長編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「だーかーらー!何も知らねーって!」
杉元と一緒に軍人共に連れ去られ
手荷物検査をされ今に至る
普段からナイフやら拳銃やら隠し持っていたのが仇になったらしい
それをこの鶴見とかいうずるむけデコ助が何か引っかかるだとか抜かして解放されずにいる
「…俺は昔からあの辺の用心棒してるんだよ、杉元さんとは蕎麦屋で偶然居合わせただけだ」
「ほう、用心棒?なら入れ墨の男の事も知ってるな?大怪我させられた娼婦が居るらしいじゃないか」
「残念ながら妙な入れ墨としか聞いてないよ、顔とか背丈とかの特徴聞いて取り立てに行こうと思ってたらこれだもんな」
せっかく杉元と接触できたのにとんだ災難だ
…けど、入れ墨について聞いてくるってことは金塊の話に信用が持てる
軍人さんも執着してるってことはきっと相当な額だ
「鶴見中尉殿!どうやらその男の言っていることは本当のようであります」
部下の一人にあのおばさんに話を聞きに行かせたのか、昔からいるというのも納得してくれるだろう
ふむ…と考え込む素振りをしてすぐに人の良さそうな笑みを向ける鶴見
「すまないね、こちらの勘違いだったようだ…時間を取ってしまい申し訳ない」
「いえね、こっちも物騒なモン持ち歩いてたんで疑われるのもしょうがないさ」
これ以上なにも情報はないと判断したのか終わる時は随分とあっさりだった
押収された荷物を片付けている際に「あ、そうそう」と思い出したかのようにこちらに来た
「妙な入れ墨を持つ者について、何か分かったことがあったら是非我々に教えてもらいたい」
そいつらは厄介な危険人物でね、と気味の悪い笑みを浮かべ続ける
「分かりました、と言ってもあまり期待しない方がいいでしょうけど」
負けじと不自然なくらいの笑みを貼り付けその場をあとにした
---------
「やっ、おじさん」
「おっ名前じゃねーか、無事会えたのか?」
お陰様で、と短く返して本題へと入る
今夜にでも杉元を助け出さねばせっかく見つけた手がかりが全てぱあになってしまう
入れ墨の話を聞いてからもっと割のいい金儲けが無いかこの場を離れたいということを話していた
元々無理を言っていた身だった為好きにするといいと許しは得ている
今日から本格的に旅を始めたい、しばらくここに戻れないかもしれないということを伝えた
「そうか、もう行っちまうか」
「今まで世話になったよ、おばさんや姐さん達にも伝えといてくれ。あの人達のことだから泣きつかれるのが目に見えてる」
「はっはっ!そう言ってやるなよ、俺もお前もここの連中の子供みたいなもんだろ?」
がしがしと乱暴に頭を撫でられ、頑張ってこいよ!と最後に背中を叩かれた
杉元と一緒に軍人共に連れ去られ
手荷物検査をされ今に至る
普段からナイフやら拳銃やら隠し持っていたのが仇になったらしい
それをこの鶴見とかいうずるむけデコ助が何か引っかかるだとか抜かして解放されずにいる
「…俺は昔からあの辺の用心棒してるんだよ、杉元さんとは蕎麦屋で偶然居合わせただけだ」
「ほう、用心棒?なら入れ墨の男の事も知ってるな?大怪我させられた娼婦が居るらしいじゃないか」
「残念ながら妙な入れ墨としか聞いてないよ、顔とか背丈とかの特徴聞いて取り立てに行こうと思ってたらこれだもんな」
せっかく杉元と接触できたのにとんだ災難だ
…けど、入れ墨について聞いてくるってことは金塊の話に信用が持てる
軍人さんも執着してるってことはきっと相当な額だ
「鶴見中尉殿!どうやらその男の言っていることは本当のようであります」
部下の一人にあのおばさんに話を聞きに行かせたのか、昔からいるというのも納得してくれるだろう
ふむ…と考え込む素振りをしてすぐに人の良さそうな笑みを向ける鶴見
「すまないね、こちらの勘違いだったようだ…時間を取ってしまい申し訳ない」
「いえね、こっちも物騒なモン持ち歩いてたんで疑われるのもしょうがないさ」
これ以上なにも情報はないと判断したのか終わる時は随分とあっさりだった
押収された荷物を片付けている際に「あ、そうそう」と思い出したかのようにこちらに来た
「妙な入れ墨を持つ者について、何か分かったことがあったら是非我々に教えてもらいたい」
そいつらは厄介な危険人物でね、と気味の悪い笑みを浮かべ続ける
「分かりました、と言ってもあまり期待しない方がいいでしょうけど」
負けじと不自然なくらいの笑みを貼り付けその場をあとにした
---------
「やっ、おじさん」
「おっ名前じゃねーか、無事会えたのか?」
お陰様で、と短く返して本題へと入る
今夜にでも杉元を助け出さねばせっかく見つけた手がかりが全てぱあになってしまう
入れ墨の話を聞いてからもっと割のいい金儲けが無いかこの場を離れたいということを話していた
元々無理を言っていた身だった為好きにするといいと許しは得ている
今日から本格的に旅を始めたい、しばらくここに戻れないかもしれないということを伝えた
「そうか、もう行っちまうか」
「今まで世話になったよ、おばさんや姐さん達にも伝えといてくれ。あの人達のことだから泣きつかれるのが目に見えてる」
「はっはっ!そう言ってやるなよ、俺もお前もここの連中の子供みたいなもんだろ?」
がしがしと乱暴に頭を撫でられ、頑張ってこいよ!と最後に背中を叩かれた