの間に!」
「さっきから変な臭いがすると思ったらそれか」
いつ帰ってきたのか、後ろから顔を覗かせ怪訝そうに今しがたキャップを閉めたネイルポリッシュを眺めるランサー
「その色…」
「あぁ、初めてやる組み合わせだったんだけど…ランサーって青いのに槍はめっちゃ目立つ赤でしょ?塗ってみたら案外合うなーって思っ…て……」
「つまり俺の色ってことか」
言いながら自分のした事がどれだけ恥ずかしい事なのか理解する
「う、あぁ…あ……」
「お前さんほんと可愛い事するよなぁ…っておいバカすぐ落とすやつがあるか!」
「うぉぉおお!離せ!!いっそ殺して!!」
光の速さ(当社比)で除光液に手を伸ばすも悲しきかな直ぐに奪い去られてしまいどうすることも出来ない
「まあまあせっかく上手いこと塗れてんだからいいじゃねえか、あんま暴れるとよれるぞ」
「くっ、確かに自分史上最高の出来だけども…!」
ほんと悔しいくらいに今までで一番上手く塗れた
変にムラになることも無く綺麗な仕上がりの爪
今落としたら次塗っても動揺と羞恥でいつも以上に下手な気がする
「おニューのネイルだし、暑くてあんま外出ないし、いいや!」
それに足の爪はどうせすぐ伸びる!
なんだかんだ言いつつ結構気に入ってるし
「にしても、爪なんか塗って何が楽しいのかわかんなかったが……こういうのもなかなか」
「そうよ、これはあれよ、凛ちゃんとこも赤赤で揃えてんだから。向こうが赤主従ならうちは青主従よ」
セイバーも青いとか言っちゃダメだぞ
青さで言えばうちのランサーが一番だろ
「そりゃいい!なんなら俺がいる間はずっとそうしてほしいもんだ」
「はっ!?…っずかしいやつめ!!」
「お前さんにゃ負ける」
「あとちょっとしかないし!買っちゃお!」
女子高生がキャッキャウフフと騒ぎ立てているのは某コスメ会社が出している新作ネイルだ
今日はボディソープの詰め替えを買いに来たがレジに行く前に少しだけ気になり立ち寄った
「お、この青いい感じ…」
パッキリとした青色は今の時期ピッタリの色だと言えよう
値段も手頃で一つくらい買って帰ろ、という軽い気持ちで手に取った
_____
「確かこの辺に…あ、あった!」
サンダル履く季節、なんとなく足元を色とりどりにしたくて気分が乗れば買っていた数少ないネイルポリッシュ
せっかくだし差し色でどれか使おうかな
青…青……青といえば思い浮かぶのはやはりうちの槍兵だ
頭も青ければ身につけている装甲も青い
なのに宝具の槍は赤と来た
…青と赤って真反対ってイメージだけど案外合うのかな……
「ふー…ふー……うん、アリかも」
「何してんだー?」
比較的はみ出る事無く塗り終えた爪先を見つめ満足に鼻を鳴らすと聞こえてきた自分以外の声
「ぎゃっ!ランサー!?いつの間に!」
「さっきから変な臭いがすると思ったらそれか」
いつ帰ってきたのか、後ろから顔を覗かせ怪訝そうに今しがたキャップを閉めたネイルポリッシュを眺めるランサー
「その色…」
「あぁ、初めてやる組み合わせだったんだけど…ランサーって青いのに槍はめっちゃ目立つ赤でしょ?塗ってみたら案外合うなーって思っ…て……」
「つまり俺の色ってことか」
言いながら自分のした事がどれだけ恥ずかしい事なのか理解する
「う、あぁ…あ……」
「お前さんほんと可愛い事するよなぁ…っておいバカすぐ落とすやつがあるか!」
「うぉぉおお!離せ!!いっそ殺して!!」
光の速さ(当社比)で除光液に手を伸ばすも悲しきかな直ぐに奪い去られてしまいどうすることも出来ない
「まあまあせっかく上手いこと塗れてんだからいいじゃねえか、あんま暴れるとよれるぞ」
「くっ、確かに自分史上最高の出来だけども…!」
ほんと悔しいくらいに今までで一番上手く塗れた
変にムラになることも無く綺麗な仕上がりの爪
今落としたら次塗っても動揺と羞恥でいつも以上に下手な気がする
「おニューのネイルだし、暑くてあんま外出ないし、いいや!」
それに足の爪はどうせすぐ伸びる!
なんだかんだ言いつつ結構気に入ってるし
「にしても、爪なんか塗って何が楽しいのかわかんなかったが……こういうのもなかなか」
「そうよ、これはあれよ、凛ちゃんとこも赤赤で揃えてんだから。向こうが赤主従ならうちは青主従よ」
セイバーも青いとか言っちゃダメだぞ
青さで言えばうちのランサーが一番だろ
「そりゃいい!なんなら俺がいる間はずっとそうしてほしいもんだ」
「はっ!?…っずかしいやつめ!!」
「お前さんにゃ負ける」