えみごシリーズ
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「あら、貴方もいたのねお嬢さん」
「ヒェッ…キャスター、さん…」
今日は士郎くんに料理を教わる日だ
最近はだいぶ成長したから本格的(?)な家庭料理を作れるようになってきた
こうして時々キャスターも一緒に教わってるんだけど
「_____で、ランサーとはその後どうなの?」
「どうも何もその前すらありませんけども!?!?」
「落ちつけ苗字…手元が狂っても知らんぞ?」
キャスターはよく惚気けながら私の方にも話を振ってくるのだ
正直キャスターの話は羨ましい
マスターの葛木さんとは微笑ましい新婚夫婦のような関係なのだ
だから、ぽろっと「いいな」なんて言ってしまった自分が悪いのだけど
「貴方本当に…そろそろ素直になったらどうなの?」
哀れむような目で見られても困るんだが
生まれてこの方彼氏なんて出来たこともなければ告白すらされた事ない私だぞ
男の人とキャッキャウフフしてる私なんて想像したことないし
そういうのとは無縁だし
「どう反応すればいいのか、わかんないし……」
「…大分重症ね、まあ貴方は結構わかりやすいし大丈夫かしら」
「何それ…ねぇ士郎くん、私そんなにわかりやすい?」
「…さ、さぁ?どうだろうな〜」
タイミング良く炊飯器が鳴り「あ、ほら飯が炊けたぞ!」と士郎くんは逃げて行った
さて、今日キャスターが居たのは柳洞寺で栗が沢山採れたからなのだが
士郎くんの言う通りに作った栗ご飯がこれまた美味しくてびっくりだ
まだあるから、とお裾分けしてもらったから忘れないいうちに今日作ってみようと思う
きっとランサーは栗とか食べたことないだろうし
「いいか苗字、栗はピーラー使っちゃダメだぞ」
「う、わ、わかってるよそんなの!」
「鬼皮だけじゃなくて薄皮もだからな」
「…いっ言われなくても包丁でやります!」
使っちゃダメか…
包丁でやるとどうしても実もいっぱい削いじゃってガタガタになるから苦手なんだよな〜
__________
「ということで今日は栗ご飯です」
「クリ?この黄色い塊がそれか?」
どうやら栗を食べるのは初めてらしい
一つ口に放り込んで「うめぇな!」と一言
「キャスターが持ってきてくれてね、折角教わったんだから試してみよう、かと……」
「?どうした?」
『そろそろ素直に__』
一度思い出してしまえばもんもんと頭の中を支配し出す言葉
素直、素直にね…
「…お、美味しかったから、ランサーとも食べ、よう…かな……と…」
何を言ってるんだ私は
まずランサーとも食べるってなに!?
食べなきゃ損すると思ったからとかで良かったんじゃないの…!?
段々小さくなる声とそれに比例して顔が熱くなっていく
誤魔化すようにご飯をかき込んだ
「…そうかい、そりゃありがてぇ!お前さんのその気持ち含めてな」
「ん"っ!……っちょ、危ないでしょ!急に頭撫でないでよ!」
ギッと睨みつければニマニマと緩みきった顔で更に頭をわしゃわしゃされる
「悪かったって!撫でて欲しそうな頭だったんでついな」
「どういう頭よ、それ…」
なんだかんだ言ってこうして撫でられるのはそんなに嫌いじゃない
でも流石に食べてる時急に来るのはびっくりする
まあ何にせよ栗ご飯は気にってくれたのだ
他にも栗きんとんやら作ってみたいけど…
ランサー、甘いのとかも食べるかな…?
「ヒェッ…キャスター、さん…」
今日は士郎くんに料理を教わる日だ
最近はだいぶ成長したから本格的(?)な家庭料理を作れるようになってきた
こうして時々キャスターも一緒に教わってるんだけど
「_____で、ランサーとはその後どうなの?」
「どうも何もその前すらありませんけども!?!?」
「落ちつけ苗字…手元が狂っても知らんぞ?」
キャスターはよく惚気けながら私の方にも話を振ってくるのだ
正直キャスターの話は羨ましい
マスターの葛木さんとは微笑ましい新婚夫婦のような関係なのだ
だから、ぽろっと「いいな」なんて言ってしまった自分が悪いのだけど
「貴方本当に…そろそろ素直になったらどうなの?」
哀れむような目で見られても困るんだが
生まれてこの方彼氏なんて出来たこともなければ告白すらされた事ない私だぞ
男の人とキャッキャウフフしてる私なんて想像したことないし
そういうのとは無縁だし
「どう反応すればいいのか、わかんないし……」
「…大分重症ね、まあ貴方は結構わかりやすいし大丈夫かしら」
「何それ…ねぇ士郎くん、私そんなにわかりやすい?」
「…さ、さぁ?どうだろうな〜」
タイミング良く炊飯器が鳴り「あ、ほら飯が炊けたぞ!」と士郎くんは逃げて行った
さて、今日キャスターが居たのは柳洞寺で栗が沢山採れたからなのだが
士郎くんの言う通りに作った栗ご飯がこれまた美味しくてびっくりだ
まだあるから、とお裾分けしてもらったから忘れないいうちに今日作ってみようと思う
きっとランサーは栗とか食べたことないだろうし
「いいか苗字、栗はピーラー使っちゃダメだぞ」
「う、わ、わかってるよそんなの!」
「鬼皮だけじゃなくて薄皮もだからな」
「…いっ言われなくても包丁でやります!」
使っちゃダメか…
包丁でやるとどうしても実もいっぱい削いじゃってガタガタになるから苦手なんだよな〜
__________
「ということで今日は栗ご飯です」
「クリ?この黄色い塊がそれか?」
どうやら栗を食べるのは初めてらしい
一つ口に放り込んで「うめぇな!」と一言
「キャスターが持ってきてくれてね、折角教わったんだから試してみよう、かと……」
「?どうした?」
『そろそろ素直に__』
一度思い出してしまえばもんもんと頭の中を支配し出す言葉
素直、素直にね…
「…お、美味しかったから、ランサーとも食べ、よう…かな……と…」
何を言ってるんだ私は
まずランサーとも食べるってなに!?
食べなきゃ損すると思ったからとかで良かったんじゃないの…!?
段々小さくなる声とそれに比例して顔が熱くなっていく
誤魔化すようにご飯をかき込んだ
「…そうかい、そりゃありがてぇ!お前さんのその気持ち含めてな」
「ん"っ!……っちょ、危ないでしょ!急に頭撫でないでよ!」
ギッと睨みつければニマニマと緩みきった顔で更に頭をわしゃわしゃされる
「悪かったって!撫でて欲しそうな頭だったんでついな」
「どういう頭よ、それ…」
なんだかんだ言ってこうして撫でられるのはそんなに嫌いじゃない
でも流石に食べてる時急に来るのはびっくりする
まあ何にせよ栗ご飯は気にってくれたのだ
他にも栗きんとんやら作ってみたいけど…
ランサー、甘いのとかも食べるかな…?