えみごシリーズ
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なぜ私がこうして士郎くんに料理を教わっているのか
事の発端は一つの鮭料理だった
講義が終わりいつものように近くのコンビニに立ち寄る
その日気分でお弁当かインスタントかを選ぶのだが
今日は何となくラオウの気分だったので醤油を手に取り、ランサーの晩酌ようにチータラやら枝豆やらも追加で買った
ランサーがバイトから帰ってくるまで課題をやったり魔術の練習したりで時間を潰し、2人でご飯を食べるというのは恒例になっていた
「ただいまー、嬢ちゃーん」
帰ってきたはずなのに一向に部屋に入ろうとせず私を呼ぶ声に不思議に思って部屋から顔を除けばランサーの手には大きな袋が
恐らく中は酒だろうけど、いつもより量が多い
「どうしたの?まだストックあったはずだけど…」
「今日インスタントか?」
質問を質問で返すなんてどういう了見だ
それになんだその問は
あれよあれよという間に外に連れ出され(さっき買った肴も一緒に)薄暗い空の下仕方なくランサーに着いていく
「ねえランサー、どこに行くかだけは教えてよ……まさか言峰さんとこに酒盛りでもしに行くの?」
「っはー?んなわけねーだろ!坊主んとこだよ坊主んとこ」
絶対無いと思ってたけど念の為聞いてみたら食い気味に否定された
坊主…とはセイバー陣営の衛宮士郎の事だろう
なんだって急にそんな話になったんだ?
聞けばバイト先の魚屋に買い出しに来たのだと
鮭のホイル焼き(?)を作るというので美味そうだったから自分達の分もお邪魔しようぜ。とのこと
「あんまインスタントやらばっか食ってんの見てると使い魔の俺は心配にもなんなのよ」
「……とか言って自分が食べたいだけだったりして…」
「ははは!まあそりゃちょっとはな!」
ぽんぽんと頭を撫でられたものだからつい可愛げのない事を言ってしまう
こういう時素直にありがとうでも言えたらいいのにと自分でも思う
相変わらずデカい和風の屋敷に辿り着けばセイバーが出迎えてくれた
「魔力を感じ来てみれば…」
名前まで、何をしに来たのです…?
呆れたように頭を抱えるセイバーには申し訳ないと思ってる
坊主に聞いてねえか?と事の顛末を話しながらズカズカと入って行くランサー
「うちのランサーが急にごめんね、セイバー…」
「いえ、お気になさらず…さぁ貴方もこちらへ」
前来た時は離れたところから見てただけだったけど、こうして中に入るのは初めてだった
「……これは藤ねえ行きだな」
「なんだ、飲まねえのか坊主」
「当たり前だろ?未成年だぞ!」
確か私の2つ下だったかな?
チューハイやら飲んでるヤンチャな年頃だけど
どうやら彼はその辺きちんとしてるらしい
「名前だって飲んでるぞ?」
「…あんたもギリ未成年だろ……」
「んー?あと半年もすれば20歳だからいいんですー」
(※未成年飲酒は法律できんしされています。)
なんて屁理屈を言ってテレビの前に座るランサーの元に駆け寄る
「んじゃ飯まで勝手にやってるぜ〜」
「私も料理はからっきしだから、ここで大人しく待ってまーす。」
セイバーも交え3人で話していれば士郎くんの担任教師兼お姉さんでもある藤村大河もやってきててんやわんやである
丁度ご飯も出来たらしくみんなで席に着く
本当はここにライダー陣営の2人も居るはずらしいのだが今日はいないらしい
「今晩は鮭のホイル焼きです、どーぞ」
アルミホイルを開けばほのかにコンソメっぽい香りが漂ってきて食欲が唆られる
「いただきまーす!」
「…っうま……!」
常日頃から体に悪い(と言っても過言じゃない)食事をしている私にとって暖かい手料理の時点で至高の極みだ
「いやこれ、うめぇなおい!」
隣で食べてるランサーも心做しかいつもよりテンションが高い気がする
うまいうまいと食べ進めて行くとプラスでわさびマヨソースも付いてるときた
人の手料理とはこんなにも美味しいものなのか
事の発端は一つの鮭料理だった
講義が終わりいつものように近くのコンビニに立ち寄る
その日気分でお弁当かインスタントかを選ぶのだが
今日は何となくラオウの気分だったので醤油を手に取り、ランサーの晩酌ようにチータラやら枝豆やらも追加で買った
ランサーがバイトから帰ってくるまで課題をやったり魔術の練習したりで時間を潰し、2人でご飯を食べるというのは恒例になっていた
「ただいまー、嬢ちゃーん」
帰ってきたはずなのに一向に部屋に入ろうとせず私を呼ぶ声に不思議に思って部屋から顔を除けばランサーの手には大きな袋が
恐らく中は酒だろうけど、いつもより量が多い
「どうしたの?まだストックあったはずだけど…」
「今日インスタントか?」
質問を質問で返すなんてどういう了見だ
それになんだその問は
あれよあれよという間に外に連れ出され(さっき買った肴も一緒に)薄暗い空の下仕方なくランサーに着いていく
「ねえランサー、どこに行くかだけは教えてよ……まさか言峰さんとこに酒盛りでもしに行くの?」
「っはー?んなわけねーだろ!坊主んとこだよ坊主んとこ」
絶対無いと思ってたけど念の為聞いてみたら食い気味に否定された
坊主…とはセイバー陣営の衛宮士郎の事だろう
なんだって急にそんな話になったんだ?
聞けばバイト先の魚屋に買い出しに来たのだと
鮭のホイル焼き(?)を作るというので美味そうだったから自分達の分もお邪魔しようぜ。とのこと
「あんまインスタントやらばっか食ってんの見てると使い魔の俺は心配にもなんなのよ」
「……とか言って自分が食べたいだけだったりして…」
「ははは!まあそりゃちょっとはな!」
ぽんぽんと頭を撫でられたものだからつい可愛げのない事を言ってしまう
こういう時素直にありがとうでも言えたらいいのにと自分でも思う
相変わらずデカい和風の屋敷に辿り着けばセイバーが出迎えてくれた
「魔力を感じ来てみれば…」
名前まで、何をしに来たのです…?
呆れたように頭を抱えるセイバーには申し訳ないと思ってる
坊主に聞いてねえか?と事の顛末を話しながらズカズカと入って行くランサー
「うちのランサーが急にごめんね、セイバー…」
「いえ、お気になさらず…さぁ貴方もこちらへ」
前来た時は離れたところから見てただけだったけど、こうして中に入るのは初めてだった
「……これは藤ねえ行きだな」
「なんだ、飲まねえのか坊主」
「当たり前だろ?未成年だぞ!」
確か私の2つ下だったかな?
チューハイやら飲んでるヤンチャな年頃だけど
どうやら彼はその辺きちんとしてるらしい
「名前だって飲んでるぞ?」
「…あんたもギリ未成年だろ……」
「んー?あと半年もすれば20歳だからいいんですー」
(※未成年飲酒は法律できんしされています。)
なんて屁理屈を言ってテレビの前に座るランサーの元に駆け寄る
「んじゃ飯まで勝手にやってるぜ〜」
「私も料理はからっきしだから、ここで大人しく待ってまーす。」
セイバーも交え3人で話していれば士郎くんの担任教師兼お姉さんでもある藤村大河もやってきててんやわんやである
丁度ご飯も出来たらしくみんなで席に着く
本当はここにライダー陣営の2人も居るはずらしいのだが今日はいないらしい
「今晩は鮭のホイル焼きです、どーぞ」
アルミホイルを開けばほのかにコンソメっぽい香りが漂ってきて食欲が唆られる
「いただきまーす!」
「…っうま……!」
常日頃から体に悪い(と言っても過言じゃない)食事をしている私にとって暖かい手料理の時点で至高の極みだ
「いやこれ、うめぇなおい!」
隣で食べてるランサーも心做しかいつもよりテンションが高い気がする
うまいうまいと食べ進めて行くとプラスでわさびマヨソースも付いてるときた
人の手料理とはこんなにも美味しいものなのか