短編
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プシッガガガ ガタン!
「…あ?マスター?確か今日は1日周回のはず___」
「…ニキ…ュアル……た…」
「なんだって?」
「キャスニキの!舞台のビジュアル!やばかった!!」
「お、おう…とりあえず落ち着けよ」
自動で開く部屋のドアを力ずくでこじ開けて入ってきたのは一人の少女
人理を修復し、世界を救った最後のマスターこと苗字名前
最近QPやら素材やらが不足がちになり毎日周回に駆り出されている(俺もそのうちの一人だが)
今日俺は非番なんでこうしてマスターの部屋で帰りを待ってたわけだが、予定より随分早くに帰ってきやがった
「なぁにしてんのかねうちのマスターは、まさかそんなことを言うためだけに戻ってきたとは言わないよな?」
「は?当然でしょ!"やばかった"の一言だけで終わると思ってるのか!まだまだ語り足りんわ!!!」
「そういうことじゃねえんだがよ…」
うちのマスターは随分変わっていて
やる時はやるしっかりしたやつなんだが、少々性格に難がある
「ほら見て!ねえ!」
「見る、見るからもうちょい離してくれ、見えねえ」
見て欲しいのか欲しくないのなどっちだよ
当たってんだよ、額に
しかしまあ今回のはだいぶやばいな、目が据わってやがる
「ほんとさ〜…本人すぎでは?髪の毛からつま先まで完璧すぎて無理なんだけど、あとなんだよこの肉の厚みはよ、筋力Eの雄っぱいじゃないよ…えっちすぎ……てか鎖骨、首…う、うぅぇ…無理……」
頭を抱えて嗚咽を漏らす姿は毎度のことなのであまり触れないでおく
ここで何かしようもんなら軽く5時間は止まらないだろう
マシュの嬢ちゃん、早く回収に来てくれ、頼むから
「ひぃん…うっ…行ぎだい"…見に行きたいよぉ…うぇっえぇ……」
「おいおい泣くほどかよ…」
「だっで、地方民だからっ…金はどうにでもできるけどっ……今東京行げない"し、でも会いに行きたい"よぉぉぉ!東京に住んどきゃよがっだぁぁあ!」
「あーあー、わかったわーかったから、鼻水付けんなって」
どんどん言動が支離滅裂になっていく
最終的に喚き散らしながら胸に飛び込んできた
嬉しいがそのぐずぐずの顔をどうにかしろってんだ
「はぁ…ったく、大体よマスター、本物の俺がここに居るんだからそれで良いだろ?何が不満だよ」
そりゃ似てはいるんだろうけどよ…
俺は俺でもあくまでそれは役であり俺ではない
素直に喜べるかって話だよ
「…キャスニキ……妬いてる…?」
「あーそうだよ悪いか!だからさっさとその汚ぇ面拭けって!」
驚いて固まったマスターの顔をティッシュでゴシゴシ拭いてやる
あー…これでまためんどくせえ事になるのはわかっているが、気持ち的にこっちのがまだマシだ
「うぐぐ…そ、うだよね!んもぉ〜キャスターってばほんと、そういうとこだぞ!好き!!抱いて!」
「周回終わったらな」
「失礼します!あの、先輩は…?っ先輩!」
タイミング良く入ってきたマシュの嬢ちゃんだった
休憩時間を過ぎても戻ってこないから探し回ったらしい
「あれほどスマホは見るなと言われていたのに…さあ皆さんが待ってます、行きますよ先輩」
「うわー!やめろぉー!今からキャスニキと魔力供給という名の性行為をするんだぁあ!」
「すまねえな嬢ちゃん、そっち持ってくれ」
「はい!行きます…せーのっ!」
力技で無理やり引き離し、そのままズルズルと引きづられていった
扉が閉まっても外からマスターの断末魔が聞こえてきて少しだけ笑う
「自分を出してくれんのはいい事だが、ありゃ少々出しすぎだな」
おそらくマスターの暴走は今日だけでは済まないだろう
今のうちに対策のひとつでも考えとくかね
「…あ?マスター?確か今日は1日周回のはず___」
「…ニキ…ュアル……た…」
「なんだって?」
「キャスニキの!舞台のビジュアル!やばかった!!」
「お、おう…とりあえず落ち着けよ」
自動で開く部屋のドアを力ずくでこじ開けて入ってきたのは一人の少女
人理を修復し、世界を救った最後のマスターこと苗字名前
最近QPやら素材やらが不足がちになり毎日周回に駆り出されている(俺もそのうちの一人だが)
今日俺は非番なんでこうしてマスターの部屋で帰りを待ってたわけだが、予定より随分早くに帰ってきやがった
「なぁにしてんのかねうちのマスターは、まさかそんなことを言うためだけに戻ってきたとは言わないよな?」
「は?当然でしょ!"やばかった"の一言だけで終わると思ってるのか!まだまだ語り足りんわ!!!」
「そういうことじゃねえんだがよ…」
うちのマスターは随分変わっていて
やる時はやるしっかりしたやつなんだが、少々性格に難がある
「ほら見て!ねえ!」
「見る、見るからもうちょい離してくれ、見えねえ」
見て欲しいのか欲しくないのなどっちだよ
当たってんだよ、額に
しかしまあ今回のはだいぶやばいな、目が据わってやがる
「ほんとさ〜…本人すぎでは?髪の毛からつま先まで完璧すぎて無理なんだけど、あとなんだよこの肉の厚みはよ、筋力Eの雄っぱいじゃないよ…えっちすぎ……てか鎖骨、首…う、うぅぇ…無理……」
頭を抱えて嗚咽を漏らす姿は毎度のことなのであまり触れないでおく
ここで何かしようもんなら軽く5時間は止まらないだろう
マシュの嬢ちゃん、早く回収に来てくれ、頼むから
「ひぃん…うっ…行ぎだい"…見に行きたいよぉ…うぇっえぇ……」
「おいおい泣くほどかよ…」
「だっで、地方民だからっ…金はどうにでもできるけどっ……今東京行げない"し、でも会いに行きたい"よぉぉぉ!東京に住んどきゃよがっだぁぁあ!」
「あーあー、わかったわーかったから、鼻水付けんなって」
どんどん言動が支離滅裂になっていく
最終的に喚き散らしながら胸に飛び込んできた
嬉しいがそのぐずぐずの顔をどうにかしろってんだ
「はぁ…ったく、大体よマスター、本物の俺がここに居るんだからそれで良いだろ?何が不満だよ」
そりゃ似てはいるんだろうけどよ…
俺は俺でもあくまでそれは役であり俺ではない
素直に喜べるかって話だよ
「…キャスニキ……妬いてる…?」
「あーそうだよ悪いか!だからさっさとその汚ぇ面拭けって!」
驚いて固まったマスターの顔をティッシュでゴシゴシ拭いてやる
あー…これでまためんどくせえ事になるのはわかっているが、気持ち的にこっちのがまだマシだ
「うぐぐ…そ、うだよね!んもぉ〜キャスターってばほんと、そういうとこだぞ!好き!!抱いて!」
「周回終わったらな」
「失礼します!あの、先輩は…?っ先輩!」
タイミング良く入ってきたマシュの嬢ちゃんだった
休憩時間を過ぎても戻ってこないから探し回ったらしい
「あれほどスマホは見るなと言われていたのに…さあ皆さんが待ってます、行きますよ先輩」
「うわー!やめろぉー!今からキャスニキと魔力供給という名の性行為をするんだぁあ!」
「すまねえな嬢ちゃん、そっち持ってくれ」
「はい!行きます…せーのっ!」
力技で無理やり引き離し、そのままズルズルと引きづられていった
扉が閉まっても外からマスターの断末魔が聞こえてきて少しだけ笑う
「自分を出してくれんのはいい事だが、ありゃ少々出しすぎだな」
おそらくマスターの暴走は今日だけでは済まないだろう
今のうちに対策のひとつでも考えとくかね