長編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
これからは見た目に囚われずなんでも食べようと心に決めたその日の夜
私たち4人はあのニシン場から数十キロ離れた番屋に来ていた
なんと親切に寝床を提供してくれたのだ
白石さんは酒が手に入ったと喜んでおり、その隣でアシリパちゃんはコクリコクリと船を漕いでいる
「アシリパちゃん、眠いなら膝貸したげるよ?」
こっち来なよ、と自身の太ももあたりを指すが「んん…」と小さく唸るだけだった
しょうがないなぁ…
まだ寝まいとする彼女を微笑ましく思いながらその体を横に向けようと手を伸ばしたところで一人の老人が話しかけてきた
「あんたらヤン衆にみえないねえ、旅行かい?」
「ええまあ…あなたも?」
白い頭巾を頭に巻いたヨボヨボしたお爺さんだ
めんこい子じゃなぁ〜なんて言いながらアシリパちゃんを抱っこする
大丈夫かな…蹴ったりしないといいんだけど……
「綺麗な瞳の色だ」
お爺さんはアシリパちゃんの顔を、瞳をじっくり眺めて「ロシア人の血が混ざっておるのかな」と感心したように言った
「ヒッ!」
「ん?どうかした?」
突然何かに怯えたかのような反応をする白石さん
挙動不審になりながらもなんでもないとお爺さんを見つめていた
皆の視線を集めたお爺さんはそんなこと気にもとめず話を進める
「この子の名前は?」
私たち4人はあのニシン場から数十キロ離れた番屋に来ていた
なんと親切に寝床を提供してくれたのだ
白石さんは酒が手に入ったと喜んでおり、その隣でアシリパちゃんはコクリコクリと船を漕いでいる
「アシリパちゃん、眠いなら膝貸したげるよ?」
こっち来なよ、と自身の太ももあたりを指すが「んん…」と小さく唸るだけだった
しょうがないなぁ…
まだ寝まいとする彼女を微笑ましく思いながらその体を横に向けようと手を伸ばしたところで一人の老人が話しかけてきた
「あんたらヤン衆にみえないねえ、旅行かい?」
「ええまあ…あなたも?」
白い頭巾を頭に巻いたヨボヨボしたお爺さんだ
めんこい子じゃなぁ〜なんて言いながらアシリパちゃんを抱っこする
大丈夫かな…蹴ったりしないといいんだけど……
「綺麗な瞳の色だ」
お爺さんはアシリパちゃんの顔を、瞳をじっくり眺めて「ロシア人の血が混ざっておるのかな」と感心したように言った
「ヒッ!」
「ん?どうかした?」
突然何かに怯えたかのような反応をする白石さん
挙動不審になりながらもなんでもないとお爺さんを見つめていた
皆の視線を集めたお爺さんはそんなこと気にもとめず話を進める
「この子の名前は?」